2015年07月17日

作業興奮

昨日の記事を開くと下の方にバナー広告が。

なぜか、ゴルゴ13が、睨みを利かせて
「養命酒」を宣伝しているという。

男気溢れる記事だったのか。その割には軽く笑えるが。

さて「作業興奮」という言葉がある。
脳みそは疲れ知らずなんだそうな。

勉強や面倒な作業は中々やる気になれない。
大概の人は、そうではないだろうか。
でも、それをやらなければ重大な損失や欠陥を生み出して
しまう事も十分に理解しているのだ。

脳というものは実に不思議だ。

作業興奮とは「しぶしぶ」始めた事でも、やっているうちに
「面白く」なって、ついつい夢中になってゆくという、
健常な人間であれば誰でも「当たり前」に起こる脳の
興奮状態を指していう。

勉強などの場合、とてつもなくハードルが高い。
なので「とりあえず」の勉強でも始めるのに勇気がいる。
そこで、勉強をするでもなく、机の整理でも構わない。
とにかく「空間」を作らなければ始まらない。
机が綺麗になったら本を開いてみる。なんとなくでも良いから、
「活字」を追ってみるのだ。すると脳は、もう「イヤイヤ」を
発信しなくなる。
それどころか、みなさんご存知の「ドーパミン」なるものを
出して、疲れを取り除いてくれる。

10分のつもりが、1時間くらいは、あっという間に
作業を継続することが出来る。逆に脳は疲れないと言ったが、
実際には身体的には疲労が蓄積してゆくので、適度に
休憩を入れたり、無茶な継続時間を設定するのは非効率だ。

それでも、この事実を知っていても勉強や面倒な作業を
始めることは難しいだろう。
最初に戻るが、これこそ「魂」の存在の証明だと思うのだ。
物理的には折角やろうとしている作業の補助を、しっかりと
行う設定になっているのに、その「初め」については全く
身体的には解決する機能を持っていない。

「研鑽」

神様が与えてくださったと腹の底から感じる。
親になった今だから、本当に感じる。
「さあ、助けてあげるから、兎に角やってごらん」
神が、そう言っている様に感じてならない。
大丈夫、何の心配もいらない。そう言っている。

私は、子供に成長して欲しいと強く願っている。
谷に突き落とすような育て方はしない。寄り添う。
しかし、何でもかんでも親が、やってしまったんでは、
子供は、何も出来るようにならない。
そうだ「覚える」こととは違う。出来るようにならなければ、
人は「意味」がないのだ。

やって見せても構わない。
その後に「自分で」始めてみなければ、学習したことにならない。

脳にある「側坐核」という場所がある。
この機能を思うたび、神も子煩悩だなぁと感じる。
常用性がある「パラドックス」を、どう扱うか。
それだけを神は私たちに委ねているのだから。

あせり。
それは本気になったときに初めて現れる、顕著な心因性。
焦ってからでは遅いが、焦らないと学べない。


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Posted by アーバンギア at 20:04│Comments(0)あれこれ子育て
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