2011年04月28日

建築を説明する

必要な事です。
そう仕方がないのです。
自分が設計したプランについて「解説」を入れることは
実施へと繋げる作業の中で最も重要なことです。

プレゼンテーション

そう言います。
でも私は、この作業が最も嫌いなんです。

言い訳?

私は建築全てが芸術だとは思っていません。
だから「ある程度」プレゼンについては
不可欠な作業だと納得もしています。

それでも「そこにある」つまり「形になっているもの」について
基本「言葉は要らない」と考えてもいます。

確かに自身の作品の意図が十分に伝わったか?
また何とか理解を得たいと願う気持ちが
「言葉」にして伝えたいと思うのでしょう。

しかし建築家は言葉で表現するのが仕事ではありません。
メッセージを形に託すのが仕事なのです。

自身のメッセージを形にしておいて
わざわざ翻訳しなおすなんて本末転倒ではと。
選考に漏れたり実施に至らなかった場合は
「言葉が足らなかったんではなく設計が不十分だった」
自分の戒めにでも変えるしかないと思うのです。

「ケンカは口でするものではない」と考えているのです。

建築を説明する


建築家 本多 信章さんの家づくりプロフィール

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Posted by アーバンギア at 18:24│Comments(0)建築
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