2016年01月18日

登校拒否

長女が学校へ行きません。

中学一年生の娘が先週から学校へ行くのを
嫌がって休んでいます。
友達とのトラブルが主な原因です。
最近では私に胸の内を明かしてくれなくなりました。
家内に話したようなのですが、果たして、どこまで
本音で、しゃべったのか推し量ることが出来ません。

乱暴な言い方を承知で言いますが、私は「義務教育」に
大して期待をしていません。
常々言っていますね。
だから子供が学校に行きたくないと言えば、
じゃあ行くなと即答します。
まぁ子供を信用、信頼しているという現われでもあります。

私の子供は「善悪」の区別は完璧に付きます。
従って、悪い、好ましくない行動をしたということは
自分の感情に「素直に」従ったということですね。
確信犯とも言って良いと思います。
わざと、力ずくでもやろうって相手に何を言っても無駄です。

ただ、私も「みんなと同じように」って事には関心があります。
当然、社会に出る定めに有りますから、大抵の事は
自分で解決し、また順応できる能力を身に付けて欲しいと、
それなりに願っています。親なので。
娘の場合、その個性も手伝って、自分を歪める事に
相当にストレスが掛かる様子です。
「潔癖主義」ですし、「正義感」も相当に強いです。
曲がったことが嫌いなので、滅多なことでは非難される
ような行動は起こしません。絶対にです。
規範意識が高く、大人に好かれ易いです。

それでも子供です。
自分が嫌だなと感じることも多いでしょう。
しかし前述の通り、娘は自分の感情を殺してでも
「相手の気持ち」を優先させて、その場の空気を繕います。
人を貶めたり、気分を害するような行動は、いけないことだと
思っているようです。そう教えてきたからです。
その弊害で「自分の気持ち」を表現したり、主張することが
苦手になってしまったようです。困りました。

田舎で育ててしまったせいで、複雑なコミュニケーションの
取り方を学ぶ機会を逃してしまいました。
まぁ中学生頃には誰でも似たような経験をするものですが。
人との「摩擦」からしか学べない事も多く有ります。
自分で考えて、成長して欲しいと強く強く願っています。

それにしても最近の子供の「意地悪」ってのは気持ち悪いですね。
自分がされたイジメを親友に「分からせよう」って思いますかね?
分かって欲しい、助けて欲しいってんじゃないんですよ?!
大切な友達を苛めて苦しめようってんですから。
その苦しみを知って、自分を理解してもらおうってんです。
考えられない...
サイバースペースの影響が大きいと感じますね、やはり。

娘は、その歪んだ心に何ヶ月も寄り添って、限界を超えて
しまったようなのです。娘は一度、嫌になると、もう絶対に
元には戻れない潔癖主義です。
娘の友達は「親友」を手に入れる事は出来ずに、
結局「本物の孤独」を手に入れたことになります。

娘は明日か、明後日?何日後になるかは分かりませんが、
近いうちに学校に行くようになるでしょう。感じます。
行かなくたって良いです。私は。
あんなに良く笑う、笑顔の美しい娘から笑顔が消えてしまう
くらいなら、義務教育なんて必要ありません。
全て私が家で教えます。ひとつも困りません。
学校の駄目教員なんかに教わるより私が教えた方が何倍も
定着率が高いでしょう。

険しく痛いほどの清流にしか住めない魚もいます。
それで良いです。
それが良いです。

登校拒否

もう死んでしまおうと思い、お別れに行った時、
保育器の中の娘が私の小指を握った。
貰った命だ。いつでも娘のためなら手放せる。


建築家 本多 信章さんの家づくりプロフィール

URBAN GEARのホームページです

同じカテゴリー(子育て)の記事画像
ヤマト運輸 遅延
結婚してよかったこと
南呂 16歳
娘とデート
浪人のススメ
就活
同じカテゴリー(子育て)の記事
 祝合格・受験校選び (2024-02-25 21:13)
 二度目のお別れ (2024-02-23 05:01)
 ヤマト運輸 遅延 (2023-12-14 22:58)
 結婚してよかったこと (2023-12-12 01:18)
 自転車のブレーキ (2023-12-02 19:45)
 大変だった生活 (2023-11-26 18:35)

Posted by アーバンギア at 16:57│Comments(3)子育て
この記事へのコメント
こんばんは(^^)/

娘さんを信じています。
娘さんはとても明るく芯の強い女の子だと・・・。
そして、誰とも友達になれ、相手の気持ちも解ってあげられ子でしょう。

私も過去、同じような経験をしたことがあります。
悔しいと思ったことも何度もあります。
しかし、なるようになります・・・多分娘さんが思っていることと同じようなことだと察します。

自分の力で解決してゆくしか方法はないのだと信じています。
また、それが出来る子だとも信じて疑いません。
応援してあげてくださいませ。。。

私が一番最初に出会った時も、すぐに声を掛けてきてくれたのは、娘さんと末の娘さんでした。
大丈夫です。娘さんの行動力により直ぐにでも解決することでしょう(^^)/
Posted by simosimo at 2016年01月18日 20:13
なっちゃんパパです。

山ひだの一滴から始まり海へ繋がる水の流れに川魚達の生活があります。
上流、中流、下流域、そこにしか住めない健気な生き物の生活史があります。

本当の父親を知らない僕に、そんな事を教えてくれた方がいます。
今は疎遠になってしまいましたが年齢や職業等、アーバンギアさんのように常に答えを持っていた方でした。

僕は娘を授かった翌年に生存率のかなり低い病気になり完治はありません。
今も定期的に病院に通っているのですが親友の自殺、知人の突然死など僕自身も何度か死んでしまおうと考えましたが娘と少しでも多く時間を過ごしたく前進してます。
娘が生まれたその日に彼女も僕の小指を大泣きしながら握りました。

答えをしっかり持っているアーバンギアさんの子育ては決して間違いないと思います。

人は必ずまた新たな人と知り合いますから、その時までお父さん一緒にいて上げてください。
Posted by なっちゃんままなっちゃんまま at 2016年01月18日 23:07
simoさん:

ご心配おかけして申し訳ありません。
昨日から和声は学校へ行くようになりました。
難しい年頃、そして「女」なので、
中々上手く出来ないことも多くなりました。
それでも、もって生まれた素直さが、あの子の
取り柄でもありますので、なんとか
頑張ってくれているようです。
ありがとうございました。


なっちゃんパパさん:

病気は、つまらないですね。
妥当な言葉が見つからなくて、情けないです。

僕は...
威張れる確信なんて無いんですが、なんとなく
いつも言い切ってしまいます。
駄目人間です。

娘。がっこに行きました。
問題山積みなんですが、こちらの気持ちを察してか、
とにかく行ってみようと思ったようです。
家内が正門まで送っていくと
「しょうがねー行くか、逃げ回ってばっかいられねーし」と
男気のある台詞を残して学校に入っていったと。
さすが我が娘と思いました。

なっちゃんパパさんも、なっちゃんの「あの」すっとんきょうな
表情で随分と救われてきたんでしょうね。
宝ですね。
Posted by アーバンギアアーバンギア at 2016年01月21日 16:27
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
登校拒否
    コメント(3)