2010年06月30日

間取りってさぁ

ここのところ住宅のプランニングに必死でございます。
なにせ仕事にありつくのは昨今「至難の業」。

相手の見えない「WEBコンペ」なんかと違って
相手が目の前にいて「聞き取り」も出来て「直にプレゼン出来る」って機会は
滅多に巡って来ないからです。 大変なチャンスです。

さて困った事に敷地が変なかっこう。
変っていうか、まぁ変なんですけど「接道要件」が変なんです。
敷地は広いのに車が清々停められない。
しかも沢山停めたいって言ってきかない。
1台諦めるだけで全てうまくいったり、コストも200万円くらい浮きそう。

でも注文者ってのは簡単には認めてくれないんですよね。
常です。
早い話が「スパン(間隔)が広すぎて木造では無理っ!!」って話です。
皆さんの中にも「車を沢山駐車したい」とか「だだっ広いLDKが欲しい」とかって
夢を持っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

安上がりに広い(決して大きいではないです)家(建築物)を作るのは
結論から言えば限りなく無理に近い「難しい」です。
まぁもっとも「広い」って言葉も抽象的ですが。
木造、在来工法ならば梁の長さが2間半を超えるのは容易ではありません。
基本的には無理です。
それ以上梁を飛ばす(って言います)なら大断面集成材を使うしかないでしょう。
それに見合った柱も用意しなければなりません。

また柱だけで立たせるには梁と柱を「剛接合」(ちょっと専門的ですググて下さい)にしなければ
なりませんので「門型フレーム」(ラーメンの考えですね)にしなければなりません。
これ、物凄く高いです。

で、結局RC造か鉄骨造って選択になりますね。
どっちも「ラーメン構造」です。 別に批判でもなんでもないのですが、
このブログってHメーカーの方も多く御覧頂いているので、
なんとも言いづらいのですが。 歯切れが悪くなるなぁ。
私は将来の間仕切りの変更が容易に出来ないことから
「軽量鉄骨によるラーメン構造」をあまりお勧めしません。
プレハブによるラーメン構造はリフォームが難しいのです。
まぁ基本的には無理です。

でも重量鉄骨による建築はRC造ではないにしろ高コストである事は事実です。
材料費もかかりますし。 建て方が大変ですよね。
でっかくて重たいんですから。 基礎にもお金がかかります。
地面も丈夫でないと支えきれません。

う~ん困ったなぁ。

正直静岡市内の駐車場代金は6000円/月から10000円/月ってとこではないでしょうか?
10000×12=120000
12万円×10年=120万円 仮に30年だったら360万円。
恐らく木造の在来工法と重量鉄骨造でコストを単純比較すると
いわゆる「坪単価」の差は15万円くらいはあるように思いますが...

35坪の家だったら35×15万円=525万円 10万円しか違わなくても
350万円も違います。 大きくなれば、そう違わないかもしれませんが。
小さな家になると単価に大きく跳ね返ってきます。

歩いて5分もかからないようなところに駐車場があるなら
積極的に利用したほうが「お金も残せる」「借金も減る」「固定資産税も減る」と。
しかも車を置くために「広い土地を購入しようとしている」方なら
先ほどの350万円+浮いた土地費(小さくて済みますからね)で
どんだけ老後が楽になるか! 新築後、どんだけ生活が楽になるか!

是非ご検討いただきたい事ですね。
まぁ私的には設計料がガッポリ入る「デカクテ高い家」が希望ですがね。

色々気軽にご相談下さい。

atelier@urbangeardesign.com

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Posted by アーバンギア at 18:37Comments(0)建築

2010年06月29日

建築コスト

う~ん頑張っております。 連日の建築記事。
つまらない人にはつまらない。 まぁもっとも他人の日常生活の
報告だって「だから?!」な記事である事には変わりありませんが。

さて今日は建築のコストについて軽く触れて見たいと思います。
あくまで軽くです。
あんまり細かい事を言っても仕方ないし。

さてと一般的には「見積書」なんてものを見て
「高いのかなぁ~、安いのかなぁ~」と判断に悩むってのが
「素人の悩み」なんでしょうね。
実は我々建築関係の人間でも、この建築コスト、つまり
「高いのかなぁ~、安いのかなぁ~」と悩むのであります。
本当に本当です。

提示された施工業者からの見積が妥当かどうか?
これは積算の経験が無ければ絶対に決定できません。
積算は、とても専門的な分野です。 知識も豊富でないと出来ません。
へたすりゃ建築設計なんかより知識も必要かもしれませんよ。
この世に建築士は腐るほどいますが、積算が出来る人間は
本当にわずかですね。

積算が出来ない。 つまり妥当かどうかを客観的に判断できないってことは
「言うなり」ってことですから、下手すりゃボッタクラれる訳です。
私は、もっと迷惑なのは「妥当なのに過度にダンピング要求する馬鹿な担当者」だと思います。
つまり赤字を強要するってことです。
値段を下げないと仕事を取れない、つまり受注できない。 これも事実かもしれません。
しかし「価格競争」は決してユーザーにとって有利な事ばかりではありません。

最終的には粗悪なものが出来上がるだけです。
さっきの「妥当かどうか?」に話は繋がります。
つまり内容に対して当然の代価かどうか?なのです。
これを見極めるのは素人には到底無理な話です。

例えば建築工事の見積書の中で基礎工事だとかクロス工事だとかって
項目ごとに見積が出ている場合(これが当たり前ですが)
競合する会社全ての見積りを見ると「単価が違う」「数量も違う」なんて事がザラにあります。
これが積算をする人間のセンスというか知識に左右されてしまうのです。
通常積算には「ルール」が定められています。
鉄筋の数量だとか材木のひき立て寸法だとか。
建築士の試験にも出題されます。

しかしコモンセンスっていうか積算をする人間がみな共通の意識やルールを
持っているとは言い切れないのです。
内容の選定についても設計者が事細かく指示しなければ
施工業者からの見積り提示が実際の工事とは掛け離れた金額になることも
カナリあることも事実です。

これが「こんなはずじゃなかった」ってトラブルの要因にもなっています。
これを避けるために共通仕様書だとか標準仕様書だとか特記事項だとか
書類を作成するのですが、これも結構あいまいな事が普通だったりします。
前回にも書きましたが、打ち合わせが建築確認が下りた後だとか
へたすりゃ着工後、建築中だったりするからです。

皆さんの中で現在建築計画があって、色々なところから見積りを取ったり
検討したりしている方もいらっしゃると思います。
請負金額だけでは一概に「ここが良いとか、こっちの方が安い」とは言い切れません。
なぜ「その金額なのか?」をよく説明してもらう事が
大切なお金(予算)の生かし方に繋がると思います。

頑張って下さい!!





オーダーキッチンって高い!!って思ってるでしょ?
既製品が買えなくてオーダーで作る事だってあります。
もっともデザイン料は頂きませんでしたがicon11

なんでもかんでも相談待ってます。

atelier@urbangeardesign.com

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Posted by アーバンギア at 19:41Comments(0)建築

2010年06月28日

快適な家とは

いやぁ~今日は暑かったですね。
山も死ぬほど暑かったですよ。 室内温度30℃。
エアコン要らないよぉ~と大家さんは言っていましたが
なんのなんの!! 要ります。 特にPC使っている部屋はね。
私は扇風機で我慢できる。 って言うか、何も無くても
「我慢」は出来ますがPCは暑さに負けて悲鳴を上げていました。
ファンがブンブン回りっぱなし。

私にではなくてPCに扇風機を当ててあげました。
風でもあればねぇ~。 超涼しいのが気圧の低い高地の特徴なんですが。
今日は猫も伸び切っていましたよ。

さてそんな事で「過ごしやすい家」についてウンチクをのたまわりたいと思います。

我が家は(借家ですが)引っ越してきたときに
死ぬほど寒かったのですが、現在は死ぬほど暑くなっています。
私はまだ「小僧」のじぶんに大工の棟梁に
「冬暖かい家は不思議と夏は涼しいんだ」と教わった事があります。
なので「このうちゃぁ~さみぃど~」と私の設計した家について
脅かされた経験があります。 事実でした。
まぁその物件は致し方のない部分が多かったのですが。

それ以来「過ごしやすい」については結構敏感になりました。(遅まきながら)

よく南側に大きな開口部(窓ですね)を設けると夏場は暑いのだが
冬場は日が入って温かいってなことを言います。
全くその通りです。 しかしですね。 この夏場「暑い」ってのは、どうですかね?
結構微妙です。
なぜなら夏は日差しが高く鉛直面(つまり南側の壁ですね)に日光が当たる時間より
水平面(まぁ屋根とかですね)に当たる時間のほうが長いからです。

なので東西面に大きな窓があれば夏場は、もっと暑くてたまらないって事になります。

我が家が暑い原因の第一は「これ」です。 家は、ほぼ東向きです。
窓は殆ど東面にしかありません。 風が全く抜けない間取りですね。
これでは部屋と部屋の間に挟まれた「部屋」は温室のようになります。
窓が無いほうが室内温度は上昇するのです。
そして冬場は逆に室内温度の上昇が殆ど望めません。 死ぬ。

そして第二の原因。 これは断熱材が全く入っていないからです。
外気は壁に触れて熱を(熱って言うと熱いイメージがありますが)部屋の中に
伝えて行きます。 外壁の断熱性能が良ければ室内温度は
自分の設定した温度に保ちやすくなります。

しかしですね。ここが大事なんですが「設定した」って事が大事なんです。
つまり適度に涼しくするには外気をシャットダウンしてしまわない限り無理。
つまりエアコンを使うって事です。
で、冬場は多かれ少なかれ暖房をしますから暖房した空気を
外に逃がさない!また外気の影響で熱損失してしまわないようにするって事です。

ここが大事!!つまり冬場も夏場も締め切れば良いってことです。
が、どうです? 私は冬場はともかく「夏場は締め切った家」なんかに暮らしたくないですね。
でもこれが問題です。 つまりエアコンに頼る事が実は「最も安価」「最も簡単」な方法なのです。
しかしこれではエコの観点から見れば最悪の選択です。
でも自分ちだけエアコンをつけないで窓をあけっぱなっていれば
隣の家の室外機からの熱風をモロに受ける訳ですし、
でっかい土地に、ちっぽけな家でも建てない限り庭木も植えられないですし、
間取りだって難しくなって、能力の無い設計士では満足に
プランも立てられなくなるでしょうね。

でもこれが真実なのです。

地球のことを考えるより「まずは隣近所」の事を考えたらどうでしょうね。
私も無神経で思慮が足りないところがタップリある口なのですが、
誰かの家を考えているときは「少しは、どうしようかなぁ」なんて
真摯な姿勢で頑張ってみたりします。
それでも設計条件が厳しい場合は力不足を認めます。 酒が増える時ですね。

私はエコポイントで、すっかりみんなが夢中になっている
「最新技術」を冷ややかな目で見ています。
環境によっては有効な技術革新ですし、技術者の方の情熱には
大きな拍手を送りたいと思います。
しかし「それをやる前に何か出来ないか?」を模索するのが
建築士であり建築家だと思っています。
我々は商人ではないので物を売っている訳ではありません。

しかし設計図という成果物は「商品」だと裁判で認定されました。
それでも私は「そこに至るまでの仕事量に対しての代価」が設計料だと思っています。

どんな技術を使っても知恵を使っても
私たちは「皆さんのため」だという事を肝に銘じておかなければならないのです。


悩みの種は「防火・準防火地域」。 隣にパンパンに建ってちゃ風通しがねぇ~。
それでも何とかしましたが。

ご相談はメールかなんかで
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Posted by アーバンギア at 21:25Comments(0)建築

2010年06月26日

居心地とは

今日は久々にクライアントを完成した家に案内しました。

さて久々に住宅のエスキスをしていると考える事が結構あります。

私は「作る」作業をしていますから、それはつまり「新しい」ものを
作り出す作業な訳です。 リフォームだって同じ事です。
エイジングなんて特別な手法もありますが、どっちみち新しいものを
この世に生み出している訳でございます。

さて「新しい家」ってのは私は「嫌い」なんであります。
新築の家ですね。 変わった事を言うと思うでしょうね。
はっきり言って「落ち着かない」んですよ。
真っ白い壁。 だだっ広い空間。 生活感の無い家具や空間。

私は旅行が好きだったんですが、どこに泊っても「家に帰りたくなる」んです。
どんなに高級旅館でもホテルでもペンションでも駄目。
まぁしいて言えば老舗旅館や汚い民宿なんかはOKですかね。

シティホテルなんて、もう全然無理っ!って感じでございます。

これは一般論ではなくて私の主観の話ですから、ご意見様々でしょうね。

話は前後しますが、それでも私は壁は真っ白が好きですし
家具もモダンなものが大好きです。 その嗜好に逆らうことなく仕事をしています。
それでも古都の古い建築物などに訪れたり、写真などを見ると
「風情があって良いなぁ~」と、どっぷり妄想に浸るのです。
ちょっとカビ臭いっていうか「苔むす」感じが好きなんですよ。

さてこの相反するデザインのベクトルは、どこかで交わるんでしょうか。
交わりません。
共通する事は「自分ちじゃない」って事ぐらいですかね。

つまり新築の家は「自分ちなのに自分ちじゃない」って事なんだと思います。
やはり「我が家」と認識して受け入れるまでには時間がかかるでしょうし
なにより「自分らしさ」ってものが加わって初めて我が家に成り得るんでしょう。

ここが大切なんです。
「どんなに狭い家でも我が家は我が家」新たに普請をして
必要以上にだだっ広い家を作ったり「どんなに汚くても我が家は我が家」だってのに
新たに普請して見たことも無いようなモダン家具ばかり並べても
それは「誰かの家」になってしまうんですよ。

「新しい家を作ったらソファとダイニングテーブルを置きたいなぁ」ってのには
実は結構な覚悟がいるんであります。
この世の人がみんなcasaに出てくるような浮世離れした格好をしていて
毎晩晩酌はドンペリだなんて有り得ないんであります。

ライフスタイルの見直しまで考えているなら、どうぞご相談下さい。
そうでもないなら「目を覚ましてあげる」(どんだけ上から目線だよって)事に協力します。
是非!!ご相談下さい。 実際に会うと、そんなに毒舌だったりしませんから!!
ねっ!私をご存知のみなさん!!



どうぞお気軽にご相談下さい。 まずはメールかなんかで!

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Posted by アーバンギア at 16:27Comments(2)建築

2010年06月25日

狭い家

昨日は思い切った内容の記事だったにもかかわらず
アクセスが大して伸びなかったのが、ちと残念であります。

でも昨日の続きを本日も行ってみたいと思います。

今日あたりになると大分私も「建築家の先生」っぽく
感じていただけるのではないでしょうか。
ガンチクのあるところを見せ付けたいと思います。

さて実際に家を建ててみて「あれっ?!」「狭くね?」みたいに
感じた方は多くないでしょうか?
っていうかカナリ多いはずです。
どんなテキトーな(言葉は悪いですが)施工会社だって
平面図と立面図くらいは施主に提示しているでしょうから。

当然「間取り」を検討するときに平面図を見ますよね。
んで当然そこにはキッチンだの浴室だのって書き込んであります。
お風呂なんかは「1坪タイプ」だの「0.75坪タイプ」だのって
ありますからショールームに行けば大概確かめることは出来ます。
んで、キッチンも同じように確かめられます。

さて!でもDKやリビングが「嫌にせまっくるしい」という
悲惨な結果になってしまった「注文住宅」ってのが多いですよね。
なぜ?
そりゃぁ第一原因は「営業マン」「設計者」のせいですね。

私もよく目にする「他社の図面」なんですが
「あんたこんなちっこいダイニングテーブルないよぉ」とか
「こんなちっこいソファなんて売ってるのぉ?」とビビらされる事が度々あります。

どーしてこんなに狭いのに「なぜ対面?(キッチン)」とか
こんなに狭いのに「なぜソファ?!」と思わないではいられません。
ソファでくつろぐ。 そりゃぁ最高ですし、気持ちも分かります。
しかしながら「目の前にダイニングテーブルの足」がにょっきり立っているのに
ソファでくつろぐも何もありゃぁしないじゃないですかね?

欲をかき過ぎなんですよ。 詰め込みすぎ。
全部「ビフォーアフター」みたいな設計図。
止めた方がいいです。
「本質をよく見極める」それが「プランニングの極意」なのです!!

ル・コルビュジェが考えた「モデューロール」。
みなさんも一度くらいは耳にしたことがあるかもしれない
モジュールの事です。 尺モジュールだとかメーターモジュールのモジュール。
でもコルビュジェの提案したモジュールとはちょっと違うかもしれません。
つまり人間の寸法を基準としたもの。
建物だとか家具だとか、その他なんでも「倍率」で考えていったのです。

よく日本では「1間」だとかって「けん」ってのを使います。
これは1820ミリ。 人間が両手を広げて互いにぶつからない間隔を
基準としたものです。 コルビュジェと同じです。
っていうか、設計するときに「使う人間を基準に設計する」なんて
建築士だったら、あったりまえだと思いますが、どうですか?

その家の家族構成、趣味、嗜好を考慮して設計しなきゃ
「こんなはずじゃなかった」って悲しい結末は減りません。

一般的に住宅屋さんのプランニング期間は短いです。
そりゃまぁ仕方がないのですが、我々建築家や設計事務所は
「そこが命」なので簡単には実施図面なんて書けるものではありません。
それでもカナリ、クライアントには厳しいお言葉を頂くものです。
逆にHメーカーなんかだと「敷居が低いせい」かどうか分かりませんが
「ありがとう」「念願のマイホームが手に入りましたよ」なんて
感謝の言葉を頂くケースのほうが多いのかもしれません。

家具のサイズも知らない。 どんな暮らし方をするのかも知らない。
よくそれで図面をお客のところに持っていけるなぁと感心するのです。

さて最後に「なぜ思い違いをするか」の謎について触れておきます。

人間の目は非常に錯覚をしながらモノを見ています。
平面での広さと実際の「立体」での感覚では大きくかけ離れています。
人間の目は遠くのものは「より小さく」近くのものは「より大きく」見えるように
作られています。
線路をイメージしてみてください。 線路にあなたは立っています。
ずっと向こうに線路は続いています。
線路の幅は「狭い」はずです。 近くの線路の幅は「広い」はずです。

つまり長手方向に視線を向けると「先細って見える」のが人間の基本です。
したがって「過度に広い(長い)間取りは平面で見たときより反って狭く感じる」のです。
せっかく金をかけて広くしたのに狭く感じちゃ元も子もないって事です。

またこうも想像してください。
あなたは杉林の中に立っている。 沢山の木々が立っています。
山は本当は大変広大であるにもかかわらず実に閉塞感を感じるはずです。
自分の目の前に広がる方向に均等に平行に木が立っていても
人間の目には内側に木々が(先細って)立ち並んで見えます。
もし立体的に見る事ができなければ木は2本しか見えないはずです。
しかし木々は、ともすれば全て見渡す事が出来てしまいます。

どんなに広くても「そこに何かが存在する」のであれば大して
広さを実感する事はできないのです。

これは逆に言えば「狭くても工夫をすれば広く感ずる」間取り、
プランを作る事が可能だという事です。

色々バラシテしましましたが、私は建築家です。
建築家だと名乗る限り「思想」を持って仕事をしています。
良い家とは「あなたにとって良い家」だと、ずっと思ってきました。
理解される事が少ないのが建築家です。
しかし我々建築家が「儲かりもしないのに」仕事を続けている理由は歴然とあります。

関心を持っていただいた方には、是非建築家にコンタクトを取っていただきたいと思います。

私たちは「あなたのためのアイデア」をずっと暖めて待っているんです。







こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

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Posted by アーバンギア at 20:30Comments(2)建築

2010年06月24日

建築計画

先だって、とある方に「あんまり建築とは関係ないことを書いていますよね」って
つまり、ブログの内容について建築とは関係の無いことばかり書いてるねって
指摘って言うか、私的には「中傷」されたような気分になったことがありました。

別段ブログについては「人気取り」だとか「広告」だとかって考えないで
赤裸々に自身の身の上を書き記したいと、また建築に関しても
「誰でも、どこでも言ってるようなプロパガンダ」は恥ずかしいって言うか
みっともなくて書けねーな!って思っていたんですがね。
まぁそういえば最近、建築関係の記事が少のうございます。

そりゃ仕事が無いんで、書きようも無いんですがね。
プランニングから着工~上棟まで、毎回毎回ドラマがあるもんでもないしね。
っつーか、ドラマがあったんじゃカナリ問題有りだしね。

それでも一応は建築関係者だしなぁ、みたいな?
あんまり馬鹿にされっぱなしでもなぁとか?
一応「先生」らしさ?みたいなものも、たまには記事にしていかないとね!って?

で、続くかどうか分からないんですけど、Hメーカーあたりの
駄目営業マン(優秀な方も多いですよ、もちろん)なんかじゃぁ
とても「教えてくれない」ような?家作りのFAQを少しずつ
ブログっていこうかな、みたいな?

先だって、とあるクライアントに競合するハウスメーカーのプランを
見せていただきました。 驚いたことに、嫌、オドロカねーか、
平面図と立面図だけで「○○万円」也っていう見積もりを見せていただきました。
通常ハウスメーカーって言われる住宅屋さんでは大まかな坪単価表みたいな
ものが存在いたします。
それがなきゃ仕事が煩雑になりすぎて話になりませんから、
あって「当たり前」だといえます。 問題ありません。

問題なのは「こんなはずじゃなかった」とか「こーだとは思わなかった」って
いわゆるクレーム的なやり取りがあっちこっちで絶えないってことですよ。
Hメーカーの場合、仕様の打ち合わせは契約後のことが多いです。
また細かい「収まり」については殆ど説明されることはありません。
「うちの場合こーゆー仕様ですから」みたいな説明で終わりです。
私は別にそれでいいと思っています。

言い方は悪いですけど、所詮Hメーカーに依頼するような方の場合は
カタログ的な「大まかな」捕らえ方はするのでしょうけど
細部の収まりや使用について拘る方は「いない」って前提だと思っています。
もし、そうでないなら、つまり前述の「拘り」を持っている方は
最低限、設計事務所に設計・監理を依頼するか、建築家に設計の依頼をするでしょうから。

それでも先ほどの「こうだとは思わなかった」ってトラブルは絶えません。
これは設計事務所や建築家の設計の方が、ともすると多いかもしれません。
やはり特殊な収まりや特殊な建材、特殊な計画だったりするからかもしれません。

私は、このトラブル?について「致し方のない事象」だと自己完結しています。
だって全てを説明し切れるものではないからです。

建築の「様」とは完成した「様」をさして言います。
それらは常に「過去」のものをさして言います。
ある程度の「時間」が経過して、ある程度の「数」が存在し
ある程度の「普及率」を満たしたものだけを
「様」として認め、又認定して評価します。

現代の日本の建築は混沌とした中で、安定しない仕様の繰り返しをして
「様=完成形」の模索をしています。
人々が求める「理想の形」が多種多様なのかもしれませんが、
基本性能については「人間の本質が変わらない限り、共通のセンス」だと言えます。

私が昨日、久しぶりに見た「誰かの図面」を見て感じたこと。
「ああ~これで、この人たち一生かかって借金返すんだよなぁ~」
心の中でグッタリきたのでした。

さて明日は(多分)なぜグッタリきたのかをブログりたいと思います。

※ 久々「うわ~それ言っちゃってもいいんですか?」な内容でございました。



後悔したくない家作り。 カナリ理解できる建築家は
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Posted by アーバンギア at 19:38Comments(0)建築

2010年06月23日

トレーニング

私、運動が嫌いです。 う~ん率先してやらないっていうか
やりたくないっていうか。 根っからの文科系でございます。

子供たちがランニングをやっています。
それも勝手にです。
勝手に筋トレみたいなこともやっています。

全てサッカーのためです。

私には若干も理解できません。
これが「好き」だからってやつですか...

今日は久々に設計らしきものをやりました。
あまりのりません。
明日には積算なんかをやります。

で、本格的な設計プランを一つやります。
本当に久々です。
しかもカナリきつい条件での設計になります。

現在は、あまりのりません。

そんな日です。



設計の相談、なんでも待ってます。

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Posted by アーバンギア at 18:53Comments(0)子育て

2010年06月22日

カモシカに遭遇

いやぁ~今日は走りましたよ。
山を降りたのが9時30分頃。
帰ったのが20時半頃。

興津清見寺に行く。 留守だったので焼津の五ヶ堀の内に打ち合わせ。
早かったので家内の在所のお父さんに2日遅れの「父の日」プレゼントを
渡しに行く。 お母さんとの話もそこそこに再び現場へ。
その後再び興津清見寺へ。 で清水のクライアントのところへ
打ち合わせに。 で、帰る。

今日は麻のシャツを着ていたので暑かったのなんの。
清水を出るときには日没であったのでオープンで帰る事に。
夜風が気持ちよかったですよ。
山道をオープンで走るのは何だか怖かったんですが、
まぁ月もきれいだし、風も気持ちよかったんで、良いかと。

清沢に入って私の後をついてくる車が2台あったので
いつもより飛ばし気味アンド恐怖も和らぎ快調な帰路でした。
が、それも途中まで。 先だってカモシカの赤ちゃんを
見かけたカーブで今度は親鹿と遭遇です。
デッカイの何のって!! こっち見て逃げないもんね。
もう目の前だってときに、やっとケツを向けて草むらに入りましたが
ケツは出たまんまでした。
真横を通り過ぎてから「向かってくると思ったぜ」と急に寒気が。

後続の車は下杉尾よりももっと先に行ってしまいました。
そこからの「たった」700メートルが怖かったの何のって。
まぁ小心者だってことです。

今日の一言
「打ち合わせは早く済ませたい」



日本平動物園のなんかより1.5倍以上デカカッタです。

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Posted by アーバンギア at 21:21Comments(2)あれこれ

2010年06月21日

山篭り

今日は山ごもりでございます。

実は一昨日のこと、ゴルフのバッテリーが完全に上がってしまい
昨日からバッテリーを充電しているのですが、一向に満タンならずっ!!
まぁ仕事っていう仕事もないし、今日は自宅で待機だなと。

しかしどこへも「行くことが出来ない」ってのは結構ストレスですね。
行かなくてもいいんだけど、自由が奪われるっていうんですかね。
こんな山の中じゃ車がなきゃホント無人島にでもいるのと変わらないんですよ。

お年寄りの一人暮らしの方も結構居たりしてね。
みんさん病院以外に買出しなんて滅多に行かない。
って言うか行けない。 NPOに前の日から予約しないと
「タクシー」出してもらえないんですよ。
急には無理っ!! 死んじゃうようなことがあればどーするの?!
やはり近所との「密」な付き合いってのが必須なんであります。

さて今日は特に書きたいこともないんで、いつかはブログのネタに
してやろうと思っていたことをいくつか。

私ですね、電車に乗っているときって殆ど立っています。
若いし、必ず混んでいるし、近距離だったりでね。
そーすっと必ずドアのそばに立っているんですね。

こーれが結構な恐怖なんですよ、私には。
「突然開くんじゃないか」とかってね。
小さな頃は車両の連結の「板」を渡るのが怖かったですね。
「外れるんじゃないか」とか揺れているからバランスを崩して
「横の蛇腹を破っちゃうんじゃないか」とかね
妄想ばかりしていたんですよ。 今でも怖いんです。
って言うか妄想しちゃうんですよね。

んで子供とかと乗っているときにも
「子供が落ちやしないか」とか超気にしちゃいますね。
で、現実にありましたよ、これがやっぱ起きたんです。

走行中に全部の車両のドアが開いてしまったと。

あり得ません。良かったことに怪我人は居なかったそうです。
時速5km/hだったってドアによっかかっていたら
おっこっちゃったでしょーに。 子供なら死んでいたでしょうに。
うう~今後益々電車に乗るのが怖くなった。

東京に居るときによく利用した山手線なんか、ものすげースピードで
コーナリングしてて「よく脱線しねーなぁ」とビビリまくったものです。
カーブになると力が入っちゃってね。
あと京王線の笹塚の手前のカーブも結構な恐怖だった。
線路脇の建物にブチ当たるんじゃないかとヒヤヒヤしたものです。

まぁそういった「気の小さい」男の話でした。



末娘の枕。 縁側で気持ちよさそうにお昼寝。 そろそろ娘も起きる頃です。

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Posted by アーバンギア at 14:28Comments(0)あれこれ

2010年06月20日

にぎやかな週末

昨日は大変にぎやかな一日でしたね。
結構せわしない部分もありましたし。

子供の友達が遊びに来たり、私の友人が遊びに来たり。

子供友達は同じ山に住む子達でしたが。
この辺りで友人ってのが出来ないですね。
殆ど交流することが無いし。
交流する機会があったとしても「バトミントンクラブ」だの
「神楽の保存会」だの、せいぜい小学校の行事だのって。
お年寄りばかりだしね。

あんまりみなさんと気が合うとか会わないとか
確かめる機会すらないですね。 寂しい。

それにしても子供の友達も「女の子」だったりすると
華やぎますし、楽しいですよね。
男の子ばっかだと「雑」な感じは否めません。

しかしまぁ雨降りでは、することがないですね、山は。
TVでも見ようかな、なんて思ってもBSは映らなくなっちゃうし。
ビデオでも鑑賞しましょうかね。
まぁそれなりに工夫すれば色々ありますがね。
溜まった「やんなきゃなんない事」ってのも結構あるしね。
でも「さぁ!雨だ!!やるぞ!!」ってな気にさせないのが
また「雨」の特徴だったりもします。

だらだらと過ごすのもよろしいようで。

どうでもいいですが、午前中までは曇ったままだったので
小学校に行ってサッカーでも教えようかと思っていたのですが。
さぁ行くぞと、外へ出た途端!!ホント出た途端に
雨がポツポツ、あっという間にザバー!!!ときましたね。
途端に次男の目からは涙。 そんなにサッカー好きなのかよ?!

ちっこい娘達は雨でもご機嫌なようです。
私も雨音、大好きです。 雷が鳴ったら電化製品に気をつけなきゃ。

パット・メセニーの「ワン・クワイエット・ナイト」がお勧めです。





私は建築の設計をやっています。
家作りの相談をいつでも待っています。

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Posted by アーバンギア at 13:07Comments(0)あれこれ

2010年06月18日

本気バーベキュー

昨日の夕食は外で。 外食とは違います。
外でバーベキューですね。

今日から1週間くらいは確実に雨が続きそうな予報でしたから。
夕べのうちに「せっかくの地の利」を楽しんでおこうとね。
やっすいバラ肉もゲットできたし、セールでフランクも格安ゲット。
500円のワインも外で飲めば十分に楽しめてしまうのです。

夕焼けがきれいでしたよ。

真っ暗になるまで表で夕食を楽しみました。
炭火の美しさは不思議な気持ちにさせてくれます。
大声で「おっかさーん」と天井に叫びました。

空を見上げるとこの世が広いことが良く分かります。
また自分の小ささも実感いたします。
ひとりぼっちではないけれど、自分が小さな存在だと自覚すると
なんだか不安になるものです。

天井から母に見守ってもらっていると「確かめたくなる」気持ちが
自然と沸いてくるのかもしれません。

子供達も学校や保育園で親と離れているときに
困難に遭って不安になるとき、やはり親の顔が浮かぶのでしょうか。
いつもそばに居ることは物理的には不可能なのですが、
心は、そばに居てあがられると思わずにはいられません。



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家がほしい方の相談お待ちしています。  


Posted by アーバンギア at 14:33Comments(4)あれこれ

2010年06月16日

イボを引きちぎる

昨日は、なんだかあれこれとやっているうちに
あっという間に一日が終わってしまいましたね。

洗物やったり勉強したり。 中学生レベルの三平方の定理に
手を焼いているのですから参ります。

ところで私、今年の2月くらいから左手の小指に「イボ」が出来ていたんです。
恐らくは水イボみたいな? 原因にも覚えがあって
ゴルフのドレインに泥だの葉っぱなどが詰まっていたのを
無理やり小指を突っ込んで取っていたときです。
ちょっとした傷が出来たのですが大したことがなかったので
そのまんまにしておいたのです。

その辺りにぷっくらと腫れみたいな物が出来て
終いにはイボっぽくなってしまいました。
てっぺんを無理やり破って水を出したんです。
こ~れが悪かった!! きっとそのせいでウイルスが広がったと思いますね。
その後イボはあり得ないよな姿態に変化をして行くのです。

うう~きもちわりぃ~。

まるで「フジツボ」です。
んで触ると痛い。 激しく痛い。 でも無理してトゲトゲみたなのを
引っ張ってちぎってみる。 痛い痛い。
しかもキモイ!!キモ過ぎる。
貝柱みたいになってる。 うう~書いててはきそうになるぅ。

あんまり痛いんで、そのまま放置。 でも生活していて
事あるごとに激痛が走り、指も出血のせいか紫色になってきた。
こりゃ~流石に医者にかからんとダメだなぁ~とね。
思っていたんですよ。

でもなぜ医者に中々かからなかったっていうとですね。
単純に医者が嫌い。
お金がかかる。 もったいない。 だったら酒を飲む。みたいな?
それから去年次男が水イボで苦しんでいたときに
かかった医者が(評判がよかった)「予約制」しかもカナリ先
「待たされる」予約してんのに「けっこう痛そう」なので

まぁかかるなら「あそこ」だと思っていたこともあって中々足が向かなかったっていう。
凄いでしょ?私。

で、昨日の朝息子とふざけていたときにイボをベリッ!って2/3位
剥いちゃったんですよ。 痛いのなんのって!!!!!!!
血が止まらない。 ボテボテ溢れてくる。
とりあえず止血して諸々やり始めたんですが。

ちょっと休憩ってときに魔が差したんですね。
傷口には、まだ例のフジツボみたいなのがいっぱいある。
「ちくしょー痛てーなぁ」と触っているときに私、キレマシタ。
ティッシュで患部をつまんで思いっきり引きちぎってやったのです。
叫びました。 声にならない声で叫びながら歯を食いしばりすぎて
血が出てしまいましたよ。 何度も気を失いそうになりながら。
「このやろう!!いいかげんにしやがれ!!」と数回に分けて
フジツボをちぎり取りました。

なんとなく全部取れたようにも感じましたが、はっきりしません。
なぜなら血がドボドボ溢れてくるからです。
今度は朝の比ではありませんでした。
30分経っても40分経っても一向に止まりません。

流石に私も「やばいかなぁ~」と医者に縫合してもらおうかと
思いもしましたが「なにくそ、血小板が俺にはある!!必ず血は止まる」
スポ根ばりに息巻いたのでした。 リアルバカでございます。
かくして血は止まったのですが、悪いことに家に絆創膏がありませんでした。
子供のいたずらで、肝心なときに絆創膏が無い。

すると子供達が帰宅後、こぞって「パパ用の絆創膏」を作ってくれるのです。
優しいなぁ。 嬉しいなぁとね。

医者に行ったほうがいいですよ。 みなさんには、そうお勧めします。(あたりめーか!)



とりあえず血が止まったところ。 このあと何度か出血を繰り返したのです。

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Posted by アーバンギア at 11:11Comments(0)あれこれ

2010年06月15日

娘の誕生日

昨日は本当に忙しい一日でした。 死にかけましたよ。
いつものように朝6時頃には起きて子供達を送り出し
7時頃には見積もりの作成に入りました。

ゼイゼイしながらやりましたよ。
なぜって?
それは三女の誕生日デートに行かなきゃならないからです。
でも時間が過ぎるばかりで「こりゃ~まとまりそうも無いな」と。
9時半でストップ。
なぜって?
私の師でもある工務店の社長の「建設業の更新登録」の
WordやらExcelだのの入力に行かなきゃならないからだ。
山を娘と二人で下って行く。
娘は、やっと出かけられるのでウキウキ。 嫌、ホッとしているようだった。

清水に入った頃娘は寝てしまったので、そのまま駐車場に
車を止めて寝かせておいた。
まぁ一部分入力を助けてあげるだけだと思っていたので。
ところがどーだっ?!
これも、これも、あれも、それもと「やってくれ」って。

「え”え”-!!」と心では叫んだのだが、先生に「無理」とは言えない。
車の中の娘が気になって仕方がなかったが、1時間くらいしたところで
車を見に行ってもらうと娘はとっくに起きていたようだった。
蛸のように真っ赤かになっていた。
暑かったろうに、ごめんね。

そのあと30分くらい頑張って作業は終了。
晴れてお食事とお買い物へ。
近くにトイザラスがあったので以前からねだられていた
「付け爪」のおもちゃをプレゼントした。
娘はもう少しおもちゃ屋で探検したそうだったが、時間もなく
とにかく飯屋へ。

恐れていた通り昨日は月曜日。 めぼしをつけていたレストランは
大方定休日。 ネットで検索するも適当な情報が無い。
中原のDADAに行くも「ランチバイキング」のみだそうで
これも「なんだかなぁ~」だったので店を出て移動。

「どこに行こうか?」の質問に娘は「マック」。
「ええ~マックなんていつでも食えるじゃん、たまには美味いもの食おうよ」と私。

マックは滅多に食えない環境と経済事情になってしまったし、
マックさん!!失礼なことを言ってごめんなさい!!
十分美味いです。 私も大好きです。

長男の参考書と問題集を買いたかったので、どのみち呉服町辺りに
行くつもりであったし、まぁ街中に行けばどっかしらやっているだろうと。
でも時間は3時近く。 どこも準備中になってしまった。
結局本当にマクドナルドへ行くことに。 でも娘は満足げであった。
まぁ出費も1200円で済んだので、ありがたかったのだが。
なんとなく私は寂しかったかも。

さて本屋にも寄ったし、あとはケーキを買って帰るだけだ。
娘はチーズケーキが大好き。
ISETANの地下にあるケーキ屋さんにイチゴとチーズケーキが
一緒になった良い感じのケーキがあったのを思い出した。
さっそく行ってみたのだが。
「ええ~イチゴがのってる」。 「えっ?!嫌なの?駄目?」と私。
娘は、なんとイチゴが嫌いなんである。

頼んでしまったのに...

「でもいいや、これで我慢する」「これでいいよ」って...

「すいません、また来ます」と店を後にしました。

こーなると娘が言っている「なにものっていないチーズケーキ」は
あれしかないのです。 一度だけ連れて行った(長女はお気に入りですが)
Quil Fait bon キルフェボンのチーズタルト。
「あのケーキをホールで買うのか...まぁ仕方ないなマックで浮かせたし」と。

娘はご機嫌です。 家に帰ってからも長女は袋をチラッと見ただけで
「ああー!!俺の大好きなケーキだぁ」とそっこー分かりましたね。
確かに美味いですから。 8等分(私のは無いですよ、いつも)して
みなさん、おいしそうに召し上がられましたよ。

さて昨日のハイライトは次男のサプライズ作戦でしたね。
家内も仕事で帰りは遅かったので在宅していたのは小学生組だけ。
いつもなら家内が音頭を取って「垂れ幕」のようなものに
みんなでメッセージを書いておくのですが。

それを次男が先頭に立って小学生組で作ってくれてありました。
そして子供達一人ずつ「手作りのプレゼント」を娘に
手渡して行く「儀式」みたいなことを演出してくれました。
どれもこれもガラクタみたいなものだったのですが、
子供らしい仕掛けや「苦悩」のあとが見られて
「子供って良いなぁ~」と久々に感動させられました。

何日も前からそれを準備していたのには理由があります。
彼らにはお金がないのです。 我が家ではお小遣いを渡す習慣が無いのです。
モノを買って渡すことができないのですから、作るより仕方ありません。
次女の書いた絵には表に咲いているレッドクローバーが貼ってありました。

娘は「こんなにうれしい誕生日は初めてだぁー!!」と
その日、最高の笑顔を見せてくれました。
これにも理由があります。
以前娘は「俺の一番うれしい誕生日は、家に帰ってくるとみんなが
一人ずつオメデトウって言ってプレゼントをくれるのが良いんだよなぁ」って
言っていたのを子供達に教えたことがあったのです。

次男は、それを覚えていたようです。 感動的な記憶です。
次男は5年生。 学校の算数の勉強に大変苦労しているようです。
毎日学校に行きたくないとメソメソ泣いています。
私なんかも全く同じでした。 せかされるのが苦手なタイプなんですね。
いわゆるマイペースってんですか? それとは違うと思うのですが、
とにかく「納得しないと次には行けない」タイプなんです。
切り替えも非常に遅く、いつまでも一つの事にこだわっている口ですね。
悪いことに次男が似てしまいました。 親子ですからね。

よく母親や学校の先生に叱責されました。
愚図だとかって馬鹿にされっぱなしでしたね。
今の私を見て、そう思う方は少ないでしょうけどね。
息子の将来もそうであってほしいと思います。

あんなに優しくて思いやりのある「おにいちゃん」が私にもいればなぁと
心から思いますね。 あの子を見ていると。

昨日の主人公である瑶歌も、最近特に「困ったちゃん」なんであります。
しかしあの子もまた大変思いやりと正義感の強い子なんであります。
「人生の摩擦」それこそが彼らを鍛えて行ってくれる
唯一の存在だと思います。

瑶歌 お誕生日おめでとう。 みんなありがとう。















PS:昨日は帰ってからが大変でしたね。 夕飯の支度と溜まった仕事。
終わったのは0時を回っていました。うとうとしちゃいましたね。
しかも財布を山の中に落としてきちゃうし。 まぁ直ぐに拾って頂いたし、
大原の駐在さんが届けてくれたし。 ありがたい。
それにしても財布を屋根に載せたまま走ってきちゃったんですよ。
疲れています。

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Posted by アーバンギア at 12:15Comments(0)子育て

2010年06月13日

サッカー教室

何も無い日曜日。 良いです。
のんびりダラダラと午前中を過ごしました。

そんな中、長男だけが朝早くから飯も食わずに
テスト勉強に励んでいました。
立派ですが、ムカつきます。
やめろって言っても全く聞きませんね。
勉強なんてやってるやつぁダサくてたまりません。
美学ってものが無いんでしょうか。 親として残念です。

午後になってから小学校に行きました。
次男、三男、長女は朝からサッカーの練習着を着こんで
昨日買ったばかりのサッカーシューズを履いています。
やる気満々ですね。
そんなに楽しんですかね?サッカー...

私も清水っ子です。 サッカーやりましたが、
そんなに楽しかった思い出はありませんね。
逆に悪い思い出は死ぬほどありますが。

まぁ仕方なしに練習相手になってあげました。
2時間くらいですか。 こっちは運動不足のボディ。
きついです。 一人だけじゃないですから。
誰かの相手をしていると他の子供がやきもちを焼いて
「俺も俺も」「見てて見てて」とうるさくてたまりません。

現在疲労困憊です。
3時頃、腹減った騒ぎが始まりましたので、杉尾の「はなのき」へ。
おでんが美味いんですよ!! 安い!!(微妙ですが)
まぁ我が家は地元民ですし、店じまい前だったりすると
結構「おまけ」してもらえて、ありがたいのです。

マックで飯を食うより満足度も上ですし、安上がりです。
近所の方と会えるのもうれしいですし。
今日はバッタリ神楽保存会のリーダー的存在の佐藤さんにもお会いしました。
お茶を頂いてしまいました。 またまたラッキー。

広いグランド...欲しいですね。
あとアスレチック広場かな。
みんなに声かけて作ろうかしら...そうしようかな。



遊んでいるときが一番良い顔をしますね、子供ってやつぁ。

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Posted by アーバンギア at 17:04Comments(0)子育て

2010年06月12日

神楽とか

今日は実に久々に家族そろってお買い物。
子育て支援? 現行法の支給額と旧の額が違うため
「あれ?!なんで?!」と驚かれた方が多いんじゃないでしょうか。
私もその口です。

皮算用より少なかったので多少残念。
本当は全額寄付する予定だったのですが。
8割が借金の返済に消えました。
あくまで子供のための支援金ですから一応子供に使いたいと。
それで以前からせがまれていたサッカーシューズと
ソックスを買ってあげました。

サッカーをやっていない「小さな子組」にはユニクロで
お洋服を買ってあげました。 
娘達は特に洋服を買ってあげたことが少ないですね。
貧乏暮らしが始まった途端に娘達は生まれてきましたから。
もらい物が多いですね。 趣味じゃないものが多いのですが、
それでも娘達は喜んで着ています。
まぁいいや!とここ数年面倒になりましたね。

それでも冬場には買ってるかなぁ...

買い物を済ませてから清沢の神楽保存会の方々の「舞」を
駿河区の青木にある小さな神社に見に行きました。
うちの子供達も参加していますが、まだまだ人前でやれる
ところまでは行っていません。
いずれ彼らのように人前で神楽を舞う日が来るでしょう。
楽しみです。

それにしても街は疲れます。 うんざりですね。
すっかり「田舎モノ」になってしまったようです。
予定が無いってのが最高の贅沢の様な気がします。



望月 咲ちゃん(中1) 望月 恵ちゃん(小5) 高野瀬 美路理くん(中1)
いかしています。  


Posted by アーバンギア at 21:57Comments(0)あれこれ

2010年06月11日

ショウジョウバエ

うるさくてたまらねー!!!!!!!
ショウジョウバエ。

ハエ全般嫌いなんだよ。 うるせーもん。

もうすごい数。 毎日毎日始末しても始末しても
「どっからやってくるのぉ?!」
「どっから入ってくるのぉ?!」とね。

まぁ隣は牧場ですから多少は仕方が無いのです。



今日久々に通りかかった自身の作品。
当時はテキパキ仕事をこなしていたなぁと。

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Posted by アーバンギア at 19:44Comments(0)あれこれ

2010年06月10日

仕事 人生

昨日ちょっと考えたんですがね。
「人生の中の仕事」「仕事の中の人生」

つまり「人生の一部、働くって事」と「仕事あっての人生」

どっちなんだろうってね。

もちろん生まれた瞬間から働ける訳もないので
生まれて死ぬまでの間に働いているんですけどね。
でも学校に行き始めるもっと前から「人間は働いている」気がします。

なんていうか「生きることに負荷がかかる」って感じでしょうか。

何かを我慢したり、やらなきゃならないことってのが
1歳、2歳でも結構あるんじゃないですかね。

で、仕事は「負荷」なのか?って話なんですよ。
よく「仕事人生」だの「仕事に一生を捧げる」だのって言いますよね。
つまり「仕事は喜び」だって事でしょうかね。
嫌々やって「金のため」ってのが=仕事だって
若い頃は理解して、又納得していたんですが。

いつの間にやら「生きがい」だったり「人生の全て」だったりしますよね。

私は食えなかったときに区役所の生活保護の担当の方に
「廃業してバイトでも何でもやってください」とあっさり言われたことがあります。
まぁ制度だから右から左へとズンズンやらにゃぁしょーがないんでしょうけど。

今日、捨て犬だの野良犬だのを保護(しませんが)しているところに行きました。
時間が来れば保護している犬はズンズン殺されて灰になります。
誰かがやらなければならない仕事なのでしょうが、
私は、その仕事を受け入れることは到底出来ません。

制度を作って運営している「人」がいます。
疑問に思っても、たった一人の人間が何を言っても何も変わりません。
一度出来上がった制度や法律は簡単には変わりません。
言葉は悪いですが「役人天国」だと言えます。

別に今日は批判だのってのをしたかった訳ではありません。

ホント、単純に「俺にとって仕事ってなんだろう...」って
考えてしまったんですよ。
区役所の人が言うように、食えないんだから食えることをやった方が
良いに決まってるよなぁとか思ったりしてね。
今までは「誰かの力になろう」って本気で考えていて、
出来ないことを代わりにやってあげて、その代価を分けていただこうって。
結構まじめに、謙虚に考えていたんですよ。

最近...

違うほうを向いているんでしょうか...

  

Posted by アーバンギア at 18:55Comments(4)あれこれ

2010年06月10日

引渡し

昨日は相良の家の引渡しでした。
まぁとっくにオーナーは住んでいましたけど。
リペアだの諸々残っていて、最後のご挨拶が出来なかったっていう。

実直な方で「大げさな」表現が無い方なんです。

嘘っぽくないと言うか。 簡単に言えば「まじめな方」ですね。
不思議な魅力を持った方で友達も大勢いらっしゃるそうです。
なんだか分かる気がします。

さてその方との挨拶も済ませ(なんと私がお土産まで頂いてしまいました)
現場を後にしたのですが、20キロ近く走ったところで先ほどの
クライアントから電話が。 「本多さんメガネ!!」って。
私、メガネを置き忘れてしまったのです。 老眼鏡、無ければ全く生活出来ません。
取りに戻りました。 ついでに傘も忘れてあったし...アホか。

初めて金谷から千頭経由で帰りました。
大井川沿いの道中は、大変雄大な景色を見ながら行くことができます。
この景色だけは静岡の町の中から普段通い慣れている道では
味わえないスケール感です。 完敗ですね。
まぁ葵区経由は「秘境」感がたっぷりなんですが。

川根は好きですね。 やはり大井川鉄道の存在もデッカイです。
機関車が通った匂いが町に残っているんです。
ところどころの小さな駅やホームを見ると
「こんなところから子供が学校に通ったらどうだろう」なんて
想像したりします。 暮らしやすそうですしね。
実際相良の現場からは? 早かったです。 距離も若干短かったかも。
もっと早くに利用しておけばよかった。
特に下り方面の方が利用価値が高いように感じます。
勾配が緩やかですからね。

住んでみたいなぁ。 どうせならトロッコ電車沿いに。
でも中途半端な所だと完全に仕事にゃならんですね。
金谷と島田をメインに仕事すりゃなんとかなるでしょうが。
基盤がありませんし。
地方の仕事ばっかなら、どこに住んでいても関係ないでしょうけどね。
偉くなりたいものです。

帰りの道中、さっきまで一緒だったクライアントとの出会いから
引渡しまでを考えたり、仕事の事や家族の事、人生なんかも
考えながら走ってきました。 ただ考えただけです。
何も見つからなかった。 

さぁ新しい仕事探し、頑張らなくちゃ!!



帰り道の峠からです。
峠を越えると「さぁ新しい日がやってくるぞ!!」と不思議と
区切りが付いたりします。 峠越え...好きです。  


Posted by アーバンギア at 08:48Comments(0)建築

2010年06月08日

谷津の教会

今日は次女が目を痛がるので眼科へ行きました。
まぁモノモライでしたね。 さっさと済んだので、私の用事を。
これも大したことがなかったので二人でケンタで昼食でした。
この娘は食っているときが一番可愛いんですよ。

私はオリジナルを1本だけ食べて、後はコールスローと
コーヒーでしたが、娘は3本食べて満足げでしたね。
何年ぶりかですよ。 我が家でケンタを食えるのは
せいぜいクリスマスか? それも最近ではないですね。
1万でおっつかないでしょうから。 ケンタで1万は...出来ないです。

さて帰り道、なかなか寄ることが出来なかった「?」に
今日は娘と寄り道しながら帰ってきました。 嬉しかったです。
中でも「谷津の教会」は大分以前から関心があり
近く(でもないですが)に越してきて、毎日目にするたびに
「早く寄ってみたい」と切望していたのです。

よかったです。

誰もいない静かな通りにまるで「普通の家」のように
有形文化財が建っている。 素敵です。
中には入れなかったのですが、外に聖母の像があったので
懺悔と祈りを捧げました。 空気が良かったです。

その後相俣の空家探しとか変な吊り橋を渡ったりとか
「どこへ行く道?」なんだろうな道を歩いてみたりとか
ピンクの花畑のような河川敷に降りてみたり、娘とプチ探検をしました。
娘もいつになくはしゃいでいました。

我が家では「親」を独占することは中々出来ません。
私も小さな頃に母に甘えたかったときのことを
はっきりと覚えています。 どんなに大きくなっても
子供は親に甘えていたいものです。
私の母は久遠の人とのなって久しいのですが、
こんな私でも生きている限りは「心を許せる父」でありたいと
思ったのでした。 暇も悪くありません。



  


Posted by アーバンギア at 17:21Comments(0)あれこれ

2010年06月07日

石喜建設

今日は午前中のうちに車の塗装をやりました。
とても満足のいく出来ではなかったのですが、
一応完全な乾燥を待って最終磨きを行います。
まぁこれで板金塗装は完了って事になりますか。

家に帰ってきたのが12時を回った頃。
ひょっこりと、いつもお世話になっている土木工事屋さんが
現れました。 時々私の仕事関係の方をご紹介していますが、
この方も大変「笑顔」が良い方なんですね。
癒されます。

奥さんもお目にかかったことがありますが、優しそうな
きれいな方でしたね。
息子さん二人が家業をついで頑張っておられます。
実直な良い青年です。
私なんぞは「極楽トンボ」の代名詞みたいな「ろくでなしの長男」
でしたから、彼らのように仲良く力を合わせて
親子で仕事をしている姿を見ると「戻れるものなら戻りたい」人生を
深々と求めてしまったりしますね。

今建築業界は荒波が立っています。
みんな堪え時なんでしょう。

私の家でもちょっと前までは次男と長女が建築家になりたいと
常々言っていたのですが、最近はとんと言わなくなりましたね。
いくら夢のある商売だと言っても、ここまで金にならねーとって。
継ぐ以前に「ならないほうがいいよっ!!」と思ってしまいます。

まぁそれでもやりたいってんなら「本物」なんでしょうが。
こうは言っても「一緒にアトリエでエスキス」をやっている姿を
時々夢見たりしますよ。

あっ!そうそう「良い基礎屋」さんですよ「石喜建設」さんは!!
予算がいっぱいいっぱいだとか「急ぐ」だのお困りの方は
声を掛けてみてください。 きっと力になってくれますよ!!(多分icon10

石喜建設さんは
054-364-9434

私のところは
054-206-4343です!

  


Posted by アーバンギア at 18:58Comments(2)建築