2025年03月30日

建築士

立面図、書いてました。


建築士が立面図、書くってことは「設計」やってるんですよ。
今日は木造です。
木造ってのは非常に繊細です。
最初から相当に決めておかないと建築出来ません。

だから「見た目」を表現したいっていう段階で、
完璧に「出来上がった状態」「確認申請の状態」で設計して
「立面図」を書きます。
だから作曲家と一緒で「書く」ってのは「作ってる」っていうことです。
覚えて置け。  

Posted by アーバンギア at 00:03Comments(0)建築

2025年03月21日

住宅設計の難しさ

今更なんですがね...


難しいな、やっぱ「個人」の持ち物って。
洋服や靴にバッグなんかは沢山作って置いておいて
「買う人」が勝手に気に入ったものを買っていく。
沢山売れるとかっていう「統計」が取れるから、
売れ筋を作れば良い。
だから不思議なんだ。

全く売れないものや、まあまあ売れるものがある。
そして「ちょっとしか売れないもの」ってのが有るんだけど、
その実に「ニッチな需要」もなんとなく満たされるというか、
買う側からすると、なんとか希望が適う。
組み合わせだな。

日本国内で企画も生産もされていなくても外国製、
輸入品なら手に入るってことも多々ある。
こういうとき「多様性」って、マジで有難いなって思う。

住宅を中心に設計をしています。
国内で設計業を営んでいる方の多くは「個人住宅」の
設計が中心でしょうね。あとは小規模の店舗だとか、
賃貸物件でしょうね。1級建築士の資格が生かされる
案件は滅多なことでは舞い込んでこないでしょう。
普通1級が生きるのは組織設計事務所かゼネコンです。

資格なんて関係なくて何年も同じ仕事をしてくれば
流石に手練れてきて、いわゆる「ベテラン」になります。
私もなんとなく、そんな感じになりました。
それでも毎回思うんですよ、マジ難しいなって(笑)
なんか年々力が抜けてくる。脱力だな。

クライアントとの年齢差も辛い要素だ。
今では常識なのかもしれないが呆れるほど非常識な
若者が増えたと思うし、これを受け入れて仕事をしなければ
ならないのかと思うと、相当に考え込んでしまう。
年齢の差などなくて、もう「絶対的な」不条理と戦わないと
設計が完了しないなんてのは業務として避けられないのが
建築設計であり、住宅設計の最大の「難関」なのである。

グッズと違って沢山作って置いておけない。
住宅展示場のように沢山のサンプルが有っても。
建築系の雑誌が山のように有っても。
その中で「気に入った」建築例と出会っても、基本的には
「ワンオフ」なのが「住宅」だ。
なにがワンオフかって、間取りの問題でも外観の問題でもない、
購入者、つまり「施主」が「この世にたったの一人」っていう
ことが話を難しくしてしまう。

選んでもらえるというプロセスは存在しないのだ。
対峙した「人」に合わせて「標準」や「常識」に導く「作業」が
毎回ある。対峙した人が、どれだけ変人で変わった嗜好でも、
「普通」のものを持たせてあげる作業だ。
変人で変わった趣向の人に変わった建物を作ってあげても
絶対に喜ばれないのである。
若い建築士は、これを理解していない。

変人に喜ばれる「エッセンス」はある。
これは、とても大切で絶対にそれを忘れてはいけない。
しかし車には「丸いハンドル」があり、教習所で触ったことのある、
操作レイアウトでなければ誰も動かせないし、買ってはくれない。
家だって同じだ。

変わった人は自覚が無い場合が殆どだ。
無茶苦茶を言っている自覚がない。
ここが頑張りどころだ。
無茶苦茶の中に「チャームポイント」を見つけるのだ。
それを上手に計画に埋め込める設計者こそが「建築家」を
名乗れるのだと私は思っている。  

Posted by アーバンギア at 18:12Comments(0)建築

2025年03月16日

やはり考えてしまうリフォーム

リフォームは「正しい」考えなのだろうか...


安曇野、行ってきました。とても暖かで天候にも恵まれました。
今日の昼頃クライアントに電話をすると「現在大雪」とのこと。
決断して行ってきて正解でしたね。
今は天気予報が超正確に当たりますからね。

結構大規模になりそうな「リフォーム」だってことは最初から
分かっていたんです。今のご時世、あんまりお金も掛けられないしね。
本当は解体して新築しちゃえば一番良いんだろうけど。
っていうスタートですよ。

まぁリフォームの相談ってのは、みんなそんな感じです。
私はSDGsとか大反対ですし特に建築においては十把一絡げで
決めつけない方が良いです。既存建築物を「上手に」利用する
ことは大変に有意義ですし、新築物件も少しでも長く利用される
ように未来を見据えて計画するべきですけどね。

それでも私は「リノベーション」には賛成なのですが、
リフォーム、それも「住宅」のリフォームに関しては消極的な
考えを持っています。
築年数が古い建物は「元」が悪すぎますし、築浅物件であると、
最新の設備や建材、性能に対して見劣りして、結局それらを
刷新して最新の性能を持たせようとすると新築以上に金が
掛かるというジレンマが発生し、金額を抑える目的のリフォーム
だということに立ち返ると中途半端な工事になるという。
すなわち満足感が得られない工事になって結局数年後に、また
リフォームを繰り返すという、正に銭失い行為になることが多いと。

50年くらい前の図面を見ていると、随分と「頑固」に設計して
あるなって感心するものもあれば、基準法ギリギリで設計してあって、
これじゃ大きな地震が来たら絶対に倒れるよなっていうものも
多く目にします。昨日行ってきた安曇野の現場も断熱材は
「どこにも」入っていませんでした。我が家にも入っていません。
マイナス10℃くらいになる場所なのに。
うちも一番冷えた時でマイナス8℃まで行きましたね。
普通にマイナス3℃、4℃くらいにはなります。
昨夜から停電してて、地獄でしたよ。

先ほど復旧しました。ファンヒーターは、お袋よりあったかいですね。
建築家としては、リフォームは楽しいですよ。改造して楽しむ。
面白いけど、面白いだけじゃないかって思っちゃうんですよね。
マンションとかのリフォームでもフルスケルトンからなら
出来上がりの満足度も高いと思うんですが...
昔の家は基礎が悪いですよね。田んぼだったところに、
ろくに土壌改良もしないで布基礎で建てちゃうんだもん。
まぁそのお陰で地震で倒れないんだけど。揺れて逃げるという。
なんか難しいですね...  

Posted by アーバンギア at 15:54Comments(0)建築

2025年03月13日

明日は出張

明日は長野県の安曇野まで出張です。


なんかカナリ久々だな。
遠方の現場に行くのは。
リフォームの依頼が有ったので現場の測量をして
要望を伺ってきます。

三女が手伝いで同行してくれます。助かるな。マジで。
何が助かるって往復の道中10時間近くを孤独に
過ごさないで済むっていうね。
最低二人いないと測量もできないしね。
また報告します。  

Posted by アーバンギア at 21:36Comments(0)子育て建築

2025年02月28日

リフォームをやります

久々に一戸建て住宅のリフォームをやります。


まぁ私が工事をやる訳じゃないんですけどね。
プランと設計です。あと監理はやります。
どんなデザインになるんでしょうかね。
いわゆる「中途半端」な古民家なんですよ。
我が家と築年数が同じくらい。
風情は有りません。

耐震基準も古いですし、建材もろくなのが無かった
時代の建物ですからね。寒くて暑い。倒壊する。
昔は申請なんてしないで、大工や工務店が
バンバン増築とかやっちゃってますからね。
家相も悪くなって、増築のせいで益々強度が
不足しているなんて滅茶苦茶ありますよね。
まぁそういう物件です(笑)

だから「テイスト」を合わせるっていうと、要するに
「新しくなったね!」っていう新建材の塊で
化粧直しをするっていう、よくありがちなパターンに
なってしまうでしょうし。
奇をてらった「今風の」北欧ビンテージだとか
シャビーもインダストリアルも相当にちぐはぐに
なりますよね。

なんか良いアイデアが浮かぶと良いんですが。  

Posted by アーバンギア at 18:21Comments(0)建築

2025年02月26日

微妙な存在のダンパー

制震ダンパーって知ってます?


地震大国ニッポン。
地震は困りますね。おうちが崩れちゃう。
ちゃんと建築基準法を守って作ったって、それでも崩れちゃう。
所詮は建築基準法も「学者」が作った基準なんです。
昔はパソコンも無かったですしね。
計算のメソッドも確立していませんでした。

どれくらい昔かっていうと、30年切るくらいですね。
築30年の建物は正直、倒壊します。
あの頃の計算根拠だと今では「ヤバい」クラスです。
金銭的なゆとりがある方は耐震改修工事をやった方が良いです。
私も自分のクライアントに薦めたいです。
補助も有ります。

ちょっと前まで木造の3階建ては禁止でした。
解禁した当初は脆弱な建物が多いと思います。
今では木造で大規模建築物が建てられるような計算根拠が
確立したので可能になりました。木造のビルだってあります。
凄いですよね。
良いのかな...

でね。
ダンパーですよ。自動車のサスペンションみたいだ。
地震の力を吸収して熱にして昇華してしまう。
免震構造もあります。色々耐震します。
でもね。

日本に木造建築が入ってきてかれこれ2000年くらいは経ちます。
崩れた建物も多いです。
でも法隆寺は1000年建ってます。大きな地震もくらいました。
何度もね。
五重塔は免震構造です。
でも金物は使っていない。
ハイテクではない。まぁ当時はハイテクですけどね。凄いですよ。

正しく設計してもダメ。だから「補う」ための装置が生まれた。
強制じゃない。
計算根拠を確かめれば最低の基準はクリアできるって
国が認めている。でもその基準を何倍にしても強度は増しても
「靭性」が担保できるわけではない。
素人には全く何の話か分からない。
真面目って何だろうって思う。

壊れないように作るのは当たり前だけど、限界がある。
我が身としては「知っている人の命」は救ってあげたい。
もうそれだけなんである。  

Posted by アーバンギア at 21:30Comments(0)建築

2025年02月24日

住宅の話

久々に建築の事、書こうかな。


クライアントからの依頼で「増改築等工事証明書」ってのに
「初めて」触れたんですよ。
所得税の控除を受けるために必要になる書類なんです。
主に設計事務所が発行できます。
なんか知らなかったんですけど、こんなものを発行するのに
7000円ぐらいは取られるみたいですね。
良い商売だな。これだけで一日食えるな。5000円でやりますから、
どしどしご依頼ください!!!!(笑)

でね。
がっかりしたんですよ。それで。内容がね、もう「建築家」って
なにそれ?みたいな感じですよ(笑)
基礎的な控除は金を使えば受けられますけど、もっと
控除を受けるようにするためには「省エネ」「耐震」「バリアフリー」
的なものに特化していないと駄目なんです。

要するに「カッコいい」でリフォームしたんじゃ控除しませんっていうね。
なんだか最近、マニュアルの自動車乗ってると税金高くするとか、
リアルにこの前車検を通したときに私の「20年落ち」の車は
死ぬほど重量税が高かったので目玉をひん剥いてしまいました。
古い車を大切に乗っていると「ペナルティー」があるんですよ?!
おかしいどころか「因縁」ですよね。ヤクザだよ。

ちなみに「皇后さま」は自分の車を持ってらっしゃるんですけど、
それは独身時代に自分で買った「カローラⅡ」です。
30年以上前の車。別れた女房が独身時代に乗っていたのと同じ。
皇后さま、お嫁入りの時に持ってきた。
皇后さま、今でもドライブは「こいつ」をご自身で運転されてお出かけに
なるという。感涙です。
よくぞ、クソ役人が「ものを大切にする日本人の鏡」みたいな人に
重税を課すような法律を整備しやがったなと落胆いたします。

で、建築ですがね。
私、SDGsだとか脱炭素だかっていう「利権のための口実」が
死ぬほど嫌いでありまして。建築の世界では最も早くにサスティナブル
だとか、持続可能な社会だとか、CASBEEとか有頂天になって
法整備もして次々に財務省と一緒になって「天下り先」が潤うような
法案だの控除や補助を打ち出してきたんですよ。
地球が温暖化しているなんていう、でたらめな嘘、
CO2が温暖化の原因だなんていう陰謀論、CO2減らすと温度が
下がるんだなんていう嘘でたらめで所得税や固定資産税の控除の
「枠」が変わるという、気違い沙汰が横行しているんです。
がっかりですよ。

政府が認定している工事の内容ってのは「別に要らない」もの
ばかりなんです。それらを「行う」と当然結構な「金」が掛かるんですよ。
例えば断熱工事に100万円かかったとして、控除を受ければ100万円
返ってくるから「いってこい」だよねっていう仕組みです。
あくまで「いってこい」なんです。
でもね。

断熱性能が上がる!!耐震性能が爆上がりする!!とか言われたら。
あと光熱費が「ただ同然」になる!!とか言われたら別にそこまで
電気も使わねーのに、暑さ寒さも彼岸までだし、エアコンとファンヒーターの
両刀使いで十分快適に一年過ごせるのに、「オプション」でバンバン
そういうシステムと仕様を「買わされてる」ことを庶民は、
全く分かっていない。庶民じゃないか、「無知」だな。
乗せられやすい。騙されやすい無垢な人だよね。

家を買った人は最終的に「税金が取られない」「税金が返ってくる」から
あんまり気にしていないんですよね。
私的には、もうそこが悲しいですけどね。
だって「税金かえってきた!!」って喜ぶんでしょ?
そもそも取られ過ぎているっていう考えはないんでしょうかね。
返ってくるってことは、取らなくたって良いってだけの話なんですよ?
まぁ教養のない人たちは税の仕組みも知りはしないですからね。
悲しいですよね無教養は。
こんなんだから国というか官僚に良いように扱われているんですよね。

さっきも言ったように脱炭素だのSDGsとかって全部嘘ですからね。
だって税金を取らないようにするってことは「金」が浮かなきゃ
実行できないでしょ?なのにそういった施策のために何兆円も使って
いるんですよ?どうやって金を生み出してるの?って話です。
国交省の役人の天下り先にバンバン金が入る仕組みですよね。
控除を受けられないんじゃ、そんな家は買わないって誰だってなりますよ。

この春から建築基準法が大きく変わります。
もう正直「かっこ」が売りのデザイナーのアトリエ系の設計事務所が
仕事にありつける可能性は、ほぼほぼゼロになると思います。
そもそも貧乏人は設計事務所に設計を依頼しないですし、
益々ハウスメーカー様が「耐震性」「断熱性」「省エネ性」で
「分かりやすく」お客を丸め込んで家を売って行くんでしょうね。
言い方は悪いですけど。

地震が来たって壊れないように設計すれば良いだけなのに。
等級なんて関係ない。
暑い寒いって言ったって、グリーンランドでもないし、ドバイでもない。
普通に作れば十分過ごせる。
貧乏人なのに、セレブみたいに馬鹿デカイLDKを欲しがる。
なんていうか、基本が間違ってる。
生き方が間違っている、歪んでいるから何もかもおかしくなって、
へんてこなものが生まれる。

良い例えではないのを承知で言うが「枯葉作戦」のあとのベトナムの
ような気がする。その時は何も起きない。想像力が無いものが
目先の「利益」にだけ心を奪われてしでかす。
後々予想もしなかった形で「つけ」が回ってくる。
日本中に「ヘンテコ」な家が建ち並ぶ。

大切な事は控除でもなく「対策」でもないのだ。
抜本的な税制改革と、気候風土に合った、逆らわない建築を
暮らし方に寄り添って計画することが最も大切な事なのである。  

Posted by アーバンギア at 17:16Comments(0)建築

2025年02月05日

誰のための

誰のための建築基準法なんですかね。


日本人のためのものだし、国民のためのものなんでしょうね。
ずっと条文を読んでいると「僭越」というより「横暴」に感じる
ことも結構あります。
何をもって最低の基準とするんでしょうかね。
決まってから押し付けられるってのは、なんとも言えない
気分になりますね。  

Posted by アーバンギア at 21:45Comments(0)建築

2025年01月11日

資格試験における「足きり」

馬鹿過ぎますね。


資格試験の合否に関わる採点において「足きり」を設けている
資格試験が結構あります。
どういうことかというと、いくつかの部門で設問が分かれていて、
合計点で合格点となっていても部門ごとに最低点を設けている
ってことですね。例えば100点で合格だったとしても20点の
5部門で合計100点で合格だとして、合計で110点取っていても
ある部門で10点しか取れていなかったら不合格ってことです。

有名なところで「司法試験」なんかがそれです。
私が9回も受験した1級建築士試験も足きりが有ります。
しかし、1級建築士試験の超絶信じがたい採点方法は他の
資格試験では考えられない基準が有ります。
それは「出来不出来」で基準を決めるってことです。
私は知りません。
他に、そんな資格試験ってあるんですか?

どういうことかっていうと、とある部門の正解者が多いってなると、
じゃあ正解率に合わせて、基準点を上げようっていうんですよ。
普通に「合格点」は受験者数に対して、上位の「人数」で
「まあこれくらいかな」、つまり「合格率」で基準点を決めているんです。
考えられなくね?!

だってそうでしょ?
今年は頭の良い子が多かったんだけど、去年より10人、頭の
良い子がいるから、去年の出来は忘れて、頭の良しあしじゃなくて、
人数でそろえて、今年は、もっと頭の良い順番に去年と同じだけ
頭が良いっていうことにしよう!!っていうことと全く同じなんですよ?

つまり優秀な建築の知識を有していても、建築士にしたくないから
っていう理由だけで資格が与えられないんです。
こんな不公平な資格試験、不公平な公的基準なんて他に
見たことも聞いたことも無いですよ。
一所懸命に勉強してきて、一定の知識を満たす基準をクリアしても、
今年は駄目ねってなったら、いったい何を目標に勉強すれば
良いんだってなりますよね?
合格するには満点以外に道はないっていうのと同じですよ?
そもそも1級建築士試験の合格は、8割程度じゃ受かりませんけどね。
ほぼ満点ですよ。

正直、司法試験なんかより何倍も難しいと思います。
設計もするんだし。マジで凄いわ。
難しい割には飯も食えないし、コスパが最悪な資格です。

過去問を徹底的に勉強するしかないんです資格試験は。
でも50年前の試験では過去問を10年やればよかったのに、
今なら60年分やって、全問正解にしなきゃならないんですよ!!
今の60代から上の世代の1級建築士の資格なんて、いまの若者の
知識量に比べたら小学生レベルなんです。
まぁ悲しいかな素人には、それが分かりません。
1級建築士なる制度が出来たのは昭和25年です。
実に下らない、実に意味の無い「既得権益」のための資格制度だと
心から思いますね。設計力には1ミリも影響がない。  

Posted by アーバンギア at 22:27Comments(0)建築

2024年11月09日

誰がやっても同じ?

昨夜、シミジミ考えましたね。


仕事のことで考えちゃいましたね。今更なんですけどね(笑)
例えば、家を建てようと考えたら普通の人だったら、
雑誌を買ってきたり、住宅展示場に行ったり、それこそネットで
色々調べたりしますよね。
調べる「理由」は様々でしょうね。ただ「知らない」から
調べるというか「知りたい」んですよね。

普通はDIYで自分の家を建てるなんて出来ませんから、
誰かに「作って」もらう訳じゃないですか?
これって「工務」だけなんですよね。
素人は「設計・監理」について全く無頓着ですね。
仕様には拘るんですけど、欲しいものやりたいことを言って、
それを並べれば建築が出来ると思っている。

和モダンだとかって、見た感じで良いなってなったとして、
和モダンにして欲しいと言えば「誰でも」建てられると思ってる。
「近くの人に頼んだ」とか平気で言う。
コンビニかよ...

自民党が過半数割れした。選挙に行かない人は共通して
「誰がやっても同じ」だよと異口同音に言う。
同じな訳ないのに。
アメリカでは大統領選挙が行われたばかりだ。
あれだけ選挙に関心が高い国なのに、どうにもならない
馬鹿も結構いる。
投票日の次の日に「あなたは誰に入れるつもりですか?」
とかってインタビューすると「ハリス」だとか「トランプ」だとかって
名前を言う。投票には行きますか?と質問をすると
「当然だよ!自分たちの暮らしが掛かっているからね!」
なんてご機嫌な感じで答えている。
もう昨日終わって勝利者まで分かっているのに...

日本も同じだろう。
首相の名前を言えない人は大勢いるはずだ。
政党名も知らないだろう。
選挙の争点は「マスコミ」が垂れ流した下らない低次元の
戯言だけだ。自分たちの暮らしが政治で変わると思っていない。
むしろ政治のせいで悪くなっているのに。

病気になったら医者に行く。医者に行けば、どこでも治して
くれると思っている。見立ても手術の腕もバラバラに
決まっているのに。ダメな医者のことを「藪医者」って昔から
言うってことは昔から駄目な医者は歴然といるのである。
飯屋に行くときだけは、あそこは美味いだの不味いだの
言うくせに、ジーパンを買うときに「シルエット」なんて気にもしない。
せいぜいが色と「ざっくりした形」だけで、吊るしてあるのを
買って帰る。売ってるものは「ちゃんとしたもの」って
妄信的になっている。みんなが買ってるから自分は間違ってない。
間違えようがない、だって「みんなと同じ」だから。
日本人だ。

千差万別だって言うのに、人とちょっと違っただけで、
変わり者だの非常識だの喚く。
ジェンダーレスだって常識人ぶるくせにポリコレに出会うと、
付き合いづらいと眉をしかめる。
もう滅茶苦茶なんだよ。自分が「おかしい」こと言ってる、
おかしい人だってわかって欲しいよ。
人と違うオーラを放っている人は決して人と違う生き方を
求めている訳じゃない。
むしろ同胞を探し求めているんだよ。
別の言い方をすれば誰しもが「理解されたい」と毎日思って
生きているってことだ。  

Posted by アーバンギア at 16:50Comments(0)建築

2024年11月05日

法チェック

失敗しました。


久々の「馬鹿」でした。
若いころは、ろくすっぽ法律のチェックをしないで、ガンガン設計を
して後から法適合してないからって手戻りしてましたね。多かった。
そういう人、多いんじゃないかな。特に意匠設計やってる人で、
法律詳しくなくて、あと若いとか経験少ない人とか。

住宅の営業も多いですよね。兎に角「契約」取ろうって思っている
人は、お客のご機嫌ばっかり取ってますから、「出来ない」
「無理です」なんて言葉は禁句ですよね。
もうだいぶ前から私は、これを連発していたんですけど「肌感」で
無理だよなあ~って思っていたので、色々とチェックしていたら、
とっくにしたつもりの「容積率」の算定の計算が間違っているのを
先ほど発見。まぁ見つかって良かったです。

前面道路が4mしかないんですよ。
勝手に特定道路の緩和の計算で逃げられるって思い込んでて。
お客さんに大きなアパート建てたいって言われてて、もう建つ前提で
計画やっていたと。小僧みたいです。恥ずかしい。
でも流石に日影規制だとか道路斜線制限を天空率で逃げられない
かとかやり始めたので、最初から法チェックやりなおそうって思って。
まぁして良かったんですけどね。

すでに提出してある計画が有って、それなら適合しているので。
流石ベテラン(笑)
まぁなんていうんだろ、ギリギリを狙ってやるにも「あたり」を付けて
やりますからね。もう長年仕事をしてますので。
作れなきゃ意味が無いので、工事まで考えて計画作りますよ。
予算とかね。
上手くまとまると良いのですが。
私的には、すでに竣工した様子までイメージできてますがね。  

Posted by アーバンギア at 16:24Comments(0)建築

2024年11月04日

ダメCADの代名詞

JW、今でも使って仕事している人いるんですかね?


まぁ「ただ」だから普及したんですよね。
そんでもって結構「使える」CADですよ。正直、これだけのものを
「個人」がプログラムしたのかって思うとTRONなんかより
凄いなって思いますね。本当に。

でも余りにも「個人的」すぎる。ヲタの塊ですよ。
もしかしたらユーザーの声を反映させてソフトをアップデートして
行っていたなら億万長者じゃ効かないくらい儲かっていたと
思いますね。でもフリー、つまり「ただ」にしたお陰で
普及したし、スタンダードになったんですよね。
ここで満足というか「ほくそえんで」いると思いますね。

にしても駄目だわ(笑)
とても実務には使えない。私の場合は。
趣味だな。難しすぎるのと、手間が掛かり過ぎる。
こんなものでは金儲けは出来ない。
つまり「ここ」が狙いだったんだなって最近分かった。
既得権益。
使える奴が飯が食える。
それを狙ったんだって最近やっとわかった。

私はVectorworksの最初から使っている「ツワモノ」である。  

Posted by アーバンギア at 20:16Comments(0)建築

2024年09月25日

21時間掛かりました

昨夜っていうかねえ...


昨日というか本日の深夜0時半頃にレンダリングをするために
エンターキーを押しました。今朝になって、9時半前くらいに
PCのモニターを見るも「真っ白」。頭も真っ白になりましたが。
しばらく待つとCADの画面が立ち上がりましたが、
画像は半分くらいしか処理されていませんでした。

タスクマネージャーを立ち上げるとCPUはMaxで動いている
ようです。しかし9時間も経って半分とは...
これは今日は仕事にはならないなと諦めました。
でも何もすることが無いんです。
あるんですよ?沢山。でもパソコンが使えないんじゃ
何もできないです。

仕事で使っているPCでCADやっちゃってるので。
もう1台有るんですけど、ネットワークで繋がってないし。
もう諦めて一日中Youtube見たり料理したりして過ごしました。
最近満足に休んでいなかったので、まぁ良いかなと。
今日でお彼岸もおしまいだし、ご先祖様に沢山何か作って
召し上がって頂こうと思っていたし。
煮ものなんかを作ったりしてね。

先ほど処理が終わりました。21時間掛かりました。
人生で最長記録を樹立しましたよ。
息子が使っているCADなら1分くらいで私が21時間掛けて
作ったCGよりも断然リアルで美しいCGが出力できますがね。
技術も技術者も新しくなります。
もう完全に世代交代ですね。私も61です。
定年ですよ普通は。

馬鹿みたいな一日でした。
今日は日が暮れたころから足元に「電気ストーブ」を
着けました。秋は無いですね。直ぐに冬になっちゃうのかな。
明日はフォトショで画像加工やります。
金になるのかな...  

Posted by アーバンギア at 21:46Comments(0)建築

2024年09月11日

楽しい建築

山梨県の小淵沢に行ってきました。


設計・監理やってるんです。
まぁ仕事の内容は詳細には語れないんですが。

中部横断自動車道ってのがあって、それが出来るまでは
国道52号線という名ばかりの「田舎道」をクネクネと、
のたりのたり行くしか無かったんです。
小淵沢までですと清水から5時間近くかかったと思います。

バイパスが出来てから2時間も有れば行けちゃいます。
ところが!!
土砂崩れでトンネルが駄目だから11日から13日まで
一部通行止めだっていう。
まぁ距離にしたら、しれてるんですけどね。

でも通っている道が、たったの「1本」なので、その国道に
出るまでの「信号待ち」が尋常じゃないんですよ(笑)
行きは、マジで橋の上で寝たくなりました(笑)
有難いですねTikTok(笑)

小淵沢でも昼間は暑いです。今日も32℃くらいありました。
標高1000mです。
我が家は600mくらいなので凄く親近感有ります(笑)
帰りはエアコンいらなかったです。まぁでも湿気が酷いので
エアコンと、自然換気と交代交代で帰ってきました。

驚いたことには、リゾナーレの近くの「もみじ」が既に
「紅葉」し始めていることを目にしたことです。
えええ!!ですよ(笑)
こりゃあ、死ぬわけです(笑)もう死ぬっていう(笑)
月日が経つのは早いです。本当に言ってます。

つい、この前「新年」を迎えたばかりだと思っていたのに、
もう半年どころか9か月も使い切る状態です。
今年も残り3か月とちょっとです。
ヤバくないですか?!
子供達に強く言いたいです。
明日死ぬなら今日、何をする?って。
今朝はお仏壇に向かって自分が何をすべきかは
重々承知しているってご報告しました。
全然ダメ人間です(T_T)  

Posted by アーバンギア at 21:59Comments(0)建築

2024年09月07日

東京文化

東京で仕事してきました。


建築と建築じゃない仕事(笑)
まぁ詳細は、いずれ書くと思いますが。
ちょっと感じたことをブログに書きます。

昨夜は次男の家に泊まったんです。
次男の借りているアパートのは、いわゆる「リノベ」物件です。
木造なんですが、恐らく相当に老朽化した物件を無理やり、
なんとかリフォームして賃貸に持って行ったという感じの
アパートなんです。都心に在りますが、まぁなんとか「安い」
部類の家賃ですよ。
肝心のリノベなんですが、点数で言ったら30点レベルです。

余りにも「生活する」を想定していないので、借りても
手つかずでは住めないです。
私は、いくつも家具みたいなものを作ってあげて、間仕切り壁の
ような要素も持たせて家電を置けるようにしてあげました。
幸い息子は気に入ってくれたようです。

今日は、住宅の建て替えの案件も有って、都内にいました。
地方都市であれば古い建物を「やんわり」と手を入れて
残すことは比較的容易なんですが、都内の中心部は今どき
大概「防火地域」で「商業地域」だったりします。
そうなると50年以上も前に建てられた木造家屋なんて、
現代の基準法には全く適合しませんし、そもそも危なくて
住んでいられません。

それでも。
「たたずまい」ってありますよ。風情がある。
なんとかそのままにっていう気持ちもありますが、安全に
住めなきゃ住宅の意味がありませんからね。
私は、そういうの得意です。
なんていうかな、元にあったものを、元々あった「エッセンス」を
次世代に再構築させた建築っていうのかな。

地方には文化が凄く有るみたいに言いますけど、東京って、
賑やかで「最新」ていうイメージがありますが、東京には
日本一古い「文化」が残っていますよ。
空襲で全部無くなってしまったんですけど、無形の中から
再生した昔の日本っていうのが歴然と存在しているんです。
私は、それを大切にしたいんです。
そういう人も大勢います。
良い仕事ができると、それこそ良いんですが...


  

Posted by アーバンギア at 23:00Comments(0)建築

2024年09月02日

久々の仕事

なんか、肌感では1か月ぶりくらいに働きました。


まぁ本職が建築家、設計士なのでね。
設計図を書いたんじゃなくて「頭を使って」設計したよっていうね。
子供達の「後期の授業料」をなんとか工面しなけりゃならないので、
結構、ガチ、結構必死で設計しましたよ(笑)

どこが必至っていうとね「実施可能」ってとこです。
絵に描いた餅じゃあ請け負えば丸々赤字ですからね。
私は頭が悪い上に「拘り」が強すぎて、設計を職業にするには、
余りにも向いていないんです。自覚有り(笑)

今回の依頼は「請負」前提なんですよ。
これが一番怖いですね。マジで怖い。
私のような建築家、デザイナーが「しでかした」設計内容は、
見積もり出来ないって言うか、「予測」が立たないです。
だから「危険費」を計上するしかないんですが、そうなりゃ見積もり
金額が高額になって、クライアントにOKを貰えないっていう。

なんていうかな、個人じゃなくて「法人」相手だと、「金」しか
見てもらえないんですよね、大概。
費用対効果すら考えてもらえない。
確かに、使う人の意識まで慮ることは出来ても、一過性、
「人のもの」っていうか「俺のもんじゃねーし」っていうことだから、
ああ、これは嬉しいよね!!っていう次元まで持って行っても、
「見返り」が想像できないと、それは「ただの無駄」になってしまい
ますよねっていう。分かります。
内部留保を減らしましょう(笑)

だからこそ設計側としては、お金かけた方が良いです!!って
なるんですよ。中途半端なものは、すぐに「ゴミ」になります。
GUで買ったTシャツなんて、よほどのことが無い限り、来年には
捨てずとも「別の」Tシャツに取って代わられます。
でも楽しいな、設計は。

ゼロからものを考える。でも建築するには「敷地」もあるし、
考えれば「気候」や「環境」も重要だ。
建築はゼロから発想するが「ベース」が必ず邪魔をする。
一番の大敵は「金」だ。
今日は、もうちょっと飲んで寸法線を入れる(笑)


  

Posted by アーバンギア at 20:20Comments(0)建築

2024年07月15日

レモン画翠

知っている人は少ないんでしょうね。


私は知りませんでした。娘に言われるまで。
私は建築は、ほぼ完全に「独学」で覚えましたし、教育機関で
教わっていません。大学は行っていませんし。

「レモン画翠」ってのは、お茶の水にある「画材屋」のことです。
建築に特化した材料もたくさん置いてあって、いわゆる普通の
画材店ではありません。
ですから建築に関係する学生や設計に携わる者には
知れた存在なのです。規模は日本一です。歴史もね。

変わった名前ですよね。娘が分かったように早口で
「レモンがさい、レモンがさい」って言うんで、「なんだよそりゃ?!」
って叱ったことが有るんです。向こうは知ってて当たり前で
まくし立ててくるので、私が知らないことを「何で知らないの?!」
くらいな気持ちで言うんですよ。
「がさい」ってなんだって思いましたよ。

だって「画翠(がすい)」なんて言葉、聞いたことも無いでしょ?
画翠ってのは創業者の家の「屋号」だったらしいですよ。
昔は良く屋号で言ったものですよね。
部落には同姓が多かったりして分かりにくいですから。
名前じゃ覚えるのが大変だしね。
なんか緑色の建物だったのかなぁ。翠ってなぁ。カワセミのことだ。

で、このレモン画翠ですが101周年ですよ。
この店が毎年「学生設計コンペ」を開催しているんですが、
通称「レモン展」に選ばれて出品展示することは学生にとっては
結構な栄誉ある出来事みたいです。
夏休み前は大きな課題も抱えて学生たちは余計なコンペに
参加する余裕は無いのでしょうけど。

それをなんと娘たちの大学がホスト側に回って、いろいろと
準備をしたり企画を考えたり、作品まで出すという。
宿題やんなくて良いのかよって感じです。
娘は、ポスターの作成を任されたようです。
色々聞いてきましたが、結局、私のアドバイスは「ガン無視」で
自分で構図を考えて描いたようです。
可愛い感じで、あの子らしいなと思いました。

お茶の水の街角に自分の描いたポスターが張られているのを
見つけて誇らしげに写真を送ってきました。
なんでも自分で苦労して認められれば嬉しいものです。
努力が全て報われるかどうかは分かりません。
しかしゲインってものは、アウトプットしなければ得られないんです。
ましてや、喜びともなれば。
良かったね和声。

https://lemongasui.co.jp/lemon-100/
なんと#3の動画では倅の先生が出演なさっています。


  

Posted by アーバンギア at 20:51Comments(2)建築

2024年07月05日

となりのスゴイ家

ついに!!


自分が設計した建築物をTVで取り上げて頂きました!!
まぁ宣伝になってしまうので私のことは1ミリも出てきませんがね(笑)
そこは仕方が有りません。
あの映像を見て、良いなあ~詳細を知りたいなあ~とかなっても、
どうにもならないという(笑)
行方不明者を探すほどにまでは、ネットサーフィン、サーチは
していただけないですからね。

それでも当初、建築家になろうと決めた時に雑誌に出る、TVに出る、
賞を貰うなど「目標」を持って仕事をしようと決めていましたので。
そもそも仕事なんて無いんですから、自分のモチベーションを維持する
ことが大切だと考えていたんです。

ミュージシャンへの強いこだわりを完全に「捨てよう」と思ったんですよ。
結婚を決意したときに「勝手な夢」は捨てようと独りで決めました。
いわゆる「堅さ」とか「ちゃんとしてる」っていう「見てくれ」に拘ったんです。
家内の両親に心配を掛けたくなかった。そして「蔑んだ」目で見られたく
無かったんです。ミュージシャンなんて馬鹿みたいな夢を持っている人間に
ろくな奴はいないって思われていましたからね。
私としては大切な娘さんを貰うのですから、少しでもご両親の心に
寄り添いたいと思ったんです。
一度も家内にこれを話した事は有りません。とうとう。

でも家内は私が「ミュージシャン」だったから好きでいたという部分が
少なからず有ったと思います。カッコいい!!普通じゃない!!って
ところとでも言いましょうか。
もっと話は複雑なんですが、まぁ今日は、それを話すってことではなくて。
建築家として「一人前」になっている姿を家内やご両親、私の母や子供たちに
見せたかったんです。未だに受賞だけないですね。コンペには勝ちましたが。
二冠だけでも30年近く掛かりましたね。
建築設計は大変です。

雑誌に乗ったりTVに出たりできる人間なんて、プリツカー受賞者でも
無かったりする。
しかし実を言うと、もう野望のようなものは、当の昔に無くなってしまいました。
施主が喜んでくれたら、それで良い。それが一番だと、ずっと思っています。
まぁ私だからっていう設計内容にはしたいと思ってはいますけどね。
気になったら仕事ください(笑)
もうちょっと子供達の学費を面倒見なきゃならないので(笑)

atelier@urbangeardesign.com

https://www.bs-tvtokyo.co.jp/sugoie/
見逃し配信もするみたいです。

こちらはクライアントのブログです。アーカイブにウエブ見学会ありますね。↓

https://ameblo.jp/aiirobiwaco/amemberentry-12858153043.html
  

Posted by アーバンギア at 21:54Comments(2)建築

2024年07月01日

建築士

マンションのリフォーム現場に行ってきました。


もう「現場」じゃないですね。引き渡しも済んで、もう住んでいるんですから。
ちょっとした補修と追加工事が有ったのでやってきました。
ビルダーさんが来てくれたおかげで、とても早く、スムーズに出来ました。
やはり餅は餅屋に突かせろですね。

私は手が震えるようになったし、目も悪くなったので細かい作業が
めっきり出来なくなりました。今日は次男が一緒に来てくれたので、
細かい作業を頼みました。とても素人とは思えない美しい仕上がりになりました。
本当に器用な子です。
正確で速いです。
もうちょっと私が老いぼれたら確実に、あの子が跡を継ぐんでしょうね。
家族の全部をです。

長男は「シンボル」ですね。次男は出しゃばらないです。見た目とは違って、
本当に控えめで、うちは男の子たちは、みんな本当に控えめです。
長男なんて殆ど喋らないです。
体が動く方ですね。日本男児の見本みたいな男です。

私は建築士です。でもそれは「一面」にしか過ぎないです。
建築士の資格を持っているってだけにすぎません。
行政に対して仕事をする時だけ「建築士」になります。
設計をやっているときは「建築家」でいます。意識は有りません。
仕事をしていないときは、どうなんでしょう。
一体なんだったんでしょう。
夫であり父親であったはずです。

一体何がどうだったんだと考えることも多くなりましたが、確実に言えることは、
私の人生の中で「建築士」だったという時間は極々短時間で、
半分は「親の子」で半分は「子の親」だったなと24時間を振り返ってみても、
それが間違いなく言えることだと改めて思ったという話でした。  

Posted by アーバンギア at 20:59Comments(0)建築

2024年06月30日

出張


  

Posted by アーバンギア at 23:48Comments(0)子育て建築