2018年05月21日
エアコンを考えている人へ
そろそろジメジメムシムシ、あっつあつの季節ですね(T-T)
暑さを凌ぐ前に、死にそうな「湿気」を何とかしたいですよね。
日本人はっ!!
本日は「空調」について軽く触れたいと思うのです。
エアコン。一昔前は「冷やす装置」だって誰でも思ってましたよね。
冬にエアコンを使うご家庭は少なかったと思います。
理由としては「電気代がもったいない」ってのが最大の理由だった
様に思います。冬場は灯油ストーブを使いましたよね。
しかも「開放型」です。ファンヒーターが普及し始めたのは30年くらい
前からですかね。私は、カナリ早くに持ってましたね。
直ぐ壊れました。燃費も悪かったです。
エアコンも「温まらない」「電気代が高い」という「実感」が有りました。
原油価格の上げ下げで、正直「灯油」が安いんだか高いんだか
分からないですけど。それでもやはり電気代は高いです。
最近のエアコンは随分と省エネですが、それでもTシャツ1枚で
いられるほどに暖房効果を上げようと思ったら、半端無い電気代は
覚悟しなければなりません。
で、「空調」なんですが。空調とは、なにも「温度」に限ったことでは
ありません。温度以外にも「湿度」や「空気の状態」、つまり「臭い」や
「雑菌」などについても理想的な状態に近づけることを「空調」と
言うのです。最近の建築基準法の「横暴」さや住宅設備会社に
HMの「プロパガンダ」で「空調」は、一昔前とは考えられないくらいに
「神経質」になりました。建築士としては、ぞっとします。
私は昔から「高断熱高気密」の住宅を冷ややかな目で見ています。
生まれも育ちも「静岡」だってのが最大の理由ですね。
田舎もんなので、一日中、窓を閉め切って、24時間、機械を使って
空気の状態を管理するなどとは、微塵も考えられないのです。
ただ、高断熱高気密の住宅は「寒冷地」や「高地」の湿度が高くなる
地域では真剣に検討して導入するべきだと、昔から思っています。
ただ簡単な話ではないんです。
高断熱高気密の家は、家自体には、これっぽっちも優しくないです。
そもそも建築基準法の「大きなお世話」のせいと、「住宅金融公庫」の
策略で、木造住宅は「弱い」建物になってしまいました。
耐震性は向上しましたが、「耐久性」は弱まりました。それを補うために
次々と新しい法律を作っては「機械」による耐久性の向上を図って
いるのが「真実」です。
築100年を超えるような木造住宅は思うより多く現存しています。
それは、「人に優しくない」から建っていられるという言い方も出来ます。
ですが、よくよく検討してみると、家に優しいということは人にも
優しいという言い方も出来るのです。
さて「能書き」が長くなりましたが。今日、一番「お伝え」したいことを
今から書きますよ!!空調なんて言葉を使うと難しくて分かり
にくいので、「冷やす」「暖める」など一般的に使う言葉と、専門用語を
解説するように記事を書きたいと思います。
冷やすにも暖めるにも、一昔前までは「人が居るところ」ってのが
当たり前でした。ストーブやコタツ、扇風機などが主力でしたから、
直接的な効果が一番効果的だと考えていましたよね。
しかも「そのときだけ」ってのが前提ですよ。最もな例は「うちわ」です。
暑けりゃ扇げってね。私も小さな頃の夏は「しんどかったなぁ」と
記憶しております。冬もコタツから出ないでいると母に叱られましたね。
で、「一戸建て」がバンバン建ち始めるということは、ハウスメーカーが
バンバン儲かっていったということなんです。で、高度成長期も手伝って、
「クーラー」が売れて行くようになるんです。でも、クーラーなる代物は、
やはり部屋全体を冷やすというよりは「半端無い冷気」を体に浴びせる
ことが出来る装置だって、誰もが受け取っていたように思います。
エアコンの出力の問題もあって、中々リビングから他の居室への
設置は広まりませんでした。
ところが「ジャパネット」の御蔭か「ヤマダ」の御蔭かは分かりませんが、
近年になって「どの部屋」にもエアコンが付いている状態は珍しく
なくなりました。それこそ、都会で窓を開けられない、空気が汚い、
音がうるさいなどの要因で、締め切った部屋でエアコンを使って、
冷房も暖房も行う何ってのが「当たり前」になってきました。
そこへ持ってきて「高断熱高気密住宅」、「省エネ住宅」、「性能表示」
など、沢山の「どうでも良い」仕様が流布されるに至ったのです。
私も随分と研究しました。頼まれて実施もしました。
結局「いらない」という結論に至っている現在ですが、それでも「必要」と
感じるケースが、シバシバ有ります。それは冷やす暖めるという次元で
はなく、「空調」という原点で感じるのです。
空気を綺麗に、しかも気持ちが良い状態に「維持」しなければならない
ケース。それは「弱者」に対してだと最近は納得するようになりました。
「赤ん坊」「高齢者」「障害者」、そして口が利けない「動物」に対しては、
やはり手助けが必要なんだと思います。
そこで空調のことを掘り下げて話をしたいと思うわけなのですが、
大分長くなりましたので、本編は明日ということで。
明日は「全館空調」と「全熱交換」と「顕熱交換」について軽く触れて
みたいと思うのでした。また明日!
暑さを凌ぐ前に、死にそうな「湿気」を何とかしたいですよね。
日本人はっ!!
本日は「空調」について軽く触れたいと思うのです。
エアコン。一昔前は「冷やす装置」だって誰でも思ってましたよね。
冬にエアコンを使うご家庭は少なかったと思います。
理由としては「電気代がもったいない」ってのが最大の理由だった
様に思います。冬場は灯油ストーブを使いましたよね。
しかも「開放型」です。ファンヒーターが普及し始めたのは30年くらい
前からですかね。私は、カナリ早くに持ってましたね。
直ぐ壊れました。燃費も悪かったです。
エアコンも「温まらない」「電気代が高い」という「実感」が有りました。
原油価格の上げ下げで、正直「灯油」が安いんだか高いんだか
分からないですけど。それでもやはり電気代は高いです。
最近のエアコンは随分と省エネですが、それでもTシャツ1枚で
いられるほどに暖房効果を上げようと思ったら、半端無い電気代は
覚悟しなければなりません。
で、「空調」なんですが。空調とは、なにも「温度」に限ったことでは
ありません。温度以外にも「湿度」や「空気の状態」、つまり「臭い」や
「雑菌」などについても理想的な状態に近づけることを「空調」と
言うのです。最近の建築基準法の「横暴」さや住宅設備会社に
HMの「プロパガンダ」で「空調」は、一昔前とは考えられないくらいに
「神経質」になりました。建築士としては、ぞっとします。
私は昔から「高断熱高気密」の住宅を冷ややかな目で見ています。
生まれも育ちも「静岡」だってのが最大の理由ですね。
田舎もんなので、一日中、窓を閉め切って、24時間、機械を使って
空気の状態を管理するなどとは、微塵も考えられないのです。
ただ、高断熱高気密の住宅は「寒冷地」や「高地」の湿度が高くなる
地域では真剣に検討して導入するべきだと、昔から思っています。
ただ簡単な話ではないんです。
高断熱高気密の家は、家自体には、これっぽっちも優しくないです。
そもそも建築基準法の「大きなお世話」のせいと、「住宅金融公庫」の
策略で、木造住宅は「弱い」建物になってしまいました。
耐震性は向上しましたが、「耐久性」は弱まりました。それを補うために
次々と新しい法律を作っては「機械」による耐久性の向上を図って
いるのが「真実」です。
築100年を超えるような木造住宅は思うより多く現存しています。
それは、「人に優しくない」から建っていられるという言い方も出来ます。
ですが、よくよく検討してみると、家に優しいということは人にも
優しいという言い方も出来るのです。
さて「能書き」が長くなりましたが。今日、一番「お伝え」したいことを
今から書きますよ!!空調なんて言葉を使うと難しくて分かり
にくいので、「冷やす」「暖める」など一般的に使う言葉と、専門用語を
解説するように記事を書きたいと思います。
冷やすにも暖めるにも、一昔前までは「人が居るところ」ってのが
当たり前でした。ストーブやコタツ、扇風機などが主力でしたから、
直接的な効果が一番効果的だと考えていましたよね。
しかも「そのときだけ」ってのが前提ですよ。最もな例は「うちわ」です。
暑けりゃ扇げってね。私も小さな頃の夏は「しんどかったなぁ」と
記憶しております。冬もコタツから出ないでいると母に叱られましたね。
で、「一戸建て」がバンバン建ち始めるということは、ハウスメーカーが
バンバン儲かっていったということなんです。で、高度成長期も手伝って、
「クーラー」が売れて行くようになるんです。でも、クーラーなる代物は、
やはり部屋全体を冷やすというよりは「半端無い冷気」を体に浴びせる
ことが出来る装置だって、誰もが受け取っていたように思います。
エアコンの出力の問題もあって、中々リビングから他の居室への
設置は広まりませんでした。
ところが「ジャパネット」の御蔭か「ヤマダ」の御蔭かは分かりませんが、
近年になって「どの部屋」にもエアコンが付いている状態は珍しく
なくなりました。それこそ、都会で窓を開けられない、空気が汚い、
音がうるさいなどの要因で、締め切った部屋でエアコンを使って、
冷房も暖房も行う何ってのが「当たり前」になってきました。
そこへ持ってきて「高断熱高気密住宅」、「省エネ住宅」、「性能表示」
など、沢山の「どうでも良い」仕様が流布されるに至ったのです。
私も随分と研究しました。頼まれて実施もしました。
結局「いらない」という結論に至っている現在ですが、それでも「必要」と
感じるケースが、シバシバ有ります。それは冷やす暖めるという次元で
はなく、「空調」という原点で感じるのです。
空気を綺麗に、しかも気持ちが良い状態に「維持」しなければならない
ケース。それは「弱者」に対してだと最近は納得するようになりました。
「赤ん坊」「高齢者」「障害者」、そして口が利けない「動物」に対しては、
やはり手助けが必要なんだと思います。
そこで空調のことを掘り下げて話をしたいと思うわけなのですが、
大分長くなりましたので、本編は明日ということで。
明日は「全館空調」と「全熱交換」と「顕熱交換」について軽く触れて
みたいと思うのでした。また明日!
Posted by アーバンギア at 21:23│Comments(0)
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