今日のYahooニュースに悲惨な記事がありました。
中国で幼い男の子5人が死んだと。

ゴミ箱の中で死んでいるのが見つかったと。

寒かったんだと思います。大変な寒さだったと。
寒くて寒くてゴミ箱に逃げ込んだ子供達は
マッチで何かを燃やしたんでしょう。
死因は一酸化炭素中毒です。
幼い子供は、そんなことをすれば死んでしまう
なんてことを知る由もなかったでしょう。

中国では貧富の差が広がっています。
元々貧富の差が大きな国でもありましたが。
日本もそうです。格差社会だなんてオブラートに
包んだ言い方をしますね、最近では。
格差の方が「字」にするとキツイ印象を受けますが。
「格」ですからね。

中国やインドでは子供は臓器売買の為に誘拐されたり
人身売買で命を落とします。臓器だけを取り出して
手術で生かしておくなんて面倒な事はしません。
豚や牛、鳥などの家畜のように人を殺して部分的に
利用するんです。思い切りの良い国と国民性です。
凄い！！と言ってしまいますね、思わず。

ストリートチルドレンと呼ばれる「浮浪児」たちは
「良いカモ」です。殺したって誰も訴えない。
手が後ろに回る事は無いですから。
商売をしているクズには格差社会は、この上なくありがたい、
最高の環境と言えるでしょう。

さて日本では大丈夫なんでしょうか。
そんなことないです。最近では猫の子でも捨てるかのように
生まれた赤ん坊を育てられないからという理由で
養護施設に「捨てます」。殺される子供は全体からすれば
まだまだ少ないですけど。

もうじき12月です。
毎年私は、この頃になるとシニカルでニヒリズムに満ち満ちた
記事をブログに投稿しています。
あちこちでクリスマスソングが流れてくる。
ＣＭではクリスマスをアオリまくる。
そんな頃になるとイライラが募ってきてしまうんですよ。

我家のクリスマスは「お説教」から始まります。
こんな私ですが洗礼も受けたクリスチャンです。
神の存在を否定する事は私自身を否定する事です。
イエスについては触れません。
しかしクリスマスを語る上でイエスを語らない訳には
行きませんから、ついでくらいに言っておきます。

クリスマスで馬鹿騒ぎをするのは嫌いです。
大嫌いです。静かに厳かに家族が一緒にいられることを
感謝していたいのです。家族に理解して欲しいと
毎年願っています。

日本にもホームレスは沢山います。
最近の「こじき」は乞食ではないですね。
物乞いはしません。自立しています。ただ家と職と金、
そして「家族」を持っていないだけ。
なので食べられなくなれば静かに死んで行きます。

ルーベンスの絵画のように、中国で亡くなった子供達や
間もなく死んでゆくホームレス達は神の御許に召されて
行くでしょうか。天使達が迎えに来てくれるのでしょうか。
皆生きる事に躍起になっていますが、ひとの痛みや
悲しみを感じなくなってしまっては、哀れみを感じなく
なってしまっては、もう死んでいるのと同じだと
思うのですが。

うちにも中国で亡くなった子供達と同じ歳の子がいます。
この子らが、ゴミ箱の中で重なって死んでいる様子を
想像して吐き戻しそうになりました。

いったい私に何が出来るんでしょう。
無力を痛感しただけでした。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/?1353381788