2014年11月19日
ヒメヒミズ
夕べ台所で夕飯の支度をしていると、背後から
ギーッギィーッっという歯軋りと言うか、もう
絶対に「小動物」の鳴き声だよね?!っていう
音が聞こえてきたんですよ。
絶対に「ねずみ」だと思いました。
でもいわゆる「家ねずみ」だとか「野ねずみ」では、
無い事は想像ができました。
前出のねずみは、そんな風に鳴きません。
そーっと部屋を出て、小声で子供たちに
「ねずみがいるぞ」って呼びにいったんです。
子供たちは(家内も)目玉をまん丸にして、台所に
忍び足で集合です。
みんなが、揃ってもギーッギーッと鳴いています。
そういえば、さっき猫がダイニングテーブルの
下で挙動不審な行動をしていたな?!と思い、
並んだ酒瓶をどけると、いましたいました!!
思ったとおり「小さなねずみ」が!!
以前にも捕獲した事のある「とがりねずみ」のようです。
でも前に見たのよりは若干大きくて色も違います。
次女は、何のためらいもなく手でネズミを捕まえると、
「かわいい~」と言って撫でています。
私は、ショックだけで死んでしまう弱いネズミだから
直ぐに放してやれと言ったのですが。
娘は、飼いたい病が出て(笑)
飼うつもりは無かったのですが、明日の朝、森に
返してやろうと思い、そこにあったプラケに
木屑と一緒に入れてあげました。
止めればよかった。
一瞬です。
ものの数分で、ネズミは動かなくなりました。
何の外傷もありません。
ストレスで、あっけなく死んでしまうのです。
放してあげても野良猫の餌食になってしまったでしょうが。
残念です。
今日になってネットで調べてみると、そのネズミは
ネズミではなく「ヒミズ」というモグラの
仲間でした。モグラと言っても、平野部にいるモグラとは
生態が大分違います。穴を掘って生活していません。
前足は穴を掘るには小さく、生態は野鼠に近いです。
体毛は、ビロードのように柔らかく上品な美しさ。
手のひらに乗るサイズで、これが、ペットショップで
売っていたら、結構なアイドルだと思います。
捕まえたヒミズは「ヒメ」という、更に小さなサイズ。
県によっては絶滅危惧種に指定されています。
概ね標高1500m以上の高地に生息していると言う
情報ですが、ここは700m程度なので、これもまた
新しい事実が判明した事になります。
絶滅危惧種。
益々残念です。
目が退化してしまって、ヒメヒミズが自分から
家の中に入ってくるとは、ちょっと考えにくいです。
うちで飼っている猫が咥えてきたってのが
真相ではないかと思います。
餌を与えていますから、おもちゃにしたかったんでしょう。
午前中のうちに土に埋めてあげました。
それにしても。
実にデリケートな生き物です。ストレスで死んでしまう。
簡単に言えば「びっくりして」死んでしまうのです。
よくそんなに「細い神経」で野生で生きながらえる事が
出来るものだと、何度も首を傾げてしまいます。
でも逆に言うと、この深い森は、そのくらい神経が、
か細い生き物でも生き抜くことが出来る「静けさ」と
「優しさ」を持っているという事なのかも知れません。
私には、少し分かるような気がします。
用事があって、街に出ても、全く落ち着きませんし、
長時間では目眩までしてきます。
なんだか同胞が死んでしまったような気がして、
気持ちが沈みました。
夕べも鹿が鳴きました。随分と鳴いています。
私には同じ山に住む同胞だと思えてなりません。
鹿を目の敵にして狩猟する人もいます。
事情もあります。
でも私は...
人間よりは、付き合い易いです。
ギーッギィーッっという歯軋りと言うか、もう
絶対に「小動物」の鳴き声だよね?!っていう
音が聞こえてきたんですよ。
絶対に「ねずみ」だと思いました。
でもいわゆる「家ねずみ」だとか「野ねずみ」では、
無い事は想像ができました。
前出のねずみは、そんな風に鳴きません。
そーっと部屋を出て、小声で子供たちに
「ねずみがいるぞ」って呼びにいったんです。
子供たちは(家内も)目玉をまん丸にして、台所に
忍び足で集合です。
みんなが、揃ってもギーッギーッと鳴いています。
そういえば、さっき猫がダイニングテーブルの
下で挙動不審な行動をしていたな?!と思い、
並んだ酒瓶をどけると、いましたいました!!
思ったとおり「小さなねずみ」が!!
以前にも捕獲した事のある「とがりねずみ」のようです。
でも前に見たのよりは若干大きくて色も違います。
次女は、何のためらいもなく手でネズミを捕まえると、
「かわいい~」と言って撫でています。
私は、ショックだけで死んでしまう弱いネズミだから
直ぐに放してやれと言ったのですが。
娘は、飼いたい病が出て(笑)
飼うつもりは無かったのですが、明日の朝、森に
返してやろうと思い、そこにあったプラケに
木屑と一緒に入れてあげました。
止めればよかった。
一瞬です。
ものの数分で、ネズミは動かなくなりました。
何の外傷もありません。
ストレスで、あっけなく死んでしまうのです。
放してあげても野良猫の餌食になってしまったでしょうが。
残念です。
今日になってネットで調べてみると、そのネズミは
ネズミではなく「ヒミズ」というモグラの
仲間でした。モグラと言っても、平野部にいるモグラとは
生態が大分違います。穴を掘って生活していません。
前足は穴を掘るには小さく、生態は野鼠に近いです。
体毛は、ビロードのように柔らかく上品な美しさ。
手のひらに乗るサイズで、これが、ペットショップで
売っていたら、結構なアイドルだと思います。
捕まえたヒミズは「ヒメ」という、更に小さなサイズ。
県によっては絶滅危惧種に指定されています。
概ね標高1500m以上の高地に生息していると言う
情報ですが、ここは700m程度なので、これもまた
新しい事実が判明した事になります。
絶滅危惧種。
益々残念です。
目が退化してしまって、ヒメヒミズが自分から
家の中に入ってくるとは、ちょっと考えにくいです。
うちで飼っている猫が咥えてきたってのが
真相ではないかと思います。
餌を与えていますから、おもちゃにしたかったんでしょう。
午前中のうちに土に埋めてあげました。
それにしても。
実にデリケートな生き物です。ストレスで死んでしまう。
簡単に言えば「びっくりして」死んでしまうのです。
よくそんなに「細い神経」で野生で生きながらえる事が
出来るものだと、何度も首を傾げてしまいます。
でも逆に言うと、この深い森は、そのくらい神経が、
か細い生き物でも生き抜くことが出来る「静けさ」と
「優しさ」を持っているという事なのかも知れません。
私には、少し分かるような気がします。
用事があって、街に出ても、全く落ち着きませんし、
長時間では目眩までしてきます。
なんだか同胞が死んでしまったような気がして、
気持ちが沈みました。
夕べも鹿が鳴きました。随分と鳴いています。
私には同じ山に住む同胞だと思えてなりません。
鹿を目の敵にして狩猟する人もいます。
事情もあります。
でも私は...
人間よりは、付き合い易いです。
Posted by アーバンギア at 18:48│Comments(2)
│あれこれ
この記事へのコメント
本多さんは山の一部になってるみたい!
Posted by chicaco at 2014年11月22日 05:43
2年ぶりにこのブログを訪れました。
実家に帰ったような気持ち、落ち着きます。
お誕生日ですが、
「7月4日」だと勝手に信じています。
山の人だからです。山そのものに感じます。
7月5日より4日の命式の方が
本田さんにしっくりきます。
実家に帰ったような気持ち、落ち着きます。
お誕生日ですが、
「7月4日」だと勝手に信じています。
山の人だからです。山そのものに感じます。
7月5日より4日の命式の方が
本田さんにしっくりきます。
Posted by ななこ at 2024年02月09日 12:46