2014年01月27日

リフォームの難しさ

今日は振って沸いたような話で現場へ。
リフォームの相談を受けたんです。

お母様が亡くなられて相続が片付き、実家を直して
引越しをしたいという希望でした。

既に施主は、ある程度の考えをお持ちでしたが、
私は自分なりの考えを述べさせていただきました。
ありがたいことにエラク感動して頂き、結構
良いムードで現場の調査は終わりました。

しかし家内と現場の測量を終えて鍵を返しに
仕事場に向かいますと、なんだか先ほどまでの
イケイケ感とは温度差があるようです。

とても人柄の良い「せっかち」な鉄工所の社長さん。

もじもじしてますよ?!
私に気を使って、自分の考えが言い出せないようです。

「あの~やっぱ、奥の部屋をいじるのは、ちょっと」と。
私は、でもそうすれば家の中も格段に明るくなりますし、
なにより奥様が洗濯物を干すのに上の階まで行かなくて
済みますよ!と敢えて私のプランを薦めてみますと。

「最近まで年寄りが住んでいたんで、そこは、そっとしておきたい」と
施主は恥ずかしそうに笑顔をほころばせました。
私もにっこり笑って「そうしましょう、私も先ほど家内と
きっと、奥には手を付けたくないんじゃないかと話していたんです」
と言いました。私は、少し涙目になってしまいましたが(笑)

リフォームは構造をいじらなければ、頭を抱えるほどの
大仕事になることは滅多にありません。
私も建築家の端くれです。
エポックメイキングなアイデア、専門家ならではの施工に対する
知識を持って相談内容を解決します。

しかし一番難しい「人の思い」「家への想い」を汲み取って
再構築する技術に教科書は無いと毎回思い知らされます。

仕事って楽しいなと心の中でつぶやきましたよ。


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Posted by アーバンギア at 19:03│Comments(0)建築
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