LINEっていうと「必ず」思い出す事件があるんです。


広島少女集団暴行殺害事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B0%91%E5%A5%B3%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%9A%B4%E8%A1%8C%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

まだ「たったの7年」前の事件なんですね。
先ほど記事を書くにあたって改めて調べてみましたが、
私は、もう何年も前、ずっとずっと昔の話だと思っていました。
それは、もうそれくらい「LINE」というスマートフォンの
アプリが「当たり前」の存在に成っていて、誰もが使っている
コミュニケーションツールだと思っているからでしょう。

当たり前の存在です。
私は7年前にはLINEを使っていました。多分。ただ、家族、
それも家内と次男とのやり取りに「たまに」使う程度でしたね。
有り難味が分からなかったですし、いちいち文字をタイプする
のも面倒だと思っていました。この「面倒」だというのは、
今も変わりません。実は、これがLINEの「最大の汚点」だと
私は思っています。

ＰＣでメールを打つのは「まだ良い」方です。キーボードを使って
「両手」で文字を入力できますからね。それでも年配の方や、
ＰＣを使い慣れていない方にとっては、キーボード入力とて、
スマホでタップ入力するのと同等か、それ以上に煩わしい
操作だと思いますね。だから年配の方は、スマホを持たない。
いつまでもガラケーなんですよね。
それが良いんです。

そもそもが「大したリテラシー」もないような馬鹿が、LINEなんかで
相手の身になってとか、相手を気遣ってとかという文章を
打てるはずが無いんです。そもそも、そんなに「ご丁寧」な
文章では長くなってしまって、LINEを使って簡単に会話をしよう
という趣旨に反してしまいます。あくまで「伝達事項」を送るような
手立てなんでしょうね。でも伝達事項ってのは無味無臭の
はずなのに、どうしても受け取る方は「ニュアンス」を感じて
しまいますよね。「高圧的」だとかってね。

要は、文章が「させること」の内容である場合に「用件だけ」
では命令されたように感じるってことでしょうね。
例えば「ばか」を発音してみてください。
「おまえはばかだ」と私が今お読みになっている「あなた」に向けて
言ったとします。漢字にしたらどうでしょう。

「お前は馬鹿だ」

相手を罵倒した台詞です。しかし、これを私が目の前で私の声で
「あなた」に伝えたらどうでしょう。それは、また別の伝わり方を
するはずです。「お前は馬鹿だ」の前後の文章によっても、
その意味合いやニュアンスは全く違ってくる訳です。

広島の事件は悲惨でした。若者というより「子供」の口げんかで
殺人事件にまで発展してしまったのです。仲の良かったはずの
友達同士が、それも女友達が顔すら見た事が無い、名前すら
知らない「赤の他人」を凄惨な暴行を加えて死に至らしめるまで
リンチを加えたのです。亡骸にまで尊厳の欠片も無いような扱いを
しました。居合わせた加害者たちは「LINE」で繋がっていただけの、
「空っぽの人間」たちでした。

言い方が気に入らない。

ヤクザもんより性質が悪いです。
我が家でも有ります。
家内も子供たちも頭が悪いです。教養が無いものが文章を使って
人と意思の疎通を図るのは、止めた方が良いです。
しゃべった方が良いですし、何倍も早いです。
発信する方にだけ責任が有ると思っているなら、それはもう
アプリの使用を止めた方が良いです。受け取る方にも「能力」を
問われるのです。それが「コミュニケーション」です。

以前にも言葉について記事にしたときに引用しましたが、私は
「とても美しい」と言われるよりも「酷く美しい」と言われた方が、
断然美しさが伝わってきます。自分が使わずに誰かが、どこかで
見てきた美しいものや様子を「酷く美しかった」と表現したら、
それは大層、言葉に尽くしがたいほど美しかったのだろうと
想像し、受け取ります。

私は人の優しさを表現する時も手厚かったという表現の更に更に
上の感銘を受けた場合には「酷く美しかった」と言います。
明治までは酷くは「とても」という意味で普通に使われていたのに。
誰も無理に変えていません。政府が使うなと言った訳でもありません。
知らない奴が悪いと私は思っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%B0%91%E5%A5%B3%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%9A%B4%E8%A1%8C%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6