下請けだろうが何だろうが、やっぱ設計は面白い。


って、シミジミ感じた日でしたよ。
今年は、コロナ騒ぎで、プロジェクトが続けざまに頓挫して。
もうどうやって生きていこうかってレベルです。
設計どころの騒ぎじゃなくて。バイトに行こうかなって感じ。
マジですよ。
ドミノピザの配達なんて簡単だし時給良いし、マジで
行こうかなって考えましたもん。

夏ごろになって、少しだけコロナも落ち着いて、「元請」から
声を掛けてもらって、プランニングから、お手伝いをしました。
きつかったし、辛かったですね。やっぱり思ったとおり
「売って何ぼ」のスタンスの仕事の流れでした。
でも今までと違うのは「お客に優しい」んです。
つまり設計屋にはキツイんですよ。前にやっていた下請けは、
確かに設計屋を「トレース」「下働き」そのものの扱いで、
テメー殺すぞ！！とかって切れたことが何度もありましたが、
今回のは、施主には滅茶苦茶「良い顔」をする感じで、
で、外注の設計屋にも「先生」で上げて、おだてて「なんとか」
帳尻を合わせるって会社なんです。

まぁ、どっちが良いかって話なんです。分からないですよ。
ビジネスライクに仕事が出来る人は疲れないですよね。
でも私は「本気」になってしまうんです。それが下請けだろうが
直接のクライアントだろうがです。
だって、住宅なんです。みんな一生に一度の買い物なんです。
良い買い物にしてあげたいし。そもそも良い思い出に
したいですよ。「お互い」。
だから私は一所懸命に考えて、一所懸命に設計図を書いています。
疲れますね（笑）

正直、直接仕事を頼まれるレベルに比べると「相当」に簡単と
いうか、やりがいを感じません。どうしても規格が有るので。
そんな規格の塊の会社に「なんとかならないか？」と執拗に
メールや電話を入れる「異常」な設計士（笑）
それこそ「規格外」の設計士なのですが（笑）

でもやっぱ面白いな、設計。
辞めたいな設計士。
好きなものは儲からないです。
儲けようと思ったら出来無いですね。建築設計なんて。
分かってもらえないな。
医者だったら良かった。司法書士や弁護士でも良いかな。
土地家屋調査士なんていう程度でも建築士よりは儲かるな。
叱られるかもしれないけど、本音だよ。
文句言うなら時給と申告書を見せてみろ！！って言いたいですね（笑）
良いです良いです、儲かった方が（笑）

私は酒が飲めるだけで幸せです。



北軽井沢、嬬恋に建てたいっていう方に出会いました。
私なら温かい家、作れますけどね...