最近じゃ「コスパ」って言うのが当たり前になりました。


でも若者は、コスパの意味を分かって使ってるんでしょうかね。
まぁ体感的には分かっているんでしょう。使っているシーンが
適切なら、分かっているってことなんでしょう。

コスパ＝コストパフォーマンスってのは早く言えば「費用対効果」
ですね。使ったお金に見合う価値やメリットのことです。
500円でランチを食べて、想像以上に美味しくて、腹いっぱいに
なれば、コストパフォーマンスが高い、つまり「コスパが高い」と
なる訳です。

さて、長女が滅茶苦茶、頑張っています。大変そうなんです。
大学の「課題」がヘビー過ぎて、満足に寝ていないし、
食べていないしの毎日を送っています。先週は二日くらい徹夜も
していたみたいです。死ぬだろ？！って感じです。
お金もないので外食も控えているし、それなのに買い物に行く
「時間」さえないとLINEで送ってくるんです。
泣けます。ガチで。

娘は一浪して今の大学に入りました。現役に受けたときの
「第一志望」ではありません。当初、浪人が決定したときは、
意地でも第一志望の大学に受かってやろうという気持ちだった
そうです。後で聞きました。
しかし私が、きっちりリサーチした結果を娘に伝えると、
自分が偏差値に拘っていたことを愚かだったと理解して
くれたようでした。いや、もちろん第一志望の大学は、とても
良い大学なんです。もう何もかも良い。

娘は建築学科に行っていますが、各大学で特色が意外に違う
ってことを知って欲しいです。建築学ってのは、そこまで深く
教えてもらう必要性を私は感じません。まぁ実際に、建築学部
ってのは工学院くらいにしかないと思いましたし、工学部で
建築を学ぶってことは「実践的」なことを学ぶってことですから。

で、結局「共立女子大学」の建築学科に行くことにしたんです。
もちろん本人の意思ですが、私のリサーチと意見が決定するのに
大きな役割を果たしたんだとは思います。娘は何も分かりません
からね。私が共立を「推した」のには理由があります。
それは一言で言い表せば「コスパが良い」です。

比較的簡単に受かりそうだった。
偏差値は、そこまで高くありません。女子大ですし、競争が厳しく
ないです。その上、AO（みたいなものです）試験もある。
他大学では建築学科はAOを行いません。人気のある学科なので
簡単には合格できないシステムなんです。
大学のHPを見て、驚きました。
学生たちの模型作品やプランニングを見ることが出来ますが、
載っているものは「立派」「凄い」「綺麗」「可愛い」と、よその大学の
「それ」と比べて確実に、えっ？！マジで？！これやらせてんの？
みんな、このレベルで出来んの？となったのです。

大学ってのは「先生」で決まるんです。大学に限らず、指導者で
教育機関ってのは決まるに決まってます。
こんなにクリエイティブで伸び伸びと自分の表現を制限されない
のなら、こんなに良い大学は無いなとなったのです。
共立では調布市とコラボして空き家の有効活用のプロジェクトを
実施したりしています。滅茶苦茶実践的ですし、現代的です。

でね。
正解だったんですよ。正解だったんですけどね、先生もガチでね。
早稲田か理科大なみに課題が多い。
うちは金が無いのでアパート代ぐらいは、バイトで捻出しなきゃ
ならないのですが、そんなもの1ミリも出来ないです。
遊びにも出られない。4月から一人暮らしをしていますが、すべての
土日は課題制作です。
まぁ娘は要領も悪いのですが、父親の「実務」を隣でずっと見てきて
いるので、学生の宿題とは次元の違うものをやってしまいます。
まぁそれも、それで糧にはなります。いずれは。

我が家でも次女が進路を決めるころになりました。
多くの高校三年生が決断をしなければならない時期に差し掛かり
ましたね。実際には、もう5ヶ月くらいは有りますが。
どうか失敗しないで欲しい。
ひっそりと存在している「良い大学」「良い学部」ってのが有ります。
若い時の4年なんて、あっという間です。
大人の言うことに騙されないで、自分の気持ちを信じてください。
でも、疑ってかかる目は大切です。そして、その「大人の言葉」も
情報の一つです。それが正しいのか、間違っているのかは、
心の声に耳を澄ませて判断してください。

人生に間違いは無いです。
今朝、目が覚めて生きているんですから。

昨日提出した模型らしいです。よくできています。