2019年10月30日

初級 水彩画 入門 その1

っていっても人に教えられるほど上手くもないんですがね。


ここ数日は「絵」を描いています。仕事です。
もうとっくの前に納品の締め切りは過ぎているのですが。
次から次へと舞い込む仕事の「お陰」で全く進捗しませんで。
焦りのせいでパニックが酷く出てしまって。
空恐ろしい「うつ状態」でした。そうなってくると、やらなきゃ
いけないことは分かっていても、今度は体が動かないという。
もう本末転倒状態だった訳です。

中々筆が進まない理由は、それが「建築パース」だから
なんです。建物の絵を描くのは非常に困難です。適当ならば
面白です。水彩でサラサラと描かれたものは味が有って、
趣が有ります。でも建築パースは完成予想図なので、
あんまりルーズな表現では駄目です。それから絵というものは
面白くなきゃ全く駄目なんですが、面白い絵にしてしまうと、
今度は完成物が良く分からないっていう表現になってしまう
訳ですよ。

例えば夜明けとか日没寸前とか、雨だったり完全な夜景とか、
そういったシーンの方が絵としては面白い訳なんですが、
それが出来ないというね。で、要求されているパースは1棟だけ
っていうものでは無いんです。分譲地のような建物が連担して
建っている様子、それも複数の用途の建物が建っている「街」
のようなものを描くという。もう最高難度ですよ(T-T)

報酬の前払いでもあれば腰を据えて取組めますが、
まぁ諸事情が有って(毎度ですね)ノーギャラ状態ですから、
食うためにも、チョコチョコ日銭を稼ぎながらというね。

で、こういった「広大な景色」を描くなら相当に大きな画用紙に
描かなきゃ細部を描くのが辛くなります。でも複製して印刷用途に
使うわけなので、スキャン出来るA3サイズくらいまでの画用紙に
描かなければなりません。地獄です。
まぁあんまり大きな画用紙では絵の具も沢山使いますし、
描き上がるまでに時間も沢山必要になります。

一般的には画材はA3とかっていうサイズではありません。
横に描くので横幅がA3に近いF6という画用紙というか、
スケッチブックを使いました。もうかれこれ10年くらいはブログも
書いていますがCGの講座的なものは何度かやりましたが、
「水彩画」の講座は一度も取り上げたことが無いと思います。
味の無い作例を使っての講座なので、ちょっと寂しいですが、
良い機会なので極々初歩の「水彩画の描き方」講座を記事に
しようと思います。

絵を描いてみたい。そんな気持ちになって頂けたら嬉しいです。
一口に描き方と言っても、とても長い話になってしまいますので、
数回に分けて綴って行こうと思います。

これが完成した絵です。



まず画用紙を「固定」するものを用意します。画板は駄目です。
水彩画は物凄く「水」を使うので、紙が、ベコベコになっちゃいます。
だから私は薄いベニヤ板にホチキスで固定します。余り厚い
合板だとタッカーのような大工が使うものでないと針が打てません。



ベニヤが塗れると中の接着剤や木の「おろ」が出るのでニスを
塗っておくと良いと思いますが、私はサランラップを巻いて良しと
しています。



下書きの画用紙を水でビシャビシャにします。破いてしまわないように
気をつけてください。十分に塗らして板の上に数分放置します。
紙が十分伸びるのを待つんです。



完璧に平らになったところでホチキスで留めます。出来れば事務用の
大きなホチキスで留めたいですね。固定できたら天日で乾かします。
ホチキスを画用紙の端っこに留め過ぎると紙が簡単に破けますので
注意してください。乾けばピンと張りますよ!



使う筆です。実際には4本もあれば十分だと思います。左から
20号の丸筆、パステルブラシ、ナイロン毛の線引き、8号の丸筆、
8号の丸筆、面相筆、ビューライナー、8号の扇形筆、0号の平筆、
2号の平筆、ナイロン毛の線引き。ちなみに茶色い毛先の筆は、
セーブルと言ってイタチの毛で出来ています。ナイロンの毛のものは
弾力性が無い分、窓などのエッジの効いた部分を塗るのに適しています。

練り消しは100均のものです。下書きの鉛筆が濃すぎるところを薄くする
のに使います。良い匂いがします(笑)



スパッタリング(絵の具を筆で弾き飛ばす)などを行なうこともあり、
作業スペースは、なるべく広く取った方が良いです。パレットは
使いません。100均で買った醤油皿みたいなものを使います。
洗うのも簡単ですし、兎に角「純白」を用意しましょう。




下書きでは道に見えるところは川です。川のハイライトと窓、
それに左手前には、ハーブの白い花を表現したかったので、液体の
マスキングを塗ります。初めてペンタイプを使ってみましたが、
絶対におススメしません。800円以上もしましたが二度と使いません。
予想外にドバッと出ますし、決して線は引けないですね。先程の筆の
画像で紹介したパステルブラシは、このマスキング液を塗るときに
使うのですが、正直、筆を1本捨てるつもりで線引きの筆でマスキング液を
塗るのが一番上手くいきます。



左端の細かい点状のマスキングは、歯ブラシを使って「スパッタリング」で
行なっています。大き目の点を作るときは筆でやります。歯ブラシを
指で弾くと細かい点が作れます。指が、ベトベトになって地獄ですが(笑)

それでは早速、色を付けて行きましょう。水彩画は基本的には「水」を
使って描きます。絵の具を塗る前に画用紙に水を塗るというか、水で
描くんです。そこに絵の具を落とすようなイメージですかね。薄く描いて
行くことがコツです。気に入った濃度になるまで水、絵の具の作業の
繰り返しです。空から描いて行きます。



ドラマチックな時間帯を想定して描きたかったのですが、中途半端になって
しまいましたね。雨上がりを意識したので、空の中央付近に「ピンク」っぽい
色と「黄色」っぽい色の帯を最初に引いてあります。極々薄く始めましょう。



水が偏って乗っているせいでブルーが汚くなっていますね。失敗です。(笑)
濃い色を上の方に乗せて、水でぼかして描いて行きます。右上を濃くして
絵が締まるようにしましょう。地平線に近づくにつれ明るくなるようになっています。
夜明けから暫くたった時間を想定しています。1工程ごとにドライヤーで乾かします。
完全に乾いてから、再度、水で濡らし、その上に色を乗せます。水彩絵の具は
乾くと思っていたよりも薄くなるので目標の色合いになるまで繰り返します。



どんよりした感じですが、ここは、もう偶然の産物なので我慢して諦めます(笑)



次回は背景と建物本体です。



  

Posted by アーバンギア at 18:55Comments(0)あれこれ

2019年10月29日

ちょっとヤバイっす(T-T)

苦戦しています。


絵を描いています。
建築パースなら早いんですけど。
背景を描いたりするとね。
なんか環境のコンセプトを作画しようとすると、
普通に「水彩画」になっちゃうんですよね。
ああ...

もろもろ中途半端で息苦しいです。
どうせ水彩画っていうか「絵画」として成立
させるなら建物なんて見えなくしちゃいたいんです
けどね。見えなきゃ予想図にもならないしっていう。

まぁ文句を言っていても仕方ないので、
描くんですけど。流石に現時点ではロックを
ダブルで4杯目なうです。



欲を掻いて雨上がりを描こうとしたのがいけなかったですね(T-T)  

Posted by アーバンギア at 22:02Comments(0)あれこれ

2019年10月27日

我が家の座敷わらし

うちって、心霊現象が有るじゃないですか~


つっこみを入れていただいた貴方。とりあえず、ありがとうございます。
さて昨日ですが。私、朝一番から22時頃まで仕事で「絵」を描いて
いたんですよ。まぁパースですね。下書きです。水彩画になります。
で、数日前から断続的に描いていたのですが、締め切りも、とっくに
過ぎていたのもあって、通常よりも根をつめてやっていたんです。
その分、多少「雑」になってしまいましたが。

で、何度も何度も集中が切れて。もう正直、投げ出したくなりましてね。
なんか、ここ数日あまりにも「酷くない?!」ってな仕事の依頼というか、
「結末」みたいなものが連続してあったり。家族の私に対する接し方が
冷酷極まりなかったりとか。もう本気で死のうかなって心境になって。
本当なんですよ。必要とされなくなるってのは、きついです。

今描いてるパースも正直「必要なくなった」くらいに言われちゃったんです。
私のせいなんですけどね。余りにも出来上がってこないので、
クライアントも呆れちゃったっていう。まぁでも当初は、もう少し色々と
計画が具体化してから描いてくれって言われていたんですよ。
それが、結局、大分前に渡された「資料」とホボホボ変わらないものを
「台」にして完成予想図的なものを描いてくれってことになって。

もっと簡単なものを要求されていたのかなぁ...
分からなかったので「渾身の力作」を提出しようと思って力んじゃった
んですよね。まぁフィリピンのカフェや古民家ホテルのCGをムキになって
やっちゃったせいで時間も無くなっちゃたしね。他にも凄く力を入れて
設計したのが「ただ働き」になったりしてね。普通に泣きたいですね。

で、昨日なんですけど。
もう何もかも嫌になってっていうより、完全に「脱力」して、よからぬことを
考えていたときだったと思います。そこが思い出せないくらいに脱力して
ましたね。天井というか「上の方」からポトンと何かが落ちてきたんです。
下を向いて絵を描いていたので、どこに落ちたのかも分かりませんでした。
でも結構大きな音でポトンと落ちたんです。視線を上げると、直ぐに
落ちたものが目に入りました。「てんとうむし」です。

ごちゃごちゃのデスクに小さなテントウムシ。でも直ぐに目に入りました。
丸で気づかせるかのように。そのテントウムシは、埃を被っていて、
もう随分と前に死んだものでした。かびているようにも見えました。
それくらい古いものに見えました。私はテントウムシを掴むとゴミ箱に
捨てました。で、ふと思ったのです。「なぜ落ちてきたんだろう」。

風も吹いていない。窓を閉め切った私だけの部屋。振動など起きる筈もなく。
それは突然落ちてきたのです。

昨日のうちに描き上がった下書きを「2枚」クリアファイルに挟んでおきました。
朝一番にコンビニに行ってスキャンしてこようと思ったからです。
我が家ではA3サイズがスキャン出来ないので。データをクライアントに
送る必要があったので。出掛ける前にクリアファイルを手に取り
「何の気なしに」、本当に「何の気なしに」、「なぜか」2枚の下書きの絵を
確認する訳でもなく1枚目を少し捲って、下の絵を見たんです。
そのときです。

昨日ゴミ箱に捨てたはずの「テントウムシ」が絵の間に挟まっていたのです。
マジでビビリました。だって死んでいるんです。動けないですし、そもそも
捨ててあったのに、なんで絵の間に入ったのでしょう。

暫くして、なんとなく気が付きました。
一人で絵を描いている時に「俺は一人ぼっちだ」「もういてもいなくても同じだ」
もっともっと多くの「悲愴」な言葉、想いが浮かんできていた時。
我が家の「座敷わらし」それとも「守護霊」もしかしたら「久遠の母」が、
「ここにいるよ」と教えてくれたんじゃないかと。
1回だけ、テントウムシを落としたくらいじゃ気が付かないだろうと、夜のうちに
テントウムシを「有り得ない場所」に置くことで「不可思議」を教えてくれた
のだろうと思いました。誰の仕業かは分かりませんが、目に見えないとしても、
気にかけている「魂」は、ちゃんと有るよとでも言ってるかのような。

ほんの少しですが、気力を持ち直しました。
だから絵を描きます。兎に角、描きあがるまでは死にません。
出来上がった絵を見てから、その先は考えます。



ここ数日、私を気遣って一緒の布団で寝てくれます(T-T)
  

Posted by アーバンギア at 19:41Comments(0)あれこれ

2019年10月26日

関心

心にかけること。気がかり。特に、興味をもって、注意すること。


関心が薄れる。または「消失」する。
どういういことなんでしょうか。あれほど、心を奪われる程に
魅力を感じていたものが全く何の変哲も無いものに見える。
そういった存在に変わる。

「しらける」って状態でしょうか。
何かを切っ掛けに夢から醒めるかのような。夢とは何だったの
でしょうか。夢が希望であり未来だったからに違いありません。

花も枯れてしまえば人の気を引くことは出来ません。
生きているということは、やがて訪れる終焉を避けて通ることが
出来ないという宿命を否応無く受け入れなければならないのです。

季節は巡ってきますが、人生は季節とは違いますね。
この世には難病が多くあります。考えただけでも鳥肌が立つ、
恐ろしい病気の数々。「多系統萎縮症」という難病を発症して、
生きる希望を失って安楽死を選択した女性がいた。
意識は完全に有って、明瞭なのに体は全く動かせなくなるという
恐ろしい病気だった。

意識だけ有っても自ら何も「選択」出来ないのならば死んでいる
のと同じだ。いや、もっと性質が悪い。地獄だ。生き地獄だ。
自分で意思を表すことが出来ない。「夢」を見ることが出来ない。
死んでしまった方が楽だ。

人に関心をもたれなくなる。森の中でうずくまっていても、誰にも
気づかれない。街の中のベンチにいても誰の目にも留まらない。
家の中にいても、家族と一緒に居ても心の中までやってこない。
気にしてもらえないのなら、森の中だろうが茶の間だろうが、
どこにいたってかわりゃしない。

わざわざ消えて無くならなくても、もういないのと一緒なのだから。



  

Posted by アーバンギア at 16:47Comments(0)あれこれ

2019年10月23日

魂は有りますよね。


どこにあるんでしょうか。全身が魂なんでしょうか。
魂が体を操っているのでしょうか。何が司っているのでしょうか。
私たちは何なんでしょうか。終わりが来れば、ちゃんと評価
してもらえるんでしょうか。最後には救われるんでしょうか。
安息は、やってくるのでしょうか。
何処に行けば落ち着くのでしょうか。何をすれば救われるのでしょうか。
何が報われるのでしょうか。誰が報われるのでしょうか。  

Posted by アーバンギア at 17:57Comments(0)あれこれ

2019年10月22日

久しぶりに夢を見ました。


夕べから今朝方まで物凄い雷雨で。雷だと眠れるんです。
うつ病は(笑)
寝ましたね~!!13時頃まで寝ましたよ!!嬉いー!!
夕べも0時前には「一旦」寝付いた筈なんです。
断続的に目が覚めましたが、雷が地響きを上げて鳴っていると
物凄い睡魔が襲ってくるんです。遠雷でも寝やすいですかね。
風の音も良いんです。

夕べはブルゴーニュの赤ワインを1本空けてしまったので、
ちょっと飲みすぎた感もありますが。まぁでも、なんか「脱力」
してしまって。リセットしたかったんですよ。
例によって仕事でも滅茶苦茶、振り回されて。結局「ただ」に
なってしまったというのも有ったりして。頼んだ人って、どんな
気持ちなんだろうって思うんですよね。普通に「迷惑」掛けた
だけですもんね。良く平気で笑っていられるよなって。

まぁ良いです。兎に角「毒」が溜まっていたって感じです。
で、久々に夢を見たんですよ!!!
それも「疲れる」夢です。「悪夢」ってやつですね。
解説すると...

私が上空から下界を見ています。多分「エンジン付」の
パラグライダーみたいなのに乗っています。この乗り物に乗って
飛ぶ夢は定期的に見ますね。なんでしょうかね。
で、なぜか水路、それも「地下水路」の中を進んでいくイメージが
残っています。
その先に何か見えたんですが。
その前に上空から川が見えたんですが、その「川幅」一杯に
巨大な「サメ」が嵌っている感じなんです。川幅は7~8mは
ある感じです。石の橋に頭が嵌ってしまって、それ以上進めない
って感じでした。
次のシーンでは水路です。先の明るくなった場所に大きな
「イノシシ」が左からやってきました。すると川が盛り上がって、
イノシシに向かって何かが向かっていきます。ワニだと直ぐに
思いました。っていうか、ワニを向かわせた意識が有ったように
思いました。ワニはイノシシに喰らい付きました。大暴れす。
で、目が覚めました。

私は時々この「巨大な鮫」の夢を見ます。物凄い大きな鮫が
普通に「名物」として海水浴場を泳ぎまわっていたり。
疲れる夢は大概「海」に関わる夢です。とても綺麗なんですが、
鮫が出たり、物凄い流れに流されたり、遠洋で漂流したり、
巨大なクラゲが迫ってきたり、原始時代の魚に襲われたり、
小さなクルーザーで漆黒の洋上にいたり。

なんなんでしょう。
疲れますね夢は。
目が覚めているときに見る夢も疲れますね。何も考えないで
生きることって出来ないんでしょうかね。人間って難しいですね。
感情が面倒ですね。寝ているときくらい感情を捨てたいですよね。
だから酒を飲むんですよね...


  

Posted by アーバンギア at 18:00Comments(0)あれこれ

2019年10月21日

車庫。ガレージ?それは「男の隠れ家」

お待たせいたしました。ひらりさん。語りますよ!!


さて私の拙いブログを楽しみにお読みいただいている読者の
一人にハンドルネーム「ひらり」さんという方がいらっしゃいます。
実は、ひらりさんは最近になって「終の棲家」を普請なされました。
お住まいは「静岡」ではありません。私を知るキッカケになったのは、
SuMiKaという建築家のポータルサイトだと仰っていました。
既に請負い先も決まっている状態でしたが、「何が」お気に召した
のかは分かりませんが、なんとか「今更」私に「何か」頼めない
ものかと大変な「ジレンマ」を抱かれたそうで(笑)
そういった紆余曲折?は有ったものの、なんとか地元の工務店さんに
ご希望を叶えて頂いたそうです。本当に良かったです。

で、最近の記事に
https://urbangeardesign.eshizuoka.jp/e2014174.html#comments
てなことを、したためましたらコメントをお寄せいただいたんです。
「車庫」をどうしたら良いか?ってご質問ですね。
まぁ折角なんで「車庫」について「言える事」「言えない事」を織り交ぜて
私の考えを書きたいと思った次第です。

さて「自動車車庫」は建築的には大変に「制約」が有る「建築物」です。
自動車が燃えたら?ってことなんでしょうね。今では燃料電池で
動く自動車も多くなりましたが、基本的に自動車は「ガソリン」で
動きます。ご存知のようにガソリンは非常に可燃性が高い燃料です。
燃えるというよりは「爆発」します。ですから「万が一」自動車が燃える
ようなことになれば、収納してある場所は「あっという間」に大火災になる
と予想されます。

自動車が自分から燃えなくても隣近所が火災になり、延焼を受ければ、
甚大な被害を引き起こします。従って外壁にも「内装」にも火災に耐えうる
十分な「性能」を持たせるべきですし、そういった「二次的災害」を
未然に防ぐために建築基準法は明確に基準を定めています。
だから悩みの種なんです。

まず難しい話は後回しにして、ひらりさんの質問にあった内容を精査して
みようと思います。
要望は「シャッター付ガレージ」です。わざわざシャッターを付けるのですから、
基本的には「お宝」が収蔵されるということなんでしょう。
読んでいくと「車」は1台で「バイク」が数台とあります。数台ってのが、
困るんですが(笑)まぁ兎に角、自動車が1台は入る訳です。ここから解説
して見たいと思います。

まず我々が自動車を駐車させるときに確保する寸法は2.5m×5.5mが
基本だと思います。軽自動車ならば、もっと小さくて済みますが、
軽自動車だとは記載が無いので、この寸法が自動車が納まって、ドアを
開けて乗り降りが出来る「最低」の寸法だと言っても良いと思います。
ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカーなどでは個別に検討
しなければなりませんが、例えば国産の自動車であればミラーまで入れても
1.8m程度に企画されて設計されています。ですが2.5mの幅ではドアを
清々開けて乗り降りできるのかと言われれば、それは微妙です。
ですから1台分の幅に関しては最低でも2.5m、長手方向はリアのトランクの
開け閉めまで考慮して最低でも5.5mを(本当は6m欲しいかな)を念頭に
入れて駐車スペースを考えるべきです。

この空間が確保出来ないのであれば、やはり「カーポート」になってしまう
のかなぁと私は個人的に思っています。
構造的にも木造で作るのであれば「間口」は2台並べて駐車しようとすれば
5mが必要になる理屈ですから、かなり大きな「梁」を掛けなければなりません。
やはり2台を「並列」にして「その奥」にバイクや自転車をしまおうと思えば、
物凄く大きな空間が必要になるのです。この空間に屋根を掛けるのですから、
実を言うと車庫を充実させようと考えたら「適当な」設計では、とても
作る事は出来ないのです。ちゃんと設計事務所に依頼しましょう(笑)

簡単に言うと、やはり「鉄骨造」で作るのが手っ取り早い訳です。
でも私は、ここが嫌いなんです。先ほど建築基準法上の制限なども触れましたが、
ガレージに「お宝」をしまうのは、これはもう「男の夢」なんでございます。
ひらりさんの要望には「バイク」とありました。私は長年2サイクルのバイクを
「相棒」のように大切にしてきました。今でもDUCATIのDESMOが死ぬほど
欲しいです。ビンテージのバイクですから、とても「野ざらし」になんか出来ません。
あとアルファロメオのデュエットとシトロエンのGSのビンテージを絶対に
買うつもりでいますから、それ相応のガレージを建てるつもりでいます。

延焼の恐れのある部位が無くても、つまり死ぬほど広い敷地を持っていても、
車庫には内装の制限があります。燃えるもので出来ていては駄目なんです。
でも、しかしですよ、私は、イギリスの「バックヤード」みたいな「男の隠れ家」が
目標であり、実施対象なんです。ここから先は「建築士」としては言ってはNGな
ことを書きます。分かりやすくいうと「脱法」です。

屋根は「トラス梁」で掛けます。木造です。もう「レンガ積み」か「木造」のガレージ
しかイメージが湧きませんよ。現代的なバイクや車なら、まぁ錆びませんし
錆びても知れていますから車庫もカーポートも必要ないです。バイクは錆びると
いうよりも「ビニール」「プラスティック」部品が多いので破れたり亀裂が入る
恐れが有るので「日光」の対策はした方が良いです。
しかし私が言っているのは、あくまで「お宝」の話なんです。もう我が子のように、
っていうか、それ以上!!女房や子供よりも大切だって位のものをしまうなら、
そりゃもう「脱法」だろうが何だろうが行くしかないでしょ?!ってことなんです。

まぁレンガ積みは流石に危ないので、雰囲気だけってならRCで作りますが、
それでは、コストが厳しくなります。まぁ、お宝を所有するって方が対象なので、
少々金が掛かっても、そこは「いっちゃいなよ」って言いたいですけどね。
私なら「小屋」を作りますね。木造で「構造」が丸見えになってる。所々塗り壁に
しても良いですね。床は出来れば敷石かレンガです。兎に角「イギリス」の
車庫になるように。火災には「しない」って気概が必要ですね。
お宝を守るんですから。当然、消火器は設置です。車庫の周りは沢山の植物を
植えます。生の木や草は水分を蒸発させて延焼を抑える効果も有りますからね。
兎に角、ガレージは「聖地」です。

確認申請の時には「可分・不可分」の関係をハッキリさせて、兎に角「車庫」では
無いということで建築するんです。でも「爆弾」を抱えて住んでいるっていう意識は
絶対に持っていないと駄目ですね。
最後に、ひらりさんの質問にあった「シャッター」なんですが、私は「ガラガラ」という
音が聖地には相応しくないと思っているので「観音扉」を付けますね。
木で出来ているシャッターも有りますので、検索してみてください。高いです(笑)
私は「鎧張り」の小屋に「板戸」を付けて蔓バラを植えて自分の「居場所」を作りますね。

まぁ全く参考には、ならなかったでしょうけど、そういうことなんです!!



  
タグ :車庫


Posted by アーバンギア at 21:57Comments(2)建築

2019年10月20日

バカボン突然の帰省

金曜日に次男が帰ってきました。


末娘の誕生日を祝ってあげたかったんでしょうか。
世間は有給を取って、4連休の方も多いでしょう。
今日は山道で他県のナンバーの車に非常に多く
すれ違いました。

で、もう今日、帰るそうです。
1日家にいただけです。しかも「寝ずに」。
一晩中徹夜でプレステでスパイダーマンをやっていました。
本格的な馬鹿です。
翌日、一睡もしないで彼女の家に行きました。
先程、戻ってきましたが、軽く飯を食って、冬物の服を
持って帰るそうです。
学校サボればって言ったんですけどね。
今度は年末ですかね。寂しいですね、やっぱ。

頑張れよ、拍。


  

Posted by アーバンギア at 18:01Comments(0)子育て

2019年10月19日

帰郷

俺の居場所って、どこなんだろう...  

Posted by アーバンギア at 23:45Comments(0)あれこれ

2019年10月18日

南呂12歳

末娘が12歳になりました。


もう12歳の誕生日を祝うことは無いんです、
っていうか、もうずっと「この子」が一番下なので、
この子の誕生日を祝うたびに、もうこれが最後の
誕生祝だって思ってきました。誕生日以外にも
節目は多く有ります。その度に、もう子供の
~は、これが最後だなと思うのです。

その度に「あの子」は、こうだったなとかって、
全員分の「思い出」をいっぺんに思い出させてくれる、
そういう存在。それが、この子。

長男から誕生日プレゼントが届きました。
箱の中には、WEGOで買ったスカートと、お菓子と
韓国のアイドルのガチャガチャと「手紙」が入って
いました。手紙は何だか自分の事を「親」にも知って
欲しいかのような内容の様な気がしました。

なぜか三女が泣いていました(笑)
あの仏頂面でWEGOでスカートを選んだってことを
想像して長女も感動していました。まぁそうですよね。
早く彼女が出来ると良いですよね。

当の本人も舞い上がって喜んでいました。
先程、バースデーケーキを前にしてハッピーバースデーを
家族で歌いました。スマホのマイクをオンにして
長男も一緒に歌ってくれました。有り難いですね。

愛されている子。
押せ押せなところが家内にソックリです。
まぁ幸せですよね。
長男の手紙の最後には「宿題やってください」と
書いて有りました。同感です。

誕生日おめでとう南呂。






  

Posted by アーバンギア at 18:48Comments(3)子育て

2019年10月17日

日本人は親切か

私は日本人は親切でもなければ優しくもないと思っています。


イギリスの機関が統計を取った結果によると日本は世界中で
107番目に優しい国だそうですよ。120カ国くらいしかないのに。
(アンケート対象国の数)
「見知らぬ誰か」には優しく出来ないってことですと。
昨日書いたブログの記事。まぁ証明しているってことですよね。

私は毎朝、狭い道から国道に出るときに「いつになったら」
車が道を譲ってくれるのか「台数」を数えてみます。
スピードを落として入れてくれる車は「ゼロ」です。自分が国道を
直進してみると、狭いほうの道路が渋滞しているのが物凄くよく
目に留まります。だから手前からスピードを落として何台かの
車を手前に入れてあげます。

狭い方から国道に出るには手押しの信号が変わって、それを
三回くらい繰り返して、やっと出られます。1回の信号が変わる
までに車は50台くらいは通ります。誰も止まりません。
たまに入れてくれる人がいます。50人いても親切な人は1人
いるかどうか。ほぼ「いない」んだと私は思っています。
誰かが転んでいたり、困っていたりしても基本的には誰も助け
ないに等しいです。そういう国が日本です。  

Posted by アーバンギア at 22:10Comments(3)あれこれ

2019年10月16日

お前らは人間じゃない

「お前らは人間じゃない」それは、そっちだ。


長女のテストが始まりました。昨日からです。
可哀想に連休中に勉強をしたかったんでしょうけれど、台風だの
「おまつり」だのが有って、ろくにテスト勉強は出来なかったと
思います。まぁ定期テストですから。次もあります。

私のデスクの反対側で勉強をやっていました。どうも社会をやって
いるようでした。世界史でしょう。苦手なようでした。暗記ですからね。
人間ってのは興味が無いことを記憶にとどめておくのは大変です。
そういった機能が無いんですから。必要なことだけを記憶するように
体が出来ているので。
どうも国家の成り立ちを勉強している様子でした。少し口を挟みました。
「ロック」や「ルソー」ってのは、もう教わったの?と尋ねました。
もうそれは終わったと答えました。まぁそれ以上の会話はありません
でした。勉強の邪魔をしてはいけないと思い。

土曜日に台風19号がやってきました。関東、信州、そして比較的
珍しく東北地方にまで甚大な被害が出ました。これからの復興の事を
考えると奮起するというよりは気が沈むといった状態が本当のところ
ではないでしょうか。ですが、いつまでも悲嘆にくれてばかりは
いられません。国を挙げて、国民全員で協力し合って、一日も早く
被災された方々の日常生活を取り戻すよう努力するべきです。

今日の記事を書こうと思ったのには、とあるニュースを目にしたからです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191014-00010001-bfj-soci&p=1

19日の晩。台風の暴風を避けるために台東区の避難場所にやってきた、
いわゆる「ホームレス」の人たちを区役所の職員が住所不定のものは、
避難所を利用出来ないといって荒れ狂う天候の中を追い返したというのです。
俄かには信じられない話でした。
この話は、瞬く間にネットに拡散され多くの「意見」が集まることになりました。
意見の多くは「気の毒だ」というものが占めていましたが、中には
「自業自得」だという意見もありました。ここでした。

私たちは日本人です。それは日本に「生まれた」からです。
日本には「外国人」も住んでいます。ですから日本には日本で生まれた
人と、それ以外の「国」で生まれた人が共存しているということです。
日本に生まれたということは日本という「国」に生まれたということです。
日本は「国家」です。日本に生まれたということは「否応なく」日本人に
なるしかないのです。つまり日本に生まれた人は「日本人」として国家に
「属して」いるのです。
国家とは何でしょう。

娘には少し詳しく話をしたかったです。考える機会だと思いました。
国家とは?というよりも、そもそも「国」は「なぜ」存在するのか?また
なぜ「必要」なのかを考えるべきだと思ったからです。皆さんは、そういった
ことを考えたことは有りますか?多くの人が考えると思います。
「国家」は「家族」という最小単位の存在と似ています。国家を考えることは、
「あなたの家族」について考えることと同じ意義を持っています。
だから今日は書こうと思いました。

多くの日本人が国家の成立について学ぶ機会が有ります。
それは「現在」の日本という国を「正当化」させるために「洗脳」に近い教育を
するためだと私は思っています。ホッブズ、ロック、ルソー、モンテスキューと
いった思想家達を教えられるはずです。実際に現在の「世界」に存在する
「国」の成り立ちは、この思想家達の考えが元になったり参照されて
出来上がっているといっても良いと思います。

あまり難しい話には、しないようにします。
「自然状態」と「自然権」という言葉を調べて欲しいと思います。
「自然状態」とは、早く言えば「何も無い」状態です。皆さんは、自然な状態を
「どのように」感じますか?建物も無い、野原に裸の人間が大勢いいる。
法律も無い。取り締まる人も居ない。つまり何をしても構わないのです。
空恐ろしい「自由」が存在しています。誰もが自由を尊びます。自由は
素晴らしいと言います。だったら極限の自由は、どうですか?

「自然権」とは「権利」です。自然な状態を維持したり主張したりする
「権利」です。自然状態は何をしても許される訳ですが、「自由」とは、相互に
利益をもたらすばかりでは無いのです。最近では愛知トリエンナーレの
「展示」で大揉めになったのも、この自然状態と自然権の理解が不足している
せいだと思います。

例えば。自然状態では人の財産を奪っても何ら問題は有りません。
しかし自分の「金」は自分の物として保持したいと考えるのも自然なことです。
ですから、それを権利として認めることは「自然権」の行使にあたるのです。
でも反対に人の金を奪うのは自然権の行使だとすれば、永遠に争いごとが
生まれてしまうのです。だから「法律」が必要なのです。つまり法を定めるには
定めうる「理解」が必要なのです。誰もが納得して、その法律を守らなければ、
「個人」の利益は守られません。そこで必要なのが、人の集団の単位、つまり
法律に従う人々の集合です。それが「国」という単位になるのです。

さて、国は、「誰が」「どのように」作るのかが問題です。昔は「王様」が独裁的な
国を作って統治していたということが圧倒的です。それでは王様にばかり
都合の良い法律になってしまって、属している人々は自然権が守られません。
そこで色々な考えを発表して行ったのが先程紹介した啓蒙思想家たちです。
ちょっと一気に話を飛ばしますが、日本は「三権分立」なので、モンテスキューの
思想を基にしていると考えられがちですが、私は個人的には、ロックの思想が
元になって、戦後の日本の憲法は成り立っていると考えています。
詳しくは、またいずれ。

ロックの思想は簡単に言ってしまえば、「中道」だということです。
多くの自然権を放棄する代わりに重要な自然権の行使を国に保障してもらう
という考え方です。もうひとつ調べて欲しい言葉があります。
「社会契約」です。すでに話をしたように社会、つまり「国」と個人は契約を
結ぶということです。それも生まれたからには「否応なし」にです。
私たちは日本と契約を結ぶ代わりに「生命の保証」を得られます。
私たちは日本人に生まれたので国に命を守ってもらうことが出来るのです。
人にとって命ほど大切なものはありません。それ以外にも保障されるものが非常に
多くあります。多くは「暮らし」が中心です。人として生きることが出来るように、
国は国民を守らなければなりません。ちゃんと憲法に書いてあります。

先程のホームレスの件で「税金を払っていないのだから」公共のサービスは
受けられなくて当然だと言った人も居ます。無知にも程があります。
人道的に見ても丸で駄目です。ホームレスが税金を払っていないという考えは
国のシステムを丸で理解していないということです。この国で「生きて」いるのなら、
誰もが「消費税」を払っています。消費税は地方交付税にもなりますが、
国としての使途は「社会保障」です。年金、医療、介護、子育て支援に使われます。
納税の額の問題ではないのです。高額納税者は高所得なだけです。
国として自然権を守っているのですから、低所得の人も高額所得の人も
「人として」最低限の「生命維持」は守られているのです。

それを生死に関わるような逼迫した状態にも関わらず「住所」が無いってだけで、
「死ね」と言っているようなものです。外国人でも避難所は利用できました。
完全な「差別」です。追い返されたホームレスは「お前らは人間じゃない」と
言われているようだったと言ったそうです。追い返した役人の方が人間じゃないです。
役所の「システム」は「ひとのせい」に出来るところが良くないのです。
ルールだとかってものを「誰が」作って、「誰が」「賛同」するのかが曖昧なのが
いけません。勝手に作っておいて、誰も従うなどと言っていないのに、それを
強要するのですから。ロックは、自然権を完全に放棄するべきでは無いと言いました。
ホッブズは全権を国に委ねろと言いました。信用出来ないようなものが
国を牛耳ってしまっては終わりの人生です。北朝鮮ですね。

何も難しい話をしようという訳ではありません。日本に生まれた日本人を、我々は
同胞を守ってあげる責任があるのです。最初にも書きましたが、これは「家族」にも
言えることです。結婚するということは「契約」です。夫婦は契約をして家庭を
築きます。子供が生まれれば、その子たちの生命と財産を守る義務が有ります。
そして、その家庭に生まれた子供たちは両親に「信託」する義務が有ります。
もちろん自然権がありますから、子供の行いが悪ければ正すことが出来ます。
そして親の行為が悪ければ意見を言って是正をさせることが出来ます。また
妻や夫の行いが間違っていれば双方共に意見を言うことが出来ます。

最初に帰ります。シンプルな話です。誰もが「自由」を求めます。では、どこまで、
どれだけ自由を追求する「権利」があるのでしょうか。相手があることならば、
自由には限界が存在します。「吊り合い」が大切なのです。
自由とは「幸福の追求」でなければならないと私は思うのです。
幸福の定義は難しいです。ただ、ひとつ言える事は「愛」の無い幸福など、
どれだけ権利を主張しても、人の心を踏みにじってまで得ようとする価値は無いと、
つくづく思うのです。



  


Posted by アーバンギア at 12:32Comments(0)あれこれ

2019年10月15日

偏頭痛

今日は駄目です。死にそうです(T-T)  

Posted by アーバンギア at 19:12Comments(0)あれこれ

2019年10月14日

そこまで貶めたいかエピフォンを

作為的ですが、もうここまで根拠がないと滑稽ですらあります。


ギターのブランドに「Epiphone」というのが有ります。
今ではGibsonの傘下です。今では、っていうか、もう随分昔に
ギブソンの子会社になりました。それまでは、エピフォンの方が
老舗で地位的にも上でした。

まぁでもギブソンもエピフォンも当時は甲乙つけがたい、
素晴らしい楽器を作っていました。若干エレキギターの分野では
ギブソンがシェアを大きく持っていたかもしれませんが、お互いが
切磋琢磨していて、どちらも素晴らしいギターを独自の技術で
リリースして人気を博していました。

それが近年になって、エピフォンを「ゴミ」のように言う、何も
分かっちゃいない馬鹿ギタリストが増えて非常に残念に思います。
何も分かっちゃいないってのが「簡単に」分かる理由があります。
それは「音」について馬鹿にしているからです。

特に馬鹿なのが「倍音が違う」とか言う輩です。もちろんギターと
ピアノでは倍音が違うからピアノは、ピアノの音がしますし、
ギターはサックスの音にはならないのです。ですが、ギターは
ギターの音がします。もちろん固体の違いによって違う音がする
のですから倍音が違うんです。でも、音色の違いを「倍音の量」
だと言い切って、沢山倍音が出るギターが良いギターだと言う
ものは、そもそも「音」を分かっていないってことになります。

今日は倍音の話をしたくて書いている訳では有りませんので、
フーリエを出して複素数の話をするつもりはありません。馬鹿の
見分け方だけ解説します。今日この記事を書こうと思ったのには
理由が有ります。とある記事に出会ったからです。

https://guitar-hakase.com/2398/

なぁ~にが、ギター博士だよって感じです。
どこがデタラメなのかを詳細に説明していきます。詳細って程でも
ないですけど。(笑)

この頃はギブソンの下にオービル、その下にエピフォン、という
ランク付けがされていて、エピフォンのギターは格安クラスの
ラインナップしかありませんでした。当時のエピフォンならば、
これから始める人が持つには良くても中級以上のプレイヤーを
満足させるものではなく、良くないイメージを持たれるのも仕方の
ないことと言う他ありません。
現在オービルはなく、オービルが受け持っていたランクのギターも
エピフォンが担当しています。しかしこの時の印象が語り継がれて
おり、なんとなくマイナスに感じるというイメージに繋がっているようです。


酷い「はしょり」ようです。オービルが存在していた時代よりも先に
エピフォンは、ギブソンの傘下にいました。オービルは、ギブソンが
日本製のコピーギターの売れ行きに対抗するために日本国内で
製造販売する目的で立ち上げたブランドです。あくまで廉価版です。
日本製のエピフォンも有ります。更にコストダウンしています。
しかしどちらも、とても上等に作られていました。

<中級以上のプレイヤーを満足させるものではなく~>と有りますが、
一体何を持って「中級以上」のプレイヤーと呼ぶのでしょうか?
また「何を」満足させることが出来なかったと言うのでしょうか?
どこにも書かれていません。正に「誹謗中傷」記事です。
<良くないイメージを持たれるのも仕方のないことと言う他ありません>
ふざけるなとしか言いようがありません。こうやって作為的にエピフォンの
ブランドイメージを落としていったのは、こういった「売りたい」連中の
仕業なのです。

確かにエピフォンは、今でこそギブソンの廉価版を製造していますが、
会社設立当初はギブソンと競った歴史あるブランドであり、現在でも
その当時のオリジナルモデルも制作しています。エピフォン・カジノは
ビートルズのジョンレノン等の使用で有名な人気機種です。
違いで言うと、もちろんエピフォンが製造する廉価版モデルは
本家ギブソンにはかないませんが、決して悪い品質ではなく、
ペグやヘッドの形が違ったり、音や個性は落ちますがそれなりに
特徴のある音がします。エピフォンは本家ギブソンの直系ブランドでも
あるため、“レスポールタイプ”ではなく、純粋なレスポールと呼べますし、
造りもしっかりしていて何年でも弾けるギターです。


ここまでくると「クソ」ですね。特に、わざわざ最初に「上げて」おいて、
その後で「貶める」ような表現は怒りさえ覚えます。
<違いで言うと、もちろんエピフォンが製造する廉価版モデルは
本家ギブソンにはかないませんが>

だから「なにが」敵わないんだよ!!と思わず叫んでしまいます。
質問者を馬鹿にしていますよね。質問者は、エピフォンは駄目楽器
呼ばわれしているけど、一体「なにが」駄目で、本当に「駄目」なのかを
聞いているのに、それに一つも満足に答えないで丸でギブソンの
宣伝をしているかのようです。

<音や個性は落ちますがそれなりに特徴のある音がします>

ここで完全に頭に来てしまいました。音や個性が「落ちる」とは
一体どういう表現なのでしょうか。音が落ちるについては有るのかも
しれませんが個性が「落ちる」などということは在り得ない表現です。
また「それなりに」特徴の有る音がします。もう、なんだそりゃ?!って
感じです。でも、こういった記事が山のように流布されたせいで、
確実にエピフォンは「駄目楽器」としての汚名を定着させて行ったと思います。
日本人は「安物」は駄目で「高級品」は良いものだと「妄信的に」信じ込む
習性があるからです。もちろん高級品は高級なんですから良いものに
決まっています。でも騙すことも簡単に出来ます。クズ、ゴミに根拠も無く
法外な値段を付けて「エセ高級品」を仕立てて売りつければ儲かります。
ここです。

ギブソンは大変に経営難です。もうずっとです。どれだけ真面目に楽器を
作ろうともです。むしろ真面目に楽器を作ってしまっては生産コストが
高くなり、逆に自分達の首が絞まります。では現状維持で楽器を
「売りやすくする」ためには、どうすれば良いか。それがオービルを
生み出すことになった「商売っ気」の塊の経営陣の「策」だった訳です。

ちょっと話は逸れますが。映画で「金塊」を強奪するように見せかけ、
本当は被爆させて使えないようにして、現存の金の価値を上げる作戦を
阻止されるという話がありました。007です。
つまり、ギブソンは「廉価版」の楽器をわざわざ自社で製作し、高級ラインを
宣伝しないで廉価版を「こきおろす」ことで高級ラインのポジションを確かな
ものにし、また存在価値のプロパガンダに成功したという訳です。
簡単に言えば「汚い手」を使ったということになります。

ギブソンといえば「レスポール」ですが、そもそもレスポールはギブソンから
スタートしたのではなく、エピフォンが最初に試作をしています。
ただ言えることが有ります。言わなければなりません。ね。

エピフォンはギブソンに比べて品質が低いです。現行品は。
吸収当初は違います。1960年代の後半までは非常に品質の高い
カラマズー製の楽器でした。そして1980年代の中期まで日本で製造され
たギターも大変に採算度外視並の優れた品質でした。
それでも私は「駄目」だと感じました。

当然のようにギブソンでさえ本物のビンテージともなれば未完成の部分も
多かったのですが、現在のギブソンとエピフォンの違いは音の遜色などでは
なく、その品質に顕著に現れていると思います。ですが、現在のギブソンは
高品質でありながら果たして魅力的な楽器かといえば、そこにも疑問が
残ります。まずやはり「高すぎる」印象が有ります。エレキギターが欲しくなる
年齢は、やはりティーンエイジャーなのです。30万円以上もするギターを
容易く購入など出来るはずもありません。そして家庭を持ってしまったような、
中年以上の方でも家計を大きく圧迫するような高級楽器など、下手をすると
若者よりも手に入れるのが困難だと思います。

そして何より「そこまでの」違いが無い「音」なのです。
新品の楽器の音色など「たかが」知れています。ビンテージの中でも、
奇跡のような音色を奏でるギターがあります。ただ古いだけで「終わっている」
ギターも非常に多くあります。一概に古ければ良いというものではありません。
同様に新しいから駄目ということも全く有りません。あくまでも「差がない」
という話なんです。

それでも音色には個性があります。安くても高くても「面白い」音がします。
倍音なんかの話じゃありません。「自分が好き」な音か、どうかが大切なんです。
目的にあった音が出るかどうかも重要です。

また、エピフォン・レスポールの最上級シリーズであるエリート・シリーズでは、
チューンオーマティックブリッジ、伝統的なヘッドシェイプなど廉価版より
1ランク上の品質でレスポールを製造していて、見た目も音もギブソンの品質に
近く、値段は廉価版とギブソンのちょうど間くらいで手に入ります。
古いギターが持つ枯れた音、という意味ではギブソンにかないませんが、
ギブソンに憧れてエピフォンのレスポールを購入するというのは決して悪い
選択ではないと思いますよ。
価格だけに焦点をあてると、エピフォン・レスポールの上位シリーズ、
ギブソン・レスポールの廉価版は同じ価格帯です。


ここまでくると嘘つきです。
エリートシリーズの優れたところは、せいぜいが「ブリッジ」と、オリジナル形状の
「ヘッド」だけなんでしょうか?!それだけで何十万円も違うんでしょうか。
呆れます。

<古いギターが持つ枯れた音、という意味ではギブソンにかないませんが~」

この「枯れた音」という言葉を使う馬鹿も全く信用できないです。
覚えておきましょう。枯れた音なんて無いです。ギブソンだって新品のギターが
枯れた音を出すなんてことは絶対に無いですから。57クラッシックが
載っているヒスコレだって、全然そんな音はしませんから。真面目にです。

現代のエピフォンは綺麗に仕上がっていますが、やはり使っている「木材」
「塗装」など高級品の「それ」とは歴然と違いが有ります。でもそれが
「音質」に影響を与えているとしても極々わずか、誰にも気づかれない程度
だと断言します。見た目の美しさや深みは、ギブソンとエピフォンでは
全然違います。音なんかじゃ有りません。まぁ音も違います。
でもピーキーな音がするからと言って、それが安っぽいとは限りません。
それが「個性」なんです。

楽器は「嗜好品」という顔も持っています。だから永く愛用するというか、
長く所有する場合が多いと思います。弾くだけでなく飾っておく、手入れをする、
その度に、愛器をウットリと眺める訳です。だからフィニッシュは大切です。
本物にしかない「輝き」ってのがあるんです。実は現行のエピフォンには、
その部分が「もう一つ」欠けていると私は思っています。
私はギブソンもエピフォンも同時に所有していたことが有りました。
全く違う楽器でした。同じシェイプでしたが。

ギブソンのものは1973年製のビンテージで40万円くらいで購入しましたが、
現在では70万円前後で取引をされているギターです。エピフォンのものは
定価で15万円程度のものを「中古楽器」として10万円で手に入れました。
エピフォンの方が、ネックが「薄かった」です。細いというより薄かった。
音色というよりも、エピフォンの方が確実に音が、デカカッタです。
ゴリゴリしていて硬い音で、非常に前に出る音でした。それに比べ、
ギブソンは非常に甘い音色で特徴の無い音色でした。しかし音のバランスが
非常に良く、弾いていて気持ちの良い「酔える」楽器でした。自分が上手く
なったようにさえ聴こえてしまいます。本当です。
ネックのフィーリングも良く、平らな仕上げの指板もあいまって、早い
パッセージが弾き易かったです。

音の良し悪しは言えません。違う音がしましたから。普段家では、ギブソンを
弾いていました。だって断然カッコいいんですもん。風格が違いすぎました。
でもライブやスタジオには、エピフォンを持って行きました。断然アンサンブル
では個性を発揮しましたので。もう全然違います。嘘じゃありません。
でも仕上げは大変に安っぽかったです。でもちゃんとした造りなので、
楽器として駄目だったってことは有りませんでした。いや「ペグ」が丸で
駄目でした。だから高級なクルーソンに交換して使っていました。
ここです。

先程のギター博士の解説の中には「品質」は、ギブソンと遜色はないが、
音色がエピフォンは劣ると「だけ」しか書いてありません。だからデタラメなんです。
エピフォンの糸巻きは今まで触ったもの「全て」ろくでもないものばかりでした。
それこそ「ハズレ」ばかりを弾いたと信じたいくらいです。それくらい廉価版の
楽器のペグは駄目駄目なことが多いです。他にも安物の楽器は、ピックアップ
よりもペグが駄目、ブリッジが駄目ってのが目立ちます。
ブリッジが駄目ってのは「音質」の問題ではなく、そもそもの設計なのか「加工」
が悪いのかは分かりませんが「音程が合わせられない」ものが非常に多く
存在します。これは楽器としては致命的なんです。

実は、ちょっと前まで韓国や中国で作っていたエピフォンは滅茶苦茶品質が
悪くて、音程が合わないギターが多かったと思います。現在では改善されて
いるようです。噂では(笑)

素人は、ピックアップを神様のように言いますが、まぁそれもそうなんですが、
ピックアップの構造を知っているものにとってみれば、あんなもの、どれも
大差ないって直ぐに分かります。っていうか、大差有るんですけどね。
あの、私は工業高校の電気課だったので、自分達で「トランス」を作ったことが
あるんですよ。変圧器ですね。自分達でコイルを巻くんです。手作業で。
しんどかったですね。
で、出来上がったトランスの特性を計測装置を使って計るんですけど、これがまた
信じられないくらい「千差万別」なんです。40台くらい測って、完璧に全部バラバラ。
本当です。物凄く沢山、電気を出すのを作ったやつもいれば、全然、出力が弱い
のしかできなくて馬鹿にされているやつもいました。懐かしい。

ギブソンの「PAF」というピックアップは有名です。それも57年から60年までの間に
製造されたものです。でもこの当時は手作業でコイルを巻いていましたから、
この有り難いピックアップも特性はバラバラで、どれでも「神」のような音を出す
なんてことは理論上、在り得ないのであります。で、もっと言えば57年から
作られたハムバッカーは自動巻きになったり製造上の工夫は加えられたものの、
75年くらいまでは「同じ」設計になっています。だから同じ音が出ますよ。
それを「枯れた音」などと抽象的な表現でペテンにかけるとは言語道断です。

でも75年のES335と68年のES335は全然違う音がしました。私が持っていた
71年のES335とも違いました。だからピックアップが全てじゃないんです。
で、どれが良い音かなんて、誰にも言い切れません。そんなの好き好きです。
私は68年製のES335に物凄い強い憧れが有ったので、初めて弾いたときに
強烈に「落胆」したのを覚えています。ボーンという抜けない図太い音がしました。
ガッカリでした。でもそれこそが68年製のES335の特徴なんです。
若干「厚い」ボディと太いネックの組み合わせで「あの音」が出るんです。
決してピックアップのせいなんかじゃありません。もっと言えば58年製のオリジナル
PAFを搭載したES335も太い音が特徴です。枯れた音(流石にします)とかいう
表現は適切じゃありません。「胴鳴り」が、しっかりする感じです。
それを「癖の無い」ピックアップが「そのまんま」拾った音ってのが58年製の335の
音だと私なら説明します。

で、この解説は、エピフォンにも同様に当てはまります。
昔のピックアップは「癖が無い」のが特徴です。つまり「ただ音を大きくしたい」という
目的でしかピックアップについては考えていなかったと言えます。
エレキギターは当初は、アコースティックギターにピックアップが付いただけって
ものでした。レスポールやテレキャスターのようなソリッドギターは後から出てきます。
つまりギターは「生」で「どれだけ」良い音で鳴るかが最も大切なことだった訳です。
これ、基本中の基本ですね。

ソリッドギター、それもレスポールは滅茶苦茶、重たくてプレイヤビリティは非常に
悪いギターだと言えます。57年にデビューしてから、どんどん重たくなって行き、
どんなに良い楽器だろうと、ちょっと「立って」は弾けねーよというまでになってしまい
ました。それで現在ではボディ内部をくり貫いたりして軽量化の工夫もしています。
ですから、そういったところからもレスポールが永遠に「良い音」なる普遍的な音を
出し続けているなどという根拠の無い「でっち上げ」をするのは馬鹿げていると思うのです。
ただ私は今も昔も「魅力的な」音を出す楽器だとは思っています。
あくまでギブソンだけが魅力的な音を出す「唯一」の存在だという連中を非難しているのです。

きっとこの記事にも「金」が無くてエピフォンを買うしかないのかと、非常にネガティブな
理由でエピフォンの購入を検討しているギタリストが大勢アクセスしてくると思います。
エピフォン(あくまで現行品)のギターを一言で言うと「安っぽい」ギターです。
高級品を並べれば分かりますが、遠目に見るとか「画像」で見ただけでは違いは、
まぁ分かりません。近くで見て、触ってみれば分かりますよ、大概の人には。
でも持っていて恥ずかしいとか、つまらない楽器だなんてことは「死んでも」ありません。
ちゃんと良い音がします。でも先程も言った様に「ルックス」は大切です。
だからオリジナルシェイプに拘るならギブソンを買えば良いと思います。ヤフオクで。
あと、国産のコピーを買えば良いです。中古で十分です。

激安の中古の「ペグ」と「ピックアップ」を換えて、出来れば電装品は全部換えて、
もし手に入るならブリッジなんかも換えてしまえば、十分良い楽器になります。
しなくても大丈夫です。ギターは弾けば上手になります。そうすれば「物凄く良い音」で
演奏できるようになります。本当にです。上手いやつは「何を弾いても」人を感動させられます。
逆に音色なんて入ってこない程、演奏に惹き込まれます。そういうもんです。
それでも、いつか憧れのギターを手に入れたいと思ったら、しっかりと稼いで、
ギブソンを買えばいいです。是非みんなでギブソンを購入しましょう!!
じゃないとギブソンが倒産してしまいます。この前も会社更生法の適用が噂されました。
深刻です。
みんなでギブソンを守りましょう!!でも「ダサイギブソンファン」にはならないように
しましょうよ。ダサいミュージシャンってのは、知ったかぶって根拠の無い薀蓄を
言うような馬鹿な連中のことです。カッコの良いギブソンファンは「ギブソンの自慢」を
嬉しそうにするやつのことです。

※実はギブソン社は、エピフォンの事を「ちゃんと」扱っています。
ここからもエピフォンを悪く言う連中が「馬鹿丸出し」だってことが分かってしまうのです。
https://gibson.jp/epiphone/history.html







  

Posted by アーバンギア at 15:17Comments(7)あれこれ

2019年10月11日

Am I The Same Girl

すっかり秋ですね。


私の小学校のときの同級生が、ラジオのDJをやっている
んですけどね。夕べ息子をバイト先に迎えに行くために
山を下りるときに、そいつの番組を流していたんですよ。
で、聞き覚えのある、っていうか大好きな曲が流れて来て。
でも、それは私が一番耳馴染みのある「Swing Out Sister」の
バージョンでは無かったんです。聴いた事が無かった。

流れていた曲は今日のタイトルにもある「Am I The Same Girl」
私が初めて、この曲に出会ったのは、スイングアウトシスター
でしたね。もう25年以上も前ですね。あまりの出来の良さに、
絶対この曲は、カバーだよなと思ったら案の定。
でもまさか、この曲が「インスト」が元ネタだなんて想像も
付きませんでしたね。物凄く秀逸なメロディですからね。
でも、これ絶対に「歌」が有ったんだと思うんです。

原曲は、「Young Holt Unlimited」っていうバンドの
「Soul Strut」っていうんです。もう売れる気ゼロですね(笑)
バンド名も無理だし、こんなに良い曲なのに、なんだそのタイトル?!
って感じですよね。そもそもYoung Holt UnlimitedはR&Bの
インストバンドなんですよ。昔は凄い需要が有ったもんですね。
まぁ今でも私は結構好きですね。自分でやっていたバンドも、
そんな感じでしたからね。

で、この曲が、リリースされたのはWiKipediaによると1968年の
11月だそうで。そしてこの曲に歌をつけて最初に出したのが
Barbara Acklinっていう女性シンガーなんですが、リリースは
1969年の2月なんですよ。三ヶ月も違わないで出したってことは、
もう最初からバーバラが出す前提で最初にYHUが出したって
ことですよね。どちらも同じレコード会社だしね。初めて知った。
ありがたやウィキ。

で、1969年の9月には別のレコード会社で別の女性シンガーが、
この曲を出しているんです。Dusty Springfieldって女性です。
白人です。しかもイギリス人。ここが面白いですよね。
アメリカで発売してから半年くらいでイギリスで出す。売る気です。
当時のブリティッシュポップスはアメリカなんかよりも商売っ気が
断然強かったと思うんです。誰か知りませんが良い曲を見つけて、
これは、イギリスでウケルゾと。歌は、まぁまぁでアイドルっぽい
ダスティを一気に売ろうと考えたのだと思っていました。
でもちょっと違うかもしれません。

まぁ話は、とっちらかりますが、当時私がアムアイの元ネタを探して、
行き着いた、この三組のアーティストの情報だけで十分でした。
音源も激レアですので、その後多分ラジオかなんかで、チラッと
聴いて、あ~なるほどね~みたいな感じで探求は終わりましたね。

で、夕べ聴いたバージョンは、「男性」が歌っていると思ったんです。
とても太い声で。でも甘くて高音域まで延びて。でもミックスの
感じでは相当に古い音源だと思えました。聴いたことないぞ!!
と、心はざわめいたのでした(笑)
おい!!お前、相当なレコードコレクターだとは思っていたが、
どこでどうやって、そいつを手に入れた!!どこで知った!!と
山道を疾走しながら叫んだのです。マジ。

で、今日なんとなく久しぶりに、この曲の事を検索してみたんです。
Youtubeも漁りました。面白かったです。先程の原曲や二人の
女性シンガーの音源も初めてフルコーラスでちゃんと聴けました。
ありがたやYoutube。実にスッキリした気分で満たされています。
良い仕事が出来そうです。

で、話は戻りますが、ダスティって興味が無かったんですけど、
まぁ知らない人だったんですけど、Wikiって簡単にリンクに飛べる
じゃないですか。そんで何気にダスティのことを調べたら、ちょっと
衝撃だったんですよ。なんとデビュー曲は「二人だけのデート」だって
書いてあるんです。私は中学生の頃にベイ・シティ・ローラーズに
夢中になっていた時期がありましたからね。これ名曲ですよ。

で、俄然ダスティに興味が湧いたんですね。
調べますと彼女は二人の兄と三人でグループとしてデビューした
のですが、のちにモータウンサウンドに強い影響を受けてグループを
脱退して、ソロでデビューしたそうなんです。1968年にアメリカに
渡りテネシーでR&Bのアルバムを作るために地元のミュージシャンと
レコーディングしたそうなんです。つまり、そのときの音源のひとつが
Am I The Same Girlだった訳ですね。
で、そのアルバムは全く売れなかったそうです。私の邪推は間違って
いた訳ですね。ダスティは、アメリカで本物の音楽を知って、
自分でもアイドルなんかじゃなくて、本気で音楽に取組みたいと
考えていたってことなんでしょう。

残念なことにダスティは乳がんで59歳という若さでこの世を去っています。
知りませんでしたが、ペットショップボーイズと組んでヒットも出しています。
どんな人生だったのでしょうか。

とまぁここまで細かく書いてまいりましたが、夕べ私が、ラジオで聴いた
音源は、バーバラでもダスティでも無いんですよ。Youtubeで聴き比べても、
とうとう見つからない。で、一体どれくらいのアーティストが、この曲を
カバーしているんだろうと検索を掛けると、まぁありましたね~
私も自分のバンドでやろうと思っていた時期も有ったんですが、やらなくて
良かったかな。いや、逆にやろうかな?とか(笑)

で、こんな有りがたいサイトも見つかったのですが、無い(T-T)
http://motouta.com/coversong/am-i-the-same-girl/

で、そもそも男性じゃなくて、やっぱ女性なんだろうなって気がしてきて、
再度Youtubeを聴きなおしてみると、なんか、この人かなってのが有って。
サリナ・ジョーンズです。サリナは物凄く良く知っているシンガーなので、
なんか、やっていたこと自体も意外でしたし、尚更「あの声は」聞き覚えのある
声じゃ無かったんだよっていう「意地」も有ってですね(笑)
そういや最近のラジオは、オンエアされた曲をネットで調べられるよなと思い、
生まれて初めてサーチしてみたという。で、ありましたよ。

あいつ、曲の紹介を絶対にしないんですよ。感じの良いオールディーズは
絶対に紹介されないですね。自分のへたくそなオリジナル曲は執拗に
説明するんですが。要らないです。
で、調べましたら、やっぱり「サリナ・ジョーンズ」でございました(笑)
いやぁ~知らなかったですね~
非常に良い!!素晴らしいレコーディング!!素晴らしいアレンジ!!
ドラムが良いんですよ。で、この曲の特徴でもあるホーンセクションの
アレンジが最高にカッコいいですね。先程アマゾンで購入しました(笑)
それにしても先程紹介したサイトでさえ、サリナは載っていないという(笑)
レアなバージョンを持っていますね。ちょっと尊敬。

DJをやっているやつとは小学校で良く一緒にふざけて、先生にしょっちゅう
叱られていましたね。一番前の席にされちゃったりして。二人とも
発達障害だったんでしょうかね。馬鹿でしたね。何気にラジオを聴いていて、
「あっ!こいつの声、パパの同級生の声にそっくりだな!!」
「そうなんじゃないかな!!」って家族に言ったことがあるんですよ。
で、直ぐにタイトルコールしたときに名前を言ったもんですから、
「ほら!やっぱり」って。特徴のある声でしてね。小学生のころから変わらない
ですね。あと、ふざけている馬鹿さ加減も変わりません。私と一緒ですね(T-T)

彼はバンドをやったり芝居をやったりして今に至っているようです。
小学校を卒業して以来、会っても居ませんが、なんだか似たような道を
知らないところで歩んでいたんだなって、しみじみとなりました。
気の合うやつってのは、趣味も似てるんですかね。
あいつの御蔭で私のレコードライブラリーに、また1枚名作が増えました。
ありがとう、きみくん。



※売る気あるんですかね...



※この面。まぁでも1周回って結構カッコいいですね。



※スイングアウトシスターがカバーしたネタは絶対にこれですね。
これを知ってて、後にバーバラの歌に行き着いてるんだと思います。  

Posted by アーバンギア at 13:05Comments(0)あれこれ

2019年10月10日

めぐり逢い

今日、何の気なしに開いたブログが本当に良かったんですよ。


https://kirari773.eshizuoka.jp/e1998584.html

勝手に紹介しておきます。
誰でも本当は知っていることですよね。元気が良くて明るい人、
笑顔が素敵な人のところには明るくて陽気な人が大勢集まります。
まるで咲き誇る花に群がるように集まる蝶のように。

その逆に陰気で暗い人のところには人が集まるどころか、
悪い出来事が重なるように起きたりしますよね。
自業自得というか因果応報とでも言いましょうか。

ただ。
「よしっ!!それじゃあ一丁やってやるか!!」と立ち振る舞いを
変えてみたり、努めて明るく振舞っているのに、いつもの「あの人」は、
こちらの気持ちとは裏腹に簡単には態度を変えてくれませんよね。
辛いですよね。
誰だって本当は、やりたいんだと思います。明るく元気に生きたいです。
仲良くだってしたいんじゃないでしょうか。

苛めをするような人の気持ちは豊かなんでしょうか。
人の気持ちを思いやれる「心のゆとり」が持てるくらいでないと、
本当の幸せは、やってこないと思うんですがね。難しいですね。




  

Posted by アーバンギア at 18:34Comments(2)あれこれ

2019年10月09日

建築コスト

時々書いているのだが。


建築コスト、それも「住宅」の場合なのだが。
あまりにも現実離れした予算を想定している施主が多いと感じる。
最近、益々その傾向が強くなってきている気がする。酷い。
どこで、そのような予算設定が生まれるのだろう。分からない。
予算があるのは分かる。年収から考えて返済が可能な借金だ。
あとは預貯金とか、まぁ資産だ。

欲しいものがある。それが、いくら掛かるのかは「定価」や「正札」が
張ってあるものなら明瞭だ。ところが建築は「設計」してみないことには
確かなことは言えない。「歩掛り」という言葉がある。
建築工事は「単価」が凡そ記されている。だから概算費用の様なものは
出すことが出来る。坪「いくら」なんてのも、その一つだ。
仕様が決まっているものは比較的、近い数字が出せる。
だが請負先が「やったこともない」ものや、どう見ても普通とは違うような
建築は、想像すら出来ないってのが本当の所だろう。

だから施主が想像も付かないってのなら、まずは用意できるお金が
「~円」だけど、何が出来ますか?ってのを尋ねるのが良いと思う。
一番良いのは「請負先」に尋ねることだ。何社に聞いても構わない。
そこで自分が希望しているものが叶うのか叶わないのかを聞けば良い。

2階建てと3階建てでは設計料が全然違ってくる。フラット35で
借金をするということは、いわゆる「トップランナー基準」で設計をすると
いうことだ。建築のコストも設計のコストも跳ね上がる。10万や20万円じゃ
済まない。税込みで1500万円程度で住宅を建てるのなら、
そこの100万円は相当に大きい。っていうか100万円程度じゃ済まない。
それを設計事務所に設計・監理を委託するとなると、一体どんなものが
建つというのだろうか。出来ないと思う。

高断熱、高気密の仕様など在り得ないのだ。諸々割り切ってしまえば、
家が出来ないことも無い。だから1500万円しか、お金が用意出来ないの
ならば、そこから経費を引いて、どんなものが作れますか?
と設計事務所に尋ねれば良い。希望が叶わなければ、また機会が
やってくるだろうし、何が何でも一戸建てを新築しなければ生きてゆけない
などということも無いのだから。

貧乏ながらも未だにこうして設計の仕事をしている。
人の役に立てれば良いと心から思っている。何が出来るのか一所懸命に
考えて上げたい。価値観を共有できる人となら。



※最近エピフォンのタグでやってくる方が増えてきました。
そろそろエピフォンネタを書く季節ですかね...  

Posted by アーバンギア at 18:36Comments(5)建築

2019年10月08日

絵を描く 2点透視図

渋々描き始めました。


まるで子供の夏休みの宿題でもやっているような気分です。
私は絵を描くことは嫌いじゃないです。むしろ好きです。
今日から仕事で完成予想図を描き始めたんですけどね。
いわゆる「パース」ってやつです。
パースってのは、言葉だけだと「遠近法」のことです。
パースペクティブの略ですね。建築の場合、立体的に表現した
「透視図」を指して言います。まぁだから「斜め」に描くんですよね。

立面図とは違います。立面図は「ど真正面」から見た図です。
理論的に人間には、そのようには絶対に見えない絵面です。
工事をするため、設計をするための図なんですね。
透視図を描く意味は「分かりやすく」するためです。人間が見て、
普通に脳みそが「ああそうなのね」と簡単に理解できるように
するためですね。まぁここが問題でも有ります。

あまりにも「メルヘンチック」、あまりにも「リアル」に出来過ぎて
しまったパースのせいで、後々「こんなつもりじゃなかった」的な
ことをクライアントから言われて、揉めることも度々有ります。
まぁでも全くの白紙状態、つまり「これから」計画を積み上げて行く
極初期段階では「夢」が膨らむパースの方が絶対に良いと、
私は考えていますね。だからリアルなCGよりも手描きの
水彩画なんかの方が「勝手に」夢が作られて良いと思うんです。
イメージってのは個人個人が勝手に持つものです。
そこに「言葉」だとか詳細な設計図が足されて行って、実際に
建築する実施設計図になって行くものだと思いますね。
まぁそういった、気の長い話は、コストも掛かりますが。

さて建築パースってのは、ちょっと普通の「絵画」を描くのとは
勝手が違います。やはり完璧な「フリーハンド」ですと、絵画に
寄ってしまい過ぎますし、建築ってのは「直線」「直角」などが、
ちょっとだけ神経質に描かれていないと建築パースにならない
って感じなんですよね。

で、透視図を描くには「ベンチマーク」が必要なんですよ。
視線の高さを「アイレベル」って言いましてね。それに「1点」「2点」の
収束点を設定するんです。2点で描きますと建築物は「らしく」
描くことが出来ますね。我々は「パースが付く」なんて表現を使い
ますが、これは大げさに「傾きすぎた」絵面を言います。
カメラのレンズなんかだと超広角レンズで撮った写真のような絵を
言いますね。人間の視界ってのは広角レンズほどありません。
でも写真や絵画などでは物凄く広い範囲を作画することが出来ます。

ここが肝で、余りにも広い範囲を描く時に大きな建物を手前に
描き過ぎると、どえらく斜めの屋根なんかが極端な形になって
しまって、今度は非現実的な空間に見えてしまうんです。
ああ面倒。

今日は、2点透視法で描き始めたのですが、結構広い風景を描くので
どうしても建物が斜めになっちゃいましたね。まぁ非現実的なメルヘンの
世界を描くつもりなので、かえって良いのかなとか勝手に思ってます。
ってか、めんどくせーなーと思いながら描いてます。
私、人物なら描くのが楽しいんです(T-T)



  
タグ :建築パース


Posted by アーバンギア at 16:03Comments(0)建築

2019年10月07日

バーベキュー、どこでやる?

みなさんは、何処でバーベキューしますか?


ってか、そもそもバーベキューしますか?やったことありますか?
みたいな?
子供が小さなときに「川原」でBBQの経験が有るなんて方も多いかと。
でも都会では、中々そういった経験があるって人も少ないでしょうね。
やる場所が無いですもんね。
私も川原や浜辺でBBQを散々しました。思い出すたびに切なくなります。
やらなきゃ良かった。

やはり相当に環境破壊ですよね。昔は浅い考えでBBQをやりました。
マナーが悪かったとは思いませんが、それでもやらないことに越した
ことはないですよね。最近では、キャンプグッズも安くて豊富で、簡単に
手に入るようになりましたから、環境に配慮しながら楽しむことも
容易になってきました。また圧倒的にキャンプが流行から定着に
移行しましたから、キャンプ場で「気兼ねなく」BBQを楽しむことが
出来るようになったと言えます。

我が家は庭先で簡単に楽しむことが出来ます。以前市街地に住んでいた
頃から隣近所の迷惑など顧みず、庭先でBBQをしましたね。
完璧に地獄行です。本当に申し訳ありませんでした(T-T)
昨日は小雨が、ぱらつく天気でしたが娘達のためにBBQの支度をして
あげました。私も少しだけ御相伴に預かりました。楽しいかっていうと、
そこは「微妙」でした。もう娘達も大人の入り口に立っています。
大人とも違うし、ましてや「女」になる途中なので、男の私、親である私と
気安くしゃべってくれません。

それでも寒いくらいの空気の中「女子会」は大盛況だったようです。
完璧に労はねぎらわれましたね。良いです。
もう少し長生きが出来たなら、いつか子供たち、それも娘達と楽しく
酒を飲んでみたいですね。親にとっては、いつまでも子供は子供ですもんね。


  
タグ :BBQ


Posted by アーバンギア at 21:10Comments(0)あれこれ

2019年10月06日

アコギ 塗装

まだまだ作業は続きますが。


昨日、湿度が40%だったので、あー塗装出来たのになぁ~って、
思いましてね。こういう慣れない面倒な作業ってのは、一旦
休んでしまうと再開するのが億劫になりますね。
ここのところ仕事も非常に忙しかったので、ギターを塗っている
どころじゃなかったんですよね。

でも、3日くらい前から子供の風邪が移ったみたいで、非常に
体調が優れませんでね。一昨日は午後になって少し寝込みました。
昨日は、イベントが有って家内が不在だったので、子供の送迎で
忙殺されておりました。非常にキツカッタです。

完成予想のパースを手書きで何点も描かなきゃならない仕事を
始めなきゃならないんですが、これが難しくてね。
「間取り」っていうか平面計画が無い状態で建築物を「詳細」に
完成を予想して描くのは辛いですよ。まぁ私は設計士よりも先に
絵描きだったので、なんとなく描けますし、そもそもフロアプランに
縛られないで「造形」として建築物をデザインするのは自由があって
楽しいですよね。正に建築家ならではの仕事です。
建築士の仕事と大きく違うところですね。

で、楽しいと言って置きながら。これ、一旦始めてしまったら、
手を休める訳にはいかない作業なので、昨日は「との粉」をギターに
塗りこんで下地を作るぞ!!と。考えると動けなくなるので、もう
脇目も振らず支度をして、ガンガンとの粉を塗りこみました。
懐かしかったです。中学校の技術の授業の実習以来ですね。

との粉を塗る作業は非常に難しいです。ギターは木で出来ているので
木目が凸凹しています。この凸凹を導管と言いますが、これを
埋めてしまわないと塗料が永遠に染み込んで行ってしまいます。
との粉は、どろみたいなものですから、上からベターっと塗ると、さも
綺麗に導管が埋まったように見えますが、そんなに甘いものじゃ
ありません。力を入れて埋め込むように塗り込みます。
複数回やった方が良いのですが、比較的下地を綺麗に作ったので、
私は2回で終わりにしました。風邪で疲れきってしまったってのが、
本当のとこです。

きっと綺麗に埋まっていないだろうなと思いましたが、案の定でした。
まぁでも、この後「サンディングシーラー」というクリア塗装の下地処理の
工程があるのですが、そこで十分解決できるくらいには仕上がったと
思っています。っていうか、もうクオリティは求めていません(笑)
最初の汚すぎる白濁が取れれば十分なんです。今日は、スティンで
着色しました。綺麗な木目が出ていればスティンは必要ないのですが、
サイドの塗装は、そのままでしたので、そのサイドの「濃さ」に近づける
ためにスティンで着色しました。

安いギターなので、オール合板です。バックの塗装を落とすときに
削りすぎてしまって、下のベニヤが出てしまって残念な状態になって
しまいました。ステインを塗る前に、余分な、との粉を落とすために
サンドパーパー掛けをしますが、これを「馬鹿丁寧」にやらないと、
後で悲惨な結果になります。との粉が塗られた状態は綺麗に見えて
しまうのですが、少しでも、との粉が残っていると、着色やクリアを
塗ったときに、クッキリと染みのように浮き上がってしまいます。
完璧な模様になってしまうのです。中学のときに作った折りたたみ椅子
で失敗した経験が有ります。相当に丁寧に落としたつもりだったんですが。
先生が「との粉が残ってたんだー!!」
「もっと丁寧にやらないと駄目だー!!」と叫ぶように叱ったのを、
はっきりと記憶しております。との粉を落としながら思い出していました。
41年前のことです。

スティン塗りで、ちょっと失敗しちゃいました。どうせ濃く色を付けるんだから
と、広い面積をいっぺんにベタ塗りして放置してしまったので、むらが
出来てしまいました。スティンは塗って拭き取るのですが、さっさと
拭き取って、乾かして重ね塗りする工程の回数を多くした方が綺麗に
塗れると思います。まぁそれでも上手くは行かないでしょう。慣れですね。
まぁでも許容範囲で出来ました。一日乾かして来週以降、天気が
良さそうな日にサンディングシーラーを3回以上は塗りたいですね。
シーラーが乾燥してから耐水ペーパーを掛けるので、まぁ3回塗るってことは
3日掛かるってことです。5回くらい塗れば相当にツルツルの下地が出来ます。
まぁでも他の塗装の状態も、たかがしれているのでね。
状態を見ながら回数は決めます。

ギターが出来上がるまでには物凄く多く「人の手」が掛かっています。
だから1万円とか2万円くらいで売っている新品の楽器を見るたびに、よく
そんな値段で利益まで出せるよなぁ~と考え込んでしまいます。
職人ってのは儲からない仕事ですよね。家具なんかより絶対に大変です。
設計の仕事も同じですよ。っていうか芸術や工芸ってのは「合わない」って
ことが殆どじゃないですかね。好きじゃなきゃ続けられない。

今回のリフィニッシュだって、違うギターを買ったほうが断然安く済むんですけど、
息子の誕生日プレゼントに買ってあげた「たったの3000円」のギターだから
やれているんですよね。3000円のギターは普通なら大型ゴミに出されちゃう
んですよね。それが悔しくてですね。綺麗になったギターを爪弾く息子の
姿を想像しながら、楽しみながら作業をしています。












  


Posted by アーバンギア at 15:18Comments(0)あれこれ